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ランプの魔人好きすぎて萎えた
12月,もうすぐで年が開けそうな日。陸兄様が急に言った「大掃除する」という言葉で今私たちは家の隅々を綺麗にしている最中だ。
埃が舞い,窓を開け,冬特有の冷たい風が頬を撫でる。毎年この冷たい風にあたるたび,少し寂しくなる。だが,今年は寂しい気持ちに浸るのは姉様によってかき消された。
にゃ 『おはよ〜!,って,埃やば!』
『え,なんで掃除してんの?』
空 『陸が急に言い出した』
『掃除しないで年越せないって』
海 『本当計画性ないよな,前から言えっ
ての』
陸 『なんだ文句か?』
海 『その通り,よくその頭でわかったな』
陸 『あ"ぁ?』
あ…やばい,喧嘩になりそう
そう思うと,空兄様と姉様と目が合う。2人もそう思ってるだろう。私たちは頷き,それぞれがすることをする。毎回同じ感じなので,今更言わなくても自分達の役割ぐらい大体わかる。まるで映画のワンシーンみたいに私たちは同時に動き出した。
空 『海〜そのいい頭でこの汚れとって〜』
海 『仕方ないな』
日 『陸兄様,少し手伝ってくれますか?』
陸 『いいぞ』
にゃ 『私終わったとき用のお菓子作っとく〜』
それぞれが自分の役割を全うし,喧嘩を防ぐことに成功した,やり切った私達はまた目を合わせる
この任務を成功された私達は“姉様のお菓子“というご褒美が待っている。
掃除をし始めて2時間が経った,お菓子を作り終えた姉様は今窓拭きをしている,私はというと,いる物いらない物で仕分けをしているところ,
日 『陸兄様,この置き物新しいのにしません
か?』
そう言い,汚れが目立つ置き物を見せる
陸 『そうだな,…明日出かけるか』
日 『はい!』
明日久しぶりに兄様と出かけることに心を躍らせる。嬉しさに浸りながら手に持っている置き物を物でいっぱいの段ボールに入れる。
もうこれ以上物を入れるのは無理そうですね…
そう思い,物置き部屋に向かう
日 『この段ボール,物置き部屋に置いてきま
すね』
陸 『わかった,足元に気をつけてな』
日 『はい 』
ただ物置き部屋に行くだけなのに,陸兄様は心配症だ。いや,陸兄様だけじゃない,海兄様や空兄様,姉様まで「気をつけて」と口を揃えた。その場にいる全員に言われると,逆に心配してくる。
いらない緊張感で、手がほんの少し汗ばんだ気がした。
物置き部屋につき段ボールを置く。
さっきまであった緊張感は跡形もない。ただ,少し薄暗く,寒い,物置き部屋特有の怖さがある。周りを見渡す。誰もいない。
当たり前のことだが,安心し,ホッと息を吐き,肩を撫でる。
自然と目線が下を向きある物が視界に映る。
あ,これって昔姉様が買ってきたランプですね!
擦って魔人を呼ぶって言ってましたね、呼べませんでしたけど…
不思議とランプを手に取りじっくり見る,別にランプが好きなわけでも興味があるわけでもない。なのに,なぜか目が惹かれる。ランプに呼ばれてる気がする。
ずっと見ていたら汚れがあることに気づいた
ん,ここ汚れてますね、
ゴシゴシと汚れを落とそうとする。
すると,ランプから白い光が出る,
日 『うわぁ!!』
気づいた時にはもう自分は白い光で包まれていた。
眩しさで目を強く瞑る。
強い光が弱くなったのを瞼越しに確認する。
恐る恐る目を開けると,全く知らない場所に移動していた,そして…
目の前に人がいた。