めめと翔太の距離が近い事は何となくわかっていた。
でも好きだったから、距離が近いだけの今なら押したらいけるんじゃないかと思ったのが全ての間違いだ。
🖤「阿部ちゃんて、俺の事好きなの?」
💚「うん、好き」
🖤「じゃあさ、ちょっと2人で抜け出す?」
集まれるメンバーでめめの家で宅飲みした時、みんな酔っ払っていい感じに気持ちよく寝始めた頃に酒の力を借りて気持ちを話したらまさかの展開。
2人でこっそり抜け出して、追加でお酒を買って外で飲みながらじゃれ合った。
🖤「やば、俺興奮してきたかも」
💚「いいよ、めめのものにして?」
その時は酔っていたからなんでも良かったけど、お風呂に隠れてめめのを口でして、俺がいかされてそのまま寝てしまったから確かにキスも挿入もされていない。
後から知ったけど、その頃から既にめめは翔太と付き合っていた。
だから翔太が俺みたいなハードな事をされているなんて思っていないけど、それでも『しょっぴーはできたよ』と言われると負けたくなくて何でも要求を飲んでしまう。
負けも何も、同じ土俵にも立てていないのに。
🤍「阿部ちゃぁん」
甘えた声のラウールが後ろから抱きついてきた。
🤍「元気ないよ、大丈夫?」
💚「ん、最近寝不足で」
🤍「えっ珍しいね、俺いい快眠グッズ探しとくよ」
💚「ふふ、ありがと」
この最年少の想いを俺は知っている。
可哀想に、俺はこんなに汚いのに。
後日、ラウールは飲み続けると深く眠れるようになると評判だというサプリメントを見つけてきてくれた。
しばらく飲んでいたら本当に夜熟睡できて、気まぐれなめめの呼び出しにも気づかず朝まで眠る事が増えた。
現場ではめめは翔太と仲良くしているので、俺が呼び出しに応じない事にどういう感情を抱いているかはわからなかったけど、よく眠れるおかげで心身共に調子が良かったのであまり気にならなかった。
🤍「阿部ちゃん久しぶり!肌艶いいね」
💚「ありがと、ラウールの教えてくれたサプリのおかげかな。めっちゃ寝られるようになったから」
🤍「ほんと?良かった」
心から嬉しそうなラウールを見ていたら、不意打ちの声に背筋が凍った。
🖤「へぇ、俺も教えてよそのサプリ」
🤍「もちろん!しょっぴーも寝ないもんね」
ラウールの無邪気さが恐ろしかった。
コメント
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ラウの存在が好き🥹 めめー私の推し泣かせないでくれる??笑
ラウちゃんの存在が救い( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)
ここ、ホラーだよな