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エピソード3
割れるガラスは美しい
羅田視点
「うーん?」
あれ、なんで俺ベッドに?
あー、そういえば昨日過呼吸で、ペンに看病してもらって寝たんだった
体を起こそうとすると、足に重たい物が乗っていた。
ペンだった
「(´-﹃-`)むにゃむにゃ…」
ペンは、まだ起きてない。
んー。どうしようかな
コンコン
「こんにちは〜」
羅田「え?!」
赤髪の友さんが、いるんだけど?!
帰ってなかったの?!
「ペン君のベッド借りたけど良かったかな?」
モゾモゾ
「ん〜ふわぁーぉはょぅ」
ペンが起きると
「?!アレ?!帰ってなかったの?」
と、ペンがさっき入ってきた友さんに聞く
「あれ?いったよ?ゲームする途中で[今日親いないからここ居ていい?]っ的なノリで」
ペンがあ〜そんなこと言ってたなみたいな顔してる。
「人の話は聞いとけよ。泊まるか泊まらないかみたいな物は特に。」
と言うとペンは言い訳を考える素振りを見せた。
相変わらず、分かりやすいものである
「というか、忘れたのはらっだぁが急に倒れたからでしょ?!」
と、ペンは倒れないでと釘を刺す。
といっても止めれないし、止めるつもりもないが。
羅田「善処しますー。」
ペン「全然分かってなくない?? 」
とペンは顔をしかめる
ペン「そうだ、ねぇらっだぁ」
ペンは改まった様子でいった。
余程、大事な話らしい。
羅田「どした?」
ペン「友さんの友達に会ってみない?」
羅田「え?」
ペン「人間不信を克服したい。2人で」
……正直に言うと、無理というのが本音だ
でも、ペンが言うならばと、
羅田「いいよ。1回だけ。嫌だなとか思ったら、もうこの人間不信を克服するっていう話は無かったことにして欲しい 」
ペン「分かった。」
友「じゃあ決まりかな? 」
友「1週間後の16か17時になった時行くっていってるから。」
羅田「分かった」
ペン「ワクワク⟡.·」
ペンは目を輝かしている。分かりやすい奴だな
……さて、俺も最近外出てないなー
ベランダに駆け寄り、ドアを開け、
薄暗くなり始めた空の空気をめいっぱい吸い込む
そばの小さな椅子に座る。
……
ペン「どうしたの?」
羅田「……?!」
ペンは俺の様子を見て心配してくれたんだろう。優しい奴だ
年上なのに…と情けなさが溢れてくる。
ペン「怖い?友さんの友達。」
ペンはド直球で言う。
そっちの方が後ろめたさが感じられなくていいんだけど…(笑)
羅田「そうだね…ッ少し…少しコワイッ…」
俺を見てくれなくなるのが怖い
レッテルを貼られるのが嫌
期待されると気持ち悪い
羅田「ペン……いや、ペイン…」
ペイン「?」
羅田「少し、少しでいいから……手を握ってくれない?」
ペイン「良いよ。」
夜風に吹かれる中
彼は、彼らは
まだ、何かに囚われている。
作者ーーー
スクロール(タップ)お疲れ様でしたー!
長かったですか?そう思いますよねー!
あ、そろそろ終わりにしますか!
また見てね!