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Hayato side
遅めのランチ
コーヒーが美味しい店を調べた
先生はデザートセットにしてケーキも食べた
コーヒーを一口飲んで
「ん」
と声が出ていた
気に入ったみたい
先生、甘いのも好きなんだね
あてもなくブラブラする時間があって
そんな時間ですら
ショーウィンドウに目をやる先生に
ああいうの好きなんだ、って知れて
歩いた先はそれなりの大きさの公園
俺は決心をした
先生は少し疲れたのかベンチに座った
「先生、今日はありがと。楽しかった」
「それは良かった」
俺は先生の正面に立ったまま
不思議そうに見上げる先生
「俺、先生に会いたくて学校行ってたけど、先生が困ってるの…わかってた」
「今日で終わりにしようと思って誘ったの」
「…吉田…仁人さん」
「あなたのことが好きです」
「…今までありがと…」
上手く笑えていないだろうけど
最後に、泣きたくない
先生との思い出が泣いている俺で終わりたくない
先生は俺の顔をしばらく見つめ、何かを考えた後、ゆっくりと口を開いた
「…5歳上の人間が言うべきことではないかもしれないけど」
次にくる言葉を想像して、見ていられなくて視線を逸らした
「…僕は君にまた会いたい」
僕は
君に
また、会いたい…
思わず顔をあげると、薄暗い中でもわかるつやつやした瞳と目が合った
先生の言葉を心の中で唱える
堪えていたのに目が潤んでくるのを止められなかった
思わず抱き締めるけど、先生はそのまま受け入れてくれて
言葉の意味を実感する
「…また会いに行っていいの」
「…はい」
「こうやって会ってくれるの」
「君が嫌じゃないなら」
「…もう、一生大事にする」
先生の肩に顔を埋めると
「…気が早いな…」
と、少し先生が笑った
力が入りすぎたかと思ったけど、先生も優しく抱き締め返してくれた
しばらくそのままでいて、そういえば公園だったと気付いたけど
俺たちを包んで隠すように辺りはすっかり暗くなっていた
1年後…
「…じんちゃん今日も可愛いー」
「…はいはい」
「じんちゃん可愛いって言われるの嫌?」
「…僕の何を見て言っているのかはわからないけど、…君に言われると悪い気はしないです」
「…ほんとに、可愛くて大好き…」
「…僕も好きですよ」
可愛くて大好きな、俺の恋人
fin.
コメント
5件
きゃあああああ最終回!??えやばい恋人!?やばいゃばえああええ?

次の作品も楽しみにしてます。 長文失礼しました🙇🏻♀️

更新ありがとうございます😭 もうこれで終わりだと思うと寂しいです泣 最終話も良すぎました…はやとクンがじんとクンに告白した時に 僕はまたあなたに会いたい って返答してるところまーじで好きです笑 ハッピーエンドで良かったです🥹じんとクンの呼び方が 先生➡️じんちゃんになっててさのじん大好きなので口角上がりまくってました笑とりあえずストーリーめちゃ良かったです笑⬅️すいません笑 語彙力がなくて笑
#佐野勇斗