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向かいに座っているのは、もとき
ホットケーキを目の前にして、
じっと睨んでいた。
大森「……はやくたべたい、。」
小さな声でぼそっと呟く
月城「熱いからもうちょっと待とうね」
大森「…..うん。わかってる」
そう言って、
フォークをぎゅっと握りしめながら、
必死に我慢してる。
でも目はずっとホットケーキ見てるし、
手をそわそわさせ、
膝をぴくぴくさせてる。
月城「ねぇ、そんなに見たらもっと食べたくなっちゃうよ?」
大森「うん…、」
大森「ぼくいま….、がまんしてるから….っ」
ほっぺをぷくっと膨らませながら言うもとき。
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ずっとぷくぷく顔で
ホットケーキを睨み続ける。
両手でフォークをぎゅっと持ったまま
足をぴくぴくさせ必死に耐えている。
ふと、こっちを見ると
潤んだ目で上目遣いをしながら、
大森「ねぇ、もう、いい、?」
大森「もうっ、がまんできないっ、。」
少し震える声。
にこって笑って、「いいよ」って答えたら
顔をぱぁっと明るく輝かせ、
嬉しそうにホットケーキをすくった。
大森「いただきますっ!」
ひとくち食べた瞬間、ほっぺたに
ほんのりピンクがさして、
ふわぁっととろける笑顔になる。
大森「んぅ、しあわせっ…」
ぼそっと呟いて、
ときどきこっちをチラチラ見てくる。
大森「…、たべる?」
大森「ぼくの、あーんしてあげよっか、?」
end.
🥞🍴