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一瞬フリーズしたが、
直ぐに目から涙が溢れてきた。
「 え…? 」
ᴍ ɪ ᴋ ᴜ 「 私、波音が苦しそうな顔してるの見たくないの 」
ᴍ ɪ ᴋ ᴜ 「 だから、嘘はやめて 」
ミクはどこか寂しげな目で私を見つめる。
やめて…そんな目で見ないで、
胸が…心が痛いの。
「 別に、嘘なんか… 」
私は必死に否定する。
ᴍ ɪ ᴋ ᴜ 「 私は、波音が楽しそうに笑ってる顔が見たいの 」
ᴍ ɪ ᴋ ᴜ 「 そう、思うのってダメ…? 」
私が楽しく…?
笑う…?
出来ないよ、そんなの。
作り笑いですら出来ないから。
「 ごめん、ミク 」
「 私、笑えない 」
ミクはまだどこか寂しげな目で私を見つめる。
ᴍ ɪ ᴋ ᴜ 「 そっ…か 」
ᴍ ɪ ᴋ ᴜ 「 …!誰か来る! 」
そう言うと、ミクはスマホの画面の中へと戻って行った。