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いつの間にか屋上にいた。
それもただの屋上じゃない。
フェンスを越えた先の屋上だ。
もう終わりにしよう。と思い支えていた手と足を地から話そうとすると…
?「おやおや?そこにいるのは中高一貫コースの子かな?」
え?
それって私?
しかも声かけてるのって、いつも噂されてた…で隣にいる無愛想そうな子は確か私と似てる…
巴那「なんですか?神代さんに暁山さん」
類「おっと名前は知っているようだねところで君は?」
巴那「中高一貫コースの宮元ですが。」
類「そうかい。で?何をしようと?」
巴那「見ればわかるじゃないですか。」
瑞希「…類」
類「まかせて((ボソ」
巴那「話すことないなら。」
主 こんなかんじだよ
類「待ってくれ!」
巴那「はぁ…今度は何ですか。」
巴那「用がないなら」
仲間なんていない。どうせこの人達だって花凛と同じように裏切る。
そう思いながらフェンスから手を離す。
巴那「あれ。」
足が震えている。なぜだろう。なにも震えることはないのに。
(キーンコーンカーンコーン)
最終下校時刻のチャイムがなる。
巴那「はぁ。」
このままでは先生に見られてしまう。
見られてしまったら大事件となりクラスの人にも行き渡るだろう。
そしてまた嫌ないじめが戻ってくる。
フェンスの内側に行き、カバンを持つ。
巴那「明日はこないでくださいね。では。」
瑞希「ちょっとまっ…」
バタン…(屋上の扉が閉まる)
類「おやおや。行ってしまったね」
瑞希「確かあの子、こっちにも噂が届いてるよね。ボクと同じ感じだとか…」
類「そうだね…ところで明日は僕はくる予定だけど瑞希はどうするんだい?」
瑞希「どうって…何もなくても来てるでしょ。」
類「僕は…」
一目惚れというものをしてしまったのか?
瑞希「ボクたちもかえるよ」
類「…ああ。そうだね。」
類の家
…どうしてしまったのだろう
この僕が一目惚れ…か。
っ…とにかく。巴那くんが助かる方法を探そうではないか。
(ここから巴那視点に変わります)
ガタンゴトン…
あのことを言われてから花凛とは違う時間の電車に乗っている。
そういえば学校の最寄駅の近くに踏切があったはず。
そこで突っ立っとけば…
ポンッ
?!
なに?当たっただけ?
巴那「って…神代さんじゃないですか。」
類「やあ、巴那くん」
はぁ…
深いため息をつく
これじゃ踏切作戦も未遂で終わる。
まぁいいや、屋上でやろう。
そんなことを考えると急に…
類「今日の1限目、空いているかい?」
1限目…数学だったような…先生に言われて次外したら補習って言われたから数学は受けとかないと…
巴那「空いてませんね」
類「2限目は?」
「2…」
体育っぽいな…空いてるけど…全部断ろう。そっちの方が…
巴那「今日は1限目終わったら早退しようと思ってるんで。」
類「奇遇だね。僕もだよだから一緒に帰らないかい?」
2限とか聞いた時点で絶対嘘…(というか僕も嘘だけど)なのになぜか嫌な感じがしない…?
巴那「まぁ…今日だけなら」
なんでいいって言ってしまったんだろう。
類「では1限目終わったら校門前でー」
巴那「はあ…」
んん…
授業終わった…だるいなぁ…
というかこれ屋上に行ったら神代さんと会わずしていけるくない?
名案。これででき…
はっ!屋上って暁山さんいるんじゃなかった?
でも暁山さんなら…
ガチャ…
巴那「は?」
なんでここに神代さんがいるわけ?
類「ふふ。校門で待っていたけどこないからね。」
え?授業終わってすぐ歩いて屋上来たんですけど…
類「まぁ。帰ろうか。」
帰宅路
神代さんと最寄駅同じなんだ…
類「ここで待っていてくれるかい?」
指差された先には公園があった。
巴那「はあ…」
すこし戸惑いながらベンチに腰掛ける。
3分後には神代さんが戻って来た
類「はいどうぞ」
笑顔を見せながら私に心が温まると評判のホットレモンを渡してくれた。(今は冬)
巴那「ありがとうございます」
といって財布を取り出す。
類「いいよいいよ。今日は僕の奢りだ」
咄嗟に神代さんの方を見る。
ありがとうございますともう一度告げ、ペットボトルのキャップを開ける。
巴那「いただきます」
一口、口に入れるといつもと違う温かさに包まれた。
ホットレモンだからだろうか。それとも、いつもより寒いから?
『違うそんな温かさではない』
本心でそう思った
なら、なんで?
いつもと違う温かさ。
『神代さんがくれたから?』
昨日もそうだが、神代さんや暁山さんといると少し楽になれると感じた。
だから足がすくんだんだと今気づく。
そんなことを考えていると、
類「ホットレモン、嫌いだったかい?」
神代さんが心配しながら言う。
巴那「いえ…」
その後10秒の沈黙が走り、
巴那「温かくて…美味しかったです…」
類「それは良かった。」
と言う言葉とともに
類「やっと笑顔になってくれて僕も嬉しいよ」
という言葉がこぼれる
気づかないうちに笑顔になっていたようだ。
あぁ…この時間がずっと続けばいいのにな…
なんていう思いとともに頰に何か温かいものががつたる
類「どうしたんだい⁉︎ごめんね…やっぱり口に合わなかったかな…」
巴那「ちがいま…ううん。ちがうの…とっても嬉しくて…」
敬語を外す。案外スッと変えることができた。
類「ふふ…それは良かった」
そう言うと
類「これからよろしくね。巴那くん」
顔を上げる。
友達になってくれるのではないかと少し期待する。
ちゃんと聞いてみよう
巴那「それって…」
類「僕…いや僕たちと…」
「友達になってくれないかい?」
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こんな感じです!
不定期でお願いします〜!
10年の方はそろそろ再開いたしますが、土日ではなくなる可能性があります!
ぜひこれからもよろしくお願いします!
そして、司くんは次出します!
ごめんなさい…
高校メインで描きたかったけど…
長引きそうです…
ご了承ください!