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…かつて僕は恋をしたことがある…
終わるのは一瞬だった。あっさり振られたんだ
別に、仲が悪かったわけじゃない。むしろ、良すぎるぐらいだった。月に2〜3回はデートしたり、互いの家で遊んだりしてた。
悪い要素などなにもない筈だけど、振られたんだ。
それからは、何をしても楽しめなくなった。
会うこともなくなったし、会おうとする気力もない。ただ家で落ち込むばかりだ。
「何かしなくちゃ…」そう思うばかりで動けない。いっそ、自殺しようかとも迷ったぐらいだ
ある日、突然の電話で起きた。眠い体を無理やり起こして電話に出る。
「彼女が死んだ」 病だったそうだ
なんで別れた…なんでこんなに冷静なんだ…
もう何も感じなくなっていた。感情が…
消えていたんだ
一人自室で呆然としていた…
何も変わらない日常のはず
何か心から抜け落ちた物があった
無意識に行動に移していた。
そして僕は、世界から消えた
「……きて…おきて…起きて!!」
ハッとして目覚めてる。
「生きてる…?死んだはずじゃ…?」
「な〜に寝ぼけてんの…次は体育だよ!早く!」
「お…おぉ…」
いそいそと準備をしながら黒板を見る。
〜6月9日(月) 日直〇〇〜
「…半年前…」
付き合って2〜3ヶ月目…
「タイムリープ?」
そんな事を考えてると
「はやく〜!おくれるよ〜! 」
の言葉であと3分しかないことに気づき、
急いで教室を出るのであった…