テラーノベル
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注意
本作には、人によっては不快に感じる可能性のある描写が含まれます。
下ネタ要素、BL要素があります。
苦手な方はご注意ください。
以上が大丈夫な方のみお読みください。
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[あらすじ]
寝坊してしまった朝、
トイレに行きそびれたまま四季は教室へ。
みんなの視線がある中、一人だけが秘密の我慢を強いられるーー。
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四季「ふあぁ〜」
口を手で押さえつつ、体を伸ばす。
眠気でぼんやりしていた目が、隣を見て止まった。
四季「あれっ、皇后崎は?」
いつもならすぐ隣で寝ているはずの皇后崎のベッドが空いていて、少し焦る。
四季「はぁ!?あいつ置いてきやがった
な!」
四季は慌てて準備を整えたが、トイレに行く時間はもうなかった。
四季「あ〜もうしょうがねぇ!」
部屋を出て、教室へ向かう足もどこか早足になる。
途中で下腹にむずむずと違和感を覚え、不思議に思いながらも先を急ぐ。
四季「とうちゃ〜く!」
無舵野「….5分遅刻だ」
四季「まだ、ギリセーフだろ!」
無舵野「アウトだ」
四季「ちぇっ、5分くらいいいじゃねぇか、けち!」
無舵野「さっさと、席につけ。授業を始める」
四季〔ムダ先のケチ〕
四季は無舵野に言われるがまま席に着く。
教室内を見渡すと、すでにみんなが席に着いていた。
しばらく、授業を聞いていると突然体の中にじわじわと圧迫感が広がり、下腹のむずむずが一層強まった。
最初は何が起きているのか分からなかったが、 次第にその正体に気づく。
四季(あ、これ…もしかして…)
恥ずかしさと焦りが一気に押し寄せ、四季は思わず体をこわばらせた。
下腹の圧迫感はますます強く、座っているだけなのにどうにもならない気持ちになる。
(我慢…我慢….)
心の中で何度も呟きながら、四季は必死に落ち着こうとする。
周りの視線が妙に意識され、息を整えても鼓動が早くなるのを感じる。
体の感覚はじわじわと広がり、思わず足を組み直したり体勢を変えたりするが、変化は一瞬の気休めにしかならない。
(まだ…まだ耐えられる!)
そう思っていたのも束の間で、
急に下腹の圧迫感が苦しくなってきた。
(アッ!やばい…やばい!)
下腹の圧迫感が頂点に達しそうで、座っているだけなのに体が震える。
その変化に気づいた無舵野が、低い声で言った。
無舵野「?…四季、大丈夫か?」
四季は思わず視線を床に落とす。周りの生徒たちも、瞬間的にその様子に気づいたらしく、ちらりと四季を見ている。
頬が熱くなり、体はますますこわばる。
心臓の音が耳に響き、息を整えようとしても鼓動は収まらない。
四季(もう…無理)
「ム…ムダ先」
思わず小さく声が漏れた瞬間、無舵野が時計をチラリと見て言った。
無舵野「授業終了」
四季は小さく息を吐き、体の力が少し抜けた。
下腹の違和感はまだ残るけれど、先ほどの極限の焦りは一瞬だけ和らぐ。
(くそ…やっと終わった…!)
四季は迷わず席を立ち、急ぎ足で教室を抜ける。
背中にはまだ羞恥心がまとわりつくが、頭の中は「早く…早く…」の一心だった。
廊下を駆け抜け、ようやくトイレの前にたどり着く。
心臓はまだ早く鼓動しているけれど、下腹の違和感が少しずつ解放されていく感覚に、思わず肩の力が抜けた。
四季はほっとした息を吐きながら、ぎりぎりの我慢を終えた安堵に浸るーー。
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トイレから戻ると、何人かの生徒が心配そうに声をかけた。
四季「だ、大丈夫だって!ほんとに!」
必死に笑って見せるが、頬はまだ赤いまま。
声も少しだけ上ずっている。
皇后崎は、その様子をじっと見ていた。
(….必死すぎだろ。顔まで真っ赤じゃん)
いつもより落ち着きがなく、視線も定まらない。
それが妙に目について、皇后崎は無意識に口元を緩めてしまう。
無舵野もまた、ちらりと四季を見てから視線を逸らした。
(あんな顔で弁解されると…..な)
何も言わない。
何も指摘しない。
それでも二人は、同じことを思っていた。
ーー必死に取り繕っている四季が、やけに可愛いということを。
当の本人は気づかないまま、ようやく席に着き、深く息をつく。
教室の空気が、少しだけ静かになった。
コメント
2件
ハハッサヨナラ~Ω\ζ°)チーン🪦最高でした
