❦「学園生活も楽じゃねぇや〜。」
❡「そうなのー?」
❦「兄貴は理解出来ないでしょうね!
元ヤン優等生がいるわ、ツンデレ狼が居るわ、ましてや、若様ー!って五月蝿いやつも居るし!」
林檎「そういえば、寮は何処に?」
❦「勿論、ハーツラビュル寮。
当たり前っしょ?」
林檎「ですよね、知ってました。」
ハーツラビュル寮に入った、
そう伝えれば兄貴は、目を輝かせて
手を掴んできた。
❦「うわ、何、どしたの…」
❡「良かったー!ハーツラビュル寮で!
ポムフィオーレ寮だったら確実に
ぶん殴ってたヨ!」
❦「関係性で結び付けるのやめな?」
林檎「エースは何処でも合いそうだ。」
そんなことを言われて、少し
照れてしまった。
蛸「…エース、飲むか?」
❦「あ!飲むー!飲みたかったんだ〜!」
林檎「作っておいて良かった。」
そう、飲みたかったものは
林檎が作った、めちゃくちゃ美味い
チェリージュース。
すごく好き。
蛸「相変わらずだな、
すげぇ飲むじゃん。」
❦「大好きだもん♪
飲まないわけねぇじゃん♪」
鸚鵡「久しぶりに帰って来たんや。
学園生活聞かせてぇや。」
❦「良いけど、そんなに面白くないよ?」
学園生活について聞かれたので、
色々答えることに。
❡「入学して初日どうしたの?」
❦「…」
蛸「聞かない方が良かったんじゃね…?」
❦「言わねえからな?
絶対言わねぇからな?」
退学させられそうになった、なんて言えば
怒られるだろう。
蛸「色々あったんだな、
わかった…言うな…」
❦「エイトフットさん大好き…」
❡「え〜、聞かせてよ〜」
❦「やだ…」
林檎「嫌がることを聞くんじゃない。」
❡「うっせクソ林檎」
相変わらずの喧嘩を見て、
微笑ましくなった。
ホリデー期間だから見放題。
炎「…相変わらず、
喧嘩は耐えないわ。」
❦「ですよね〜。」
蛸「うるせぇ…」
角「…仕方ないさ。
日常茶飯事なのだから。」
❦「相変わらず〜…」
女海賊「しかし、大きくなったな。」
❦「身長170越えたよ」
❡「それ以上大きくならないで!」
林檎「コンプレックス…」
❡「だぁってろクソ林檎!」
身長が小さいことを気にしてる兄貴からしたら、絶対言われると思った。
❦「身長気にしすぎ〜。
別に良くね〜?」
❡「林檎には負けたくない。」
❦「頑固。」
そんな頑固な兄貴は嫌いじゃない。
林檎「久しぶりに出かけないか?」
❦「っしゃ〜!楽しみ〜!」
❡「嗚呼、いいんじゃない?」
鸚鵡「ええやん!楽しそうやん!」