テラーノベル
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老人の民家に着くと、こじんまりとした、割合住み良い家だった。
台所には、さつまいもが数本と、魚の缶詰が数個置いてあった。
ソウタはそれらを老人から貰うと、尋ねた。
「ここでずっと一人で住んでいるんですか?」
老人は、
「ああ、そうです。
しかし、寂しいものだね。
誰か居てくれるといいんだが。」
としょんぼりと言った。
ソウタは少し考えて、
「僕もここに住んじゃだめですか?
色々お手伝い出来ると思うんです。」
と、聞いてみた。
ソウタはあちこち空き家を探し回って寝泊まりするのに疲れていた。
すると老人の顔がぱっと明るくなり、
「よろしい、よろしい。
うちへ居りなさい。」
と喜んだ。
そうして、二人の生活が始まった。