柚未「はぁ〜あ。檻ん中キツかった!」
イザヤ「ね〜」
柚未「ささっ、こうしていられない!早くカヤトの元へ〜!」
イザヤ「ちょ、ちょっと待ってよ!早いって!」
ガチャ
柚未「ただいま〜!カヤト!」
イザヤ「ごめん、カヤト…」
あ、あれ?
柚未「暗〜。電気つけても良かったんだよ?もしかして場所分かんなかった?」
カチッ
イザヤ「あれ?」
柚未「2階にいるのよ。ねぇ〜カヤト〜いるんでしょ〜!」
イザヤ「………2階いないよ」
柚未「え、嘘!?」
イザヤ「居なくなってるね…どこか行っちゃったのかな?」
柚未「あ〜あ!待たせすぎちゃったよ!!!最悪!!」
イザヤ「場所もわかんないし、諦めようよ。というか何でそれほどカヤトに執着するの」
柚未「今は横暴で暴れん坊で…面倒なところはあるんだけど…前、前はすごく良い人だったの」
柚未は俯きながらそう言うと、顔を上げた。
柚未「もちろん?今も好きだよ?ピリピリしててね?」
俺は昔のカヤトは知らないからあれだけど、そんなエピソードもあったんだね。
イザヤ「これからどうする?」
柚未「そりゃカヤト探すに決まってるでしょ!行くよ!」
イザヤ「あぁ…うん」
柚未「取り敢えず、手当たり次第探そう。居そうな場所…」
イザヤ「だけど、もう夕日沈んで夜になりそうだよ。家に居よう。探すのは明日に…」
柚未「えー、やだよ。でも真っ暗なのはもっとやだね。見えないし」
イザヤ「ね。だから中にいよう。それで朝になったら探そう」
柚未「おっけー。でも眠くないんだよねー」
イザヤ「ここは何か、、最近あったことでも話してみない?」
柚未「良いね」
イザヤ「………」
柚未「え、どうしたの?」
イザヤ「え、いや…ないなーって」
柚未「そこは言い出しっぺが先に言うんでしょうが。何でなの〜。でもまっ、私あるから言うね〜」
イザヤ「ごめんごめん」
柚未「これ言ったら、次だからね。考えといて!あ、でも考えるのに集中して聞いてなかったはなしね!少しは耳傾けてよね!分かった?」
イザヤ「う、うん。分かったよ…」
柚未「…でね〜!」
イザヤ「長いって…。今何時?」
柚未「もうこんな時間!あっという間〜。でね、」
イザヤ「はぁ」
マリアル「…次はあの館にリベンジね。1人で行ってくるわ。城を守ってなさい」
ジュリアン「良いのかい?1人で」
マリアル「平気よ。あんなの」
エラン「了解しました」
マリアル「死体遺棄しておいて。確かそのままだったでしょ?」
ジュリアン「じゃあ、そうさせてもらうよ」
エラン「はい」
マリアル「さてさて、ここね?」
城から少し、遠かったけれど、なんとか来れたわ。ふふっ、待ってなさい。
またあの地下に行かなければならないとなると胸が痛い。
エラン「…どうしたの?固まって…あれ?」
ジュリアン「まさか、君が先に処分してくれていて、レディには手が出ないのかと思ってね…」
エラン「いや、まだ処分してないよ…。何で女の子だけ…」
一緒に来ていた内の女の子だけがそこにいた。他の2人は?
死者蘇生?いいや、そんな訳…。
??「何とか深夜に回収できたね」
???「…ねぇ、もうダメそうじゃない?」
??「それが、蘇生出来るんだよ。そのまま復活ってことになるけど」
???「出来るのね」
??「しばらくは施設かな」
???「ソロモン72柱の資料更新しないとね…アドラスタのことも」