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ミスズ「イリスさ〜ん!あれ?」
グラン「イリスなら居ないよ 」
ミスズ「イリスさんどこ行っちゃったんですか?」
グラン「イリスはまぁ…出張さ」
ミスズ「出張?そうなんですね、」
グラン「はい、これ」
グランは分厚めの本を投げ渡した
ミスズ「え、あっ、わっ!」
グラン「イリスがそれ読んどけだって」
ミスズ「そうなんですね!ありがとうございます! 」
グラン「…じゃ」
イリス「結界に異常はない…か 」
魔物の体をもっと調べないとダメか…
遠出もしたいんだよなぁ…でもミスズの事もあるし…う〜ん、
???「お悩みのようですね、イリスさん」
イリス「ん、珍しいね」
???「お弟子さんの事でしたらお任せ下さい、しっかり面倒をみますよ?」
イリス「考えとくよ」
???「あら、良いんですか?お弟子さんのためにもあの村には行った方がいいのではなくて?」
イリス「…相変わらずお見通しか、」
???「ふふっ、そうですね 」
イリス「お言葉に甘えようかな、行ってくるよ」
???「お弟子さんの事はお任せ下さいね、神の御加護があらんことを…」
イリス「はいはい」
イリス「こんなもんかなぁ…」
あとはお酒を持っていかなくちゃね
久々の旅、ミスズに言わないとダメそうだなぁ…あ、ついでに紹介しとくか
ミスズ「イリスさん!どこに行ってたんですか!」
イリス「外せない急用だったの、ごめん」
イリス「あのさ、悪いんだけどまた行かないと行けなくなっちゃって…」
ミスズ「…え〜!?」
イリス「その間、魔法を教えてくれる人を見つけたから紹介するよ、こっち」
スラリとしたシスターの女性がゆったりと歩いて来た
アリア「聖教会にてシスター長をしております、アリア・フィナンシェでございます
イリスさんとは古い友人ですので、ご安心を…」
イリス「友達…知り合いのアリア、光魔法が得意だから教えてもらってね、悪いやつじゃないから…あと」
モブ男1「アリアさん!俺と付き合ってください!」
モブ男2「いや、アリアさん!俺と付き合ってください!」
アリア「あらあら…」
イリス「こんな感じでファンが多いから守ってあげて欲しい」
ミスズ「分かりました…ってフィナンシェ家って国の三大貴族のひとつじゃないですか?!護衛とか居ないんですか?」
アリア「護衛を常に置くとは常に人を疑っているのと同じものと私は考えております、そのような事をすれば創造神フィーリ様に叱られますので、」
アリア「それに三大貴族と言うのであれば貴女もでしょう?騎士団長様の大切なご息女なのですから」
ミスズ「…確かに」
イリス「こんな感じだけど、仲良くしてやって、じゃ行ってくる」
ミスズ「気を付けてくださいね!」
アリア「ご武運を」
イリス「ん〜」
つづく