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話しかけてきたのは




『あ、大・爆・殺・神ダイナマイト』




カツキ「ッてめぇはあのヘラ鳥のっ…ていちいちその名前で呼ぶんじゃねぇ!」




『じゃあ、かっちゃん?』




カツキ「それもダメだコラァ!」




元気そうでなによりだね?




怒鳴ってるけれどちゃんと向き合ってしゃべってはくれる。




ふふふ、と微笑んでいると




「で。こんなところで何してンだ」




と。




『あの…実は迷っちゃって


部屋、203号室だったはずなんだけど…』




そう言うと




チッとかっちゃんは舌打ちをして




「…避難所の塔はここじゃねーよ。


ここァ学生寮の塔になってンだよ」




と話す。




『えっ…!?ほんとに!?』




「ああ」




ま…まじか…




ほんとに広すぎてわかんなすぎ…




こっからどうやって行けばいんだろ…




キョロキョロと辺りを見渡してると




「チッついてこいよ、近くまで送る」




とポケットに手を入れながら


進行方向?側を向く。




案内してくれるんだろうか…?




かっちゃんって…怒鳴ったり、常攻撃的って感じだけど…




『かっちゃん優しいね?』




「うるせぇ!当たり前だコラァ」




いやなんで褒めて怒鳴られんねんwww




____




かっちゃんが前を歩く。




それについて行く。




階段を降りる。




スタ…スタ…






ちょっと待って。






スタ…スタ…




『うっ…』




ちょっと待って、




やばいかも




『ちょっとかっちゃん…』




「あ゛?」




実は今日、起きてから少し気分が悪くて。




『吐きそ…』




「あ゛ぁ!?」




かっちゃんは怖い顔をしてるけど


私に近づいて。




『悪阻かも…』




あ、もう…




「はぁ!?!?てめぇ…あのヘラ鳥との子妊娠はしてんのかァ!?」




それに答える余地なく




『うぇっ…ぐっうぇ』




「おい!?」




気分がすこぶる悪い。




そういえば朝から何も食べてない




というか食べられなかった。




水分も取れないほど。




吐くと、思ってたからだ。




かっちゃんが




「おいッ!…おいッ!」




と叫んでるのが聞こえる。




あ…ついでに貧血…




意識が朦朧とする中、




かっちゃんが私を見ながら心配してる顔が見えた。

あなたのおかげで。

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