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#すのあべ
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「ははっ、ほんっと変わってないな……そういうところが、好きなんだ……」
低く、掠れた声で呟かれた言葉はあまりに小さく、理人の耳には届かなかった。聞き返そうと身体を起こすより早く、両足を無造作に肩へ担ぎ上げられ、熱い塊が一気に最奥まで押し入ってくる。
「ぅ、ふ、……ぁあっ!」
ぐずぐずに蕩けた内壁を、硬い質量のまま強引に押し広げていく侵入の衝撃。その圧倒的な熱量に、理人の全身は戦慄き、激しく震え上がった。
「ははっ、中、キッツいな……。食いちぎるつもりかよ」
「ん、ぃあッ! だめ……蓮、ちょっと、ゆっくり……ぁあっ!」
「悪い、そんな余裕ねぇわ」
断じると同時に、ズンと重く、容赦のない突き上げが理人の肺を圧迫する。
「そんな……は、はぁ……っ、あぁっ! ちょ、ぁ、待っ……あぁっ、んんんっ!」
腹の奥まで届きそうなほど深く貫かれ、あまりの質量に呼吸さえままならない。苦しいはずなのに、その苦痛さえもが溜まらなく甘美な悦びに変換されていく。逃れようともがく腰は、蓮の大きな掌にがっちりとホールドされ、一寸の逃げ場も与えられない。
「はは、すごいな……。中、トロトロで熱くて、吸い付いて離さない」
「ひ、ぁ……あ、そこ、……っ、あぁッ!」
「ここ、突かれるの好きだよな」
弱点である前立腺を集中的に抉るように責め立てられ、理人の思考は白く弾けた。ガクガクと痙攣する足をさらに強く押さえつけられ、何度も、執拗に同じ場所を穿たれる。蓮は理人がどこで感じ、どこを触ればどんな無様な声を漏らすのか、そのすべてを呪いのように熟知していた。
生理的に込み上げた涙を瞳いっぱいに溜めながら見上げると、余裕を失った表情で荒々しく髪をかきあげる蓮の姿が目に飛び込んできた。 普段の涼しげな仮面からは想像もつかない、飢えた獣のような「雄」の貌。その剥き出しの情欲を目の当たりにした瞬間、理人の背筋はゾクリと粟立った。
「は、んっ、蓮……っ無理、や、ぁあっ、イく……っ、イきそ……っ!」
「……堪らないな、お前……」
蓮が低く、獣の唸りのように呟く。それ以上は言葉にならず、ただ猛烈な律動だけが理人の理性を蹂躙した。パンパンと肉同士がぶつかり合う卑猥な音が部屋に響き渡り、理人は無意識のうちに蓮の背中へとしがみついていた。 汗で湿った肌が密着し、体温が混ざり合い、境界線が溶けてゆく。
「く……っ、理人……っ!」
切なげな、祈りにも似た声で名前を呼ばれ、引き寄せられるように唇が重なった。そのまま強引に舌を差し入れられ、貪り合うような接吻を交わしながら、同時に体内で熱い精液が弾ける感覚に理人はぶるりと身体を跳ねさせた。 ドクンドクンと蓮の脈打つ鼓動を内側で感じながら、理人もまた、絶頂を迎えていた。
「……まだ、足りない……」
余韻に浸る間もなく、再び暴力的な律動が開始される。
「や、待て、蓮……っ、イったばかりで……こんな……っ、されたら……すぐ……っ!」
達したばかりの過敏な身体には過ぎた快楽。頭の芯がトロトロに溶かされ、甘く痺れていく。
「いいよ、イって……もっと乱れて、僕だけを見てろ」
首筋に熱い唇を吸い付けられ、キスマークを刻みながら、奥をぐりっと強く擦り上げられる。
「奥、やばい……ぁっ、んんっ!」
「~~っ、締め付けすぎだ……」
蓮が苦しげに眉根を寄せ、短く喘いだ。
「は……全然、収まりそうにない。このまま続きをするけど、いいよな?」
熱い吐息を耳元で吹きかけられ、理人の全身に甘い戦慄が走る。
「けど、いい加減、床じゃ痛くて辛いだろ。……ベッドに行くか」
「ぁっ、待って……嫌だ、今抜くな……っ。気持ちいいから、このまま……っ」
