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Yuka☆
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#サカモトデイズ
水羽
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✽NIGHTMARE✽
・・・ ーーー ・・・ ・・・ ーーー ・・・ ・・・ ーーー ・・・
「……キ、アニキ‼起きてください‼」
「!?」
目を覚ますと、そこはろふまお塾の楽屋だった。
瞳に映るのは、見覚えのある和服の……
「ッ、か……甲斐田……?」
「いやそれ以外に居る訳ないでしょ!?……アニキ、どうしました?幽霊でも見たような顔をして。」
そりゃあお前が幽霊じゃないか、って思ってるからやろうけど……
「あえ?てか俺、なんで楽屋に……?」
「え?さっき眠いから収録前に起こせって言ったのアニキでしょうが‼ほんとにさっきから変ですよ、悪夢か何か見たんじゃないですか?」
……悪夢。
すとん、とその言葉が胸に収まった。
そうか。そうだ。悪夢だ。そうに違いない。
甲斐田が死んだ、なんてありえへん。何でもっと早く気付かなかったんや。
「…にゃは、いやあ、すごい夢だったで~?」
「そんなに!?え、なになに?怪獣に食われたとか?」
「なんやそれアホなんか?」
「ひどっ!!」
軽く伸びをしながら立ち上がる。
「よっしゃ、行くか!収録やろ?」
「あ、はい!行きましょう!」
慌てたように立ち上がる甲斐田。
その仕草が懐かしい。全部夢だったんだから、現実では少し前のことのはずなのに。
……それにしても、妙に生々しい夢、やったなあ。
「ほらアニキ、はやく行かないと遅刻しますってぇ!」
「うわほんとやん!あっぶな。」
そんなこんなでまあ、収録をして。
社長ももちさんもいつも通りで……そりゃあ俺の夢のことなんか知るわけないしな。
夢の中の社長はむっちゃつらそうやったし、もちさんも何だか変やったから、普段通りの二人を見れてなんか嬉しいわ。
「なあ晴、この後どっか行かへん?早く終わったし。」
「え、ほんとですか?」
「今日は気分いいし奢ったる。」
「……え?あのアニキが?」
「人のことなんだと思ってんや、やっぱなしな」
「ちょおおっ、すみませんでした!奢ってください!!」
「ど~しよっかな~」
「ちょっとぉ!」
他愛のない会話をしながら、事務所の外へ出る。
そういや外に出るのも久しぶりやなあ……って、ちゃうか。あれ夢やん。
は~、あまりにもマジっぽすぎて、現実と混同してまうわ。
「アニキぃ~、甲斐田今日肉食べたいです!」
「ふざけてんのかお前」
「はぁ~?そんくらい良いでしょ!」
「んは、まあいいけど」
「良いんですか!?やったぁ~」
「まあ肉は全部お前焼けよ」
「は~い!」
いや叙々苑一つでここまで喜ぶか?
まあ、悪い気はせえへんけど。
散々飲んで、食べた後。
程よく酔いも回ってきて、いつもよりも饒舌になる。
「そういやさあ甲斐田ァ、俺さっき変な夢見たんよ~」
「変な夢……って楽屋で寝てた時のことれすか~?」
「ん、そ~そ~。なんかさあ、お前がおらんくなる夢。目ぇ覚めた時ほんま焦ったわ~」
「……僕が、居なくなる?」
「ん?そうやけど。まあ夢やし気にしてへんけどな。」
「……やだなぁ、僕、アニキにそんな心配かけたくなかったのに……ごめんなさい、ごめんな、ゲホッ」
咳込んだ甲斐田の口から、赤いナニカが数滴垂れる。
「ッ、か……甲斐田……?…甲斐田!!おい!しっかりしろや!」
「、あ……にき、ごめん……」
すると甲斐田の体が……泥のように変わり、まるで蠟燭が融けてゆくかのように、どろどろと…………
「ッ、!!」
飛び起きると、そこは自室のベッドの上だった。
まだはあはあと荒ぶる呼吸の中で、無理やり心を整える。
…夢?ってことは……この悪夢のような現実に戻ってきちまったのかよ。
……もう少し居たかったわ。
その時、薄暗い室内の中に、機械音が響き渡った。
ピロン♪
なんや、こんな時に。
そろりと携帯を取り上げ、画面を見ると。
【甲斐田 晴 から一件のメッセージが届いています】
「……は?」
数週間ぶりに、メッセージアプリを開く。
ローディングの時間ももどかしい。
やっと、メッセージを開き、画面に映ったのは。
『アニキ、甲斐田最近収録行けてないですけど、最近どんな感じなんですか?』
・・・ ーーー ・・・ ・・・ ーーー ・・・ ・・・ ーーー ・・・
次回予告
第五話:THE END
next→30♡ or 作者のやる気
見たい視点、シチュ、他のパロなどリクエスト御座いましたらコメント欄またはリクエスト部屋にどうぞ。
コメント
1件
うわあ……読んでて胸がぎゅっとなりました。夢の中の「もう少し居たかった」のところ、すごく切なかったです。現実が悪夢みたいで、夢のほうが幸せだなんて……。でも最後に甲斐田くんから連絡が来て、希望が差した感じがしてほっとしました。続きがすごく気になります!