「ったく…てめぇは…」
『ごめんってほんと…けどありがとう』
「チッ…なんで俺がッ…」
そう言いながら、私を部屋までおんぶして
運んでくれるかっちゃん。
ほんとは優しいんだからww
と。
「…あの、ヘラ鳥は悪阻ン事知ってんのかよ」
あ…
『いや…知らない』
言ったら、今、忙しいし大変な事してるし
心配かけたくないよ。
「言っとけよ…」
ボソッとかっちゃんは言う。
『いやでも…』
私がそう言うと
「言わなきゃ、美姫ッ…が」
『ん?』
私の事呼び捨てで呼んだ?
そう聞こえたような気がしたけれど。
「言えよ、ちゃんと」
かっちゃんはそう言って私を部屋の前まで
送ってくれ、すぐに背を向けて行ってしまった。
コメント
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ツンデレやな,爆豪……