ズルリとせり出す不穏な感覚に慌てて蓮の腰を掴むと、無我夢中でしがみつき、その離脱を阻止しようとした。自分でも驚くほど、それは剥き出しの飢餓感に突き動かされた無意識の行動だった。
「……っ、この……ッ!」
蓮が短く、熱い息を呑む音が響いた。 次の瞬間、繋がったままの状態で身体をグワリと持ち上げられる。理人はしがみついた姿勢のまま、宙を浮くような感覚と共にベッドへと運ばれた。
スプリングの軋む音。乱暴に放り出され、視界が反転して天井が映ったかと思えば、即座に蓮の重みが組み敷いてくる。理人の片足を肩に担ぎ上げると、蓮は逃がさないと言わんばかりに再び覆い被さった。 身体を深く折り曲げられ、真上から最奥を容赦なく突き刺すように、腰を激しく打ち付けられる。
「ぁあッ!」
「……煽ったのは、お前だからな……っ」
ギラついた飢えた獣のような瞳に見下ろされ、喰い尽くされるような勢いで蹂躙される。 その暴力的なまでの交わりに、頭の中で何かがパチンと焼き切れた。
理人は蓮の動きに合わせて自らも腰を揺らめかせ、淫らに脚を開いて、もっともっとと「楔」を強請ってしまう。
「は、ぁ……蓮っ、ん……ぁっ、ふ……っ」
「すげぇ……中、うねって締め付けてくる……」
「あ、う、うるせ……っ、言うな……っ、はぁ……ぁっ!」
剥き出しの言葉で淫らさを指摘され、理人は羞恥で叫びそうになる。だが、それ以上に脳を焼き焦がすような快感の飽和点を超え、もはや感情の制御が追いつかない。
「ん、ぁ……っ、もう、駄目だ……。また、すぐ……、っ」
過敏になった内壁が、蓮の猛りを受け止めるたびに白く弾ける。理人は涙の滲んだ瞳で、縋るように蓮を見上げた。
「……いいぜ、何度でもイけよ。お前のその顔、もっと見せて」
蓮が慈しむように、あるいは冷酷に言い放つと、ラストスパートをかけるように腰の動きを一段と激しくした。 結合部からは卑猥な水音が絶え間なく鳴り響き、肉同士がぶつかり合う重い音が、静かな部屋に理人の理性が崩壊する合図のように刻まれる。
「やっ、激し……っ、蓮、ぁっ! あ、あああぁっ!」
逃がさないと言わんばかりに両脚をさらに高く担ぎ上げられ、理人はただ、蓮が与える狂おしいほどの熱量に身を任せることしかできなかった。
「は……っ、クソッ。その顔、その仕草……お前、マジで……ッ」
「ん、ふ、……ぁあっ! 何、言って……っ」
堪らないと言わんばかりに眉を寄せ、苦しげに言葉を紡ぐ蓮。
「くそ……っ、なんで、そんなに……っ」
「!? ……ぁっ、それ、だめだッ!! っあぁっ!」
突如として愛おしげな、熱を孕んだ眼差しを向けられたかと思えば、胸の突起を強く摘み上げられた。弱点を同時に責め立てられ、堰を切ったように射精感が込み上げてくる。
「ぁっ、だめだ……っ! もう、出る……っ」
「……っは、お前……っ、ほんとエロいな」
「っ、うるせ……誰のせいだと、思って……っ、ぁあっ!」
言葉とは裏腹に、蓮の手が優しく理人の頭を撫でた。 恥ずかしさから文句を言おうとした、その瞬間――。
「く……っ!」
一番深いところを強烈に突かれた衝撃と共に、体内に勢いよく熱い飛沫が注ぎ込まれた。二度目とは思えないほど射精は長く続き、腹の奥でドクンドクンと蓮の命が脈打つのを、理人は肌身で感じ取る。 ビクビクと身体を痙攣させながら、注ぎ込まれる熱をすべて搾り取ろうとするように、内壁がひきつり、収縮を繰り返す。
「くそ……っ。エロすぎるんだよ、お前……」
蓮が身じろぎするたび、それに反応して中のモノがびくんと跳ね上がる。 思わず中を強く締め上げると、頭上で蓮が悩ましげな吐息を漏らすのが聞こえた。
「はぁ……っ」
長い放出が終わり、ようやく満足したのか、蓮がゆっくりと離れてゆく。 ズルッ、と重い音を立てて引き抜かれたそこは、名残惜しそうにヒクついていた。収まりきらなかった白濁がドロリと溢れ出し、ホテルの無機質なシーツを汚していく。
「はぁ……っ、はぁ……」
蓮は力なく横たわる理人を労わるように、その柔らかな髪を何度も撫で、額や頬に吸い付くようなキスを繰り返し落とした。