賑やかな声
赤髪、水色の髪、白髪、桃色の髪の4人がゲームをしている
俺はその4人の背中を眺めながら、サファイアの目の彼と話していていた
ーそれだけなのにー
俺の目から綺麗なダイヤモンドの水が流れてきた
隣に座っていた彼が心配そうに問いかけてくるのがわかる
その声に気づきさっきまで賑やかだった声が一瞬にして静まり、全員の目線が集まってくるのがわかる
何故だろうか、止めようとしているのに抵抗してくる涙
モルガナイトの発色の彼が俺の前にしゃがみ美しいピンクの目の中には、涙が頬を通っている俺の姿が見えた
静かに俺に問いかける彼には悪いが、俺はもう言葉が出せない、嫌、出ないという方が正しいだろう
ひとつでも口を開ければ、今でも止められない涙がもっと流れてくる
周りがぼやけて何も見えない
いつもだったら見える景色も、感情も測定不能だ
もしかしたら君は怒ってるのかもしれない
呆れてるのかもしれない
涙をふいて恐る恐る君の顔を見たら、少し口角が上がっており、安らかな顔をしていた
黒「え…?」
困惑した様子を見せると彼は俺の頭に手を置いてくれた
桃「大丈夫?」
そう優しく問いかける君の胸の中で泣いた
ずっと、ずっと
周りにいたみんなも静かに見守っててくれた
星(涙って読んで)が止まる頃には俺は疲れきって寝ていた
その光景を見て、皆優しく微笑んだ
コメント
8件
漢字がじぇんじぇん読めなかった…
宝石の色で表現しているのすごく綺麗だなって思ったしメンバーさんが優しさくて感動しました✨
感想コメントください、