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〜日本side〜
しくじった…本当、最悪だ。
韓国は協力をら持ちかけてきたが、正直漁夫の利で先に中国を殺されるのでは無いかと言う不安がある。
あいつが信用ならない事は散々迷惑をかけられた私が1番知っている。
だからといって韓国が言ったように、知られた以上は殺す事は厳しいだろう。
どうにか裏切られないようにするしかないな…
考えなければならない事が増えた…はぁ…
そうやって頭をうんうん唸らせていると奴がにやけ顔でこちらを見ている事に気がつく。
韓国…奴もやはり私を完璧に信じてる訳では無いのだろう。
一度は自分を殺そうとした相手だ。
彼の視線に目を向けると爽やかな笑顔をこちらに向けていた。
だからこそ不自然なほどに笑っていない目元を見て、奴の心の闇による圧力を感じた気がした。
そうすれば私はびびって裏切らないようになってくれるとでも言わんばかりの顔をしてこちらを見てくる物だから。
自分は随分と舐められているんだなと思った。
対して中国は…呑気だな…さっきから何をしているんだこいつ。
床に寝そべって足をバタバタさせている。
まるでお菓子を買ってもらえなくて駄々捏ねている子供のようだ。
いやマジでなんなのこいつら。あまりにもカオスすぎないか。
ダンッ!!
中国がいきなり大きな音立てて立上がる。
すると韓国をこれまでに無い形相で睨みつけ、彼の真横に立った。
「なに?」
そう一言言葉をこぼす。
ただどことなく喧嘩腰なのは勘違いだろうか。
「いいや?何考えてんのか気になってな。」
「別に特段何か考えてる訳じゃないし、そもそも考えていたとて何故それを君に言わなきゃいけないの?」
そう言われると、あっそ。とそれだけ言って中国はトイレに入って行った。
〜中国side〜
トイレに入ったは良いが特段何も見つからなかった。
さっき2人が入った時に何かしてたと思うんだが。
流石に不仲決定戦で堂々の第一位を取れそうな奴らがこんな所でおっぱじめるなんて事はないだろう。
ってか、そんなことがあったら精神状態がどうかしてる。
怪しいと思って入ったが、何かしてたとしてもわかる形で残す訳ないか。
それにしても、韓国による日本への圧のかけ方が凄かった。
まるで自分の不都合になるようなことをしたら殺すよ?とでも言わんばかりの顔だ。
日本のことはどうでも良いが我に秘密で何か企んでいる可能性がある。
2人がトイレから出たばっかりの時は異様にこっちに殺気をむけてきたしな。
仕方ないがしばらくは韓国をよく監視する必要がありそうだ。
それにしても思うのが、あの殺気はわざとなのか隠せてないのか。
多分隠せていないだけだよな〜。
あそこで我に見せたところであっちにメリットが一つもないどころかデメリットしか無いだろう。
そういう所はやっぱ若い国と言うか何というか。
この3人の中で最年少の63年前なだけあってまだまだ未熟だな。
ん?我だって62年前に出来たばっかりだって?
何言っているんだ?我の起源は4000年も前なんだ。
お前らの歴史の教科書が間違っている。
まぁ良い。とりあえず何もないと分かった以上トイレですることも無いし出るか…。
ガチャ…
「は?」
「「あ…」」
ドアを開けて一目散に飛び込んできたものは、ベットの上で韓国が日本を押し倒してると言うものだった。
………マジでそう言う関係なのか??????
と思ったが、韓国の方がなにか様子がおかしい。
よく見ると、皮膚に当てるとすぐにでも切れてしまいそうなほど切れ味がよさそうな包丁を持っている。
おそらくキッチンにあったたった一つの包丁だ。
日本の首に当てている事から脅しにでも使ったのだろうと推測出来る。
「お前どう言うつもりだ?」
そう言って見た韓国の顔は凍りついたのかと思うぐらい無表情で。
少し怖かった。
コメント
30件
なんかいつも首切る時とか自分で想像して息苦しくなってる()
なんかみんな可愛いなぁ凄い物語が好き
いやマジでいままで見てきた小説NO.1だわ