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Shunta×Jutaro
そういう時の合図を決めたら、思いの外可愛くて良かったという年上ののろけ話を聞いて
じゃあ真似をしてみようかと
「どんなんがいいかな!?」
舜太はすこぶる楽しそうであるが、
「え、それいる?」
反して柔太朗は渋い顔である
出所が例の2人かと思うとなんとも言いがたい感情になるためだった
「じゅうの可愛いとこ見たーい」
「ああ、そう」
こうなった舜太は意外と話を聞かないことを柔太朗は知っていた
仕方なく、
「普段しないところにキスするとか?」
実現出来そうな、かつ別に意識しなくても良さそうな案を出す
「だったら手のひらがいい」
なんとなく下心を感じる言い方だったが、そもそもの話である
「まあ、いいけど」
後日…
「ね、しゅん…しよ?」
首に手を回してストレートに誘う柔太朗に
「じゅう~好きやで~」
とキスしかけて
「この間、合図決めんかった?」
気付いた舜太は柔太朗に尋ねた
「え?そだっけ」
「…なんやったっけ」
「もう、いいじゃん別に言ったらよくない?」
いいところをよくわからないものに邪魔されて柔太朗は少し苛立った
「そやな」
舜太は柔太朗が思うより案外あっさり引いた
そして
「じゅうは何しても可愛い」
と満面の笑みで言った
「そうだよね」
2人に合図はいらないらしい
fin.