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『花が溶ける季節』
溶けると解けるはわざとじゃないです。
「解ける花」
nt×il
花が溶ける季節になった最近＿＿
いるまが纏う甘い匂い
ほんと学ばないね
強かな佇まいの割に脆い心を触れる
ちょっと態度を変えるだけで分かりやすい
「いるまはまだガキだね。」
…あぁ~怒らないで？
だってホントの事だろ。
中身はなんも変わってない
「否定すんなよ？お前は飼われる側
なんだから｣
お前なんて気まぐれで何時手放されるか分からないんだから。な？
「俺が離れたら誰も
掴んでくれないかも…な笑」
俺の下で鳴いちゃって
「だらしないな♡」
それでいて意気地無しで…
本当に救い所がないいるまは…
「いるまにはなつしか居ないんだよっ？」
「ぃる.まに.ぃはっなぁつしかｯぃなイ♡」
そ~やって俺に耽っちゃってご愁傷様
夢を捨てて生活する糧も無くて。
なのに俺から愛が欲しいんだ…？
なら俺の言う事全部従って聞いて？
「ほらいるま」
「3回廻って御手から…♡♡」
「ゎんっ♡」
花が溶ける頃＿＿＿＿
いるまの中の花もドロドロに
解けちゃったねっ♡
𝑻𝑯𝑬 𝑬𝑵𝑫____
続編あるけど２話で終わりの話なんだ。
因みに私は
花が描かれる頃＿＿はる
花が溶ける頃＿＿なつ
花が染まる頃＿＿あき
花が舞う頃＿＿ふゆ
こうだと思ってる
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