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隠して隠して6年半。知っているのは目黒と阿部だけ。
目黒たちの恋の手助けをした。
渡辺は相変わらず、恥ずかしいと言って他のメンバーには言わない。
岩本も、それらしい素振りは一切見せない。
知られたら別れると言われている。
渡辺といられるなら、一切素振りは見せない。
知らん顔することが出来る。
ただ、時々寂しいと思うことがある。見てもいけない、メンバーとして以外、話しかけてもいけない。
渡辺は徹底している。
いつも、目黒とラウールといる。
岩本のそばには、佐久間や宮舘や深澤がいる。
岩本ー練習始めるよ。
佐久間ーは〜い。
深澤ーおぅ。
岩本ー目黒!始めるよ。
目黒ー岩本くん、ちょっと。
岩本ーどうした?
目黒ー翔太くん、凄い熱。
ラウー踊るの無理だよ。
岩本ー翔太?
渡辺ーんっ・・なんか寒気がする。
皆んな集まってきた。
深澤が渡辺のおでこに手を置く。
難しい顔をする。
岩本の方を見て首を振る。
岩本ー翔太、無理だ帰れ。
渡辺ーんっ、ごめん。
目黒ー1人で帰れる?
渡辺ーんっ、だいじょぶ。
目黒に支えられて控え室に向かう。
岩本が、残った皆んなは練習だと声を掛ける。
その頃、控え室で目黒が渡辺に声を掛ける。
目黒ー翔太くん、俺の家にいて?
渡辺ー何?
目黒ー翔太くんち、何もないじゃん、頭痛もしてるでしょ。
渡辺ー大丈夫だ、照の家に行くから。
目黒ーん、大丈夫だね。鍵は?
渡辺ー持ってる。
目黒ーはい、着替え終わり。
渡辺ーありがと、帰る。
目黒ー言わなくていいの?
渡辺ーいい。
目黒に練習に戻れと言い、ふらふらながら自分の足で帰って行った。
家の鍵を交換しているわけではない。何かあった時のために岩本が渡辺に渡していたのだ。
時々、頭痛が酷くて、岩本の家に行くことがある。
残った皆んなは遅くまで練習して、疲れて帰る。
岩本は急ぐわけでもなく、それでも支度が早いから、皆んなに挨拶して帰って行った。
目黒は言う必要はないと思った。