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昨日は変な日。朝から迷惑記者が門前で群がって邪魔だし、学級委員長決めは寝てたし、昼休憩に何故か記者が押し寄せて食堂がパニクだった。そのあと緑谷くんの推薦で飯田くんが学級委員長になったりととにかく変な日。入学からそんな経って無いのに1日が濃い。授業は仮面ちゃんがイキイキしてるから、過ごす分には退屈しない。
「今日のヒーロー基礎学だが…俺とオールマイト、そしてもう1人の3人体制で見ることになった」
午後のヒーロー基礎学。担任の言葉に疑問浮かべたけど追求はせず、そのまま話が続く。
「ハーイ!何するんですか!?」
「災害水難なんでもござれ人命救助だ!!」
「レスキュー…今回も大変そうだな」
「ねー!」
「バカおめーこれこそヒーローの本分だぜ!?鳴るぜ!!腕が!!」
「水難なら私の独壇場ケロケロ」
「おいまだ途中」
「「「……………」」」
「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上、準備開始」
委員長が張り切るようにバスの席順を指示していたが旅行者や学生向けのバスじゃなく、街中を走るバスタイプ。
「こういうタイプだったくそう!!!」
「イミなかったなー」
対面席を避けて2人席の窓際に座る。
「隣いい?」
「いいけど静かにね?」
耳郎さんが隣に座り、ノイズキャンセラーを装着して目を閉じる。しばらくして出発したのかバスの振動で体が少し揺れた。
「すっげーー!!USJかよ!!?」
「水難事故、土砂災害、火事……etc.あらゆる事故や災害を想定し、僕がつくった演習場です。その名も……ウソの災害や事故ルーム!!」
さすが雄英、金の掛け方違う。
「以上!ご静聴ありがとうございました」
「ステキー!」
「ブラボー!!ブラーボー!!」
スペースヒーロー13号による有り難いお言葉を右から左へ聞き流しているとピリッと肌を刺す痛みが襲った。少し痛む程度でなんともない、これは……
「そんじゃあまずは………………?」
殺気ね。でも全然甘ちゃん
「一かたまりになって動くな!!!」
「え?」
「13号、生徒を守れ!!!」
黒いモヤが噴水広場を埋め尽くす。黒いモヤから次々とガラの悪い人が出てくる。
「何だアリャ!?また入試ん時みたいな、もう始まってんぞパターン?」
「動くな、あれは敵だ!!!!」
手をいっぱいつけた男、異形型、脳みそ剥き出しなバケモンなどなど。みーんな目をギラつかせてる。
「13号に…イレイザーヘッドですか…。先日頂いた教師側のカリキュラムでは、オールマイトがここにいるはずなのですが…」
「やはり、先日のはクソ共の仕業だったか」
「どこだよ…せっかくこんなに大衆引きつれてきたのにさ…オールマイト…平和の象徴…いないなんて…」
手を顔と体中につけてる敵が生徒に増悪をぶつける。
「子供を殺せば来るのかな?」
かちり、と船長時代のスイッチが入った。
タッ!!
「霊華さん!?」
「!?何やってんだ!下がれ!」
外野の言葉を遮断し、噴水広場にいる敵の頭上目掛けて地面が割れない程度の一蹴りで飛び、敵の中心地点で空中に留まる。
「射撃隊いくぞぉ!」
「情報じゃ13号とオールマイトだけじゃなかったのか!?ありゃ誰だ!?」
「知らねぇ!!が、1人で突っ込んでくるとは大まぬけ!!!」
「ボキッといきますよ〜!」
ゴキッ!!
コンクリートが割れるほどの振動。モクモクと粉塵が上がる。今ので半分。弱々しい気配、なんともない奴も何人か。相手は敵、ヒーローが所属している雄英だと知っての不法侵入。圧倒的な力でねじ伏せて相手の心を折り。殺される前に殺るのが得策。煙の中へ落下する。足が地に着いた途端身を屈ませて地を蹴る。身近にいた奴らから骨を折る勢いで殴り蹴る。向かってきた相手の腕を掴んで捻らせてから服に起爆札を貼り付け、2人ほど向かってきた敵達に向かって起爆札を貼り付けた相手を蹴り飛ばせば、小規模な粉塵が起きるが次のターゲットに向けて足を向けた。首、鼻に目がけてて拳を振るい、手だけ動かす奴に足払いして体制崩させてから何かを投げつけてきた方向に壁役として防御。ミニでもそれなりの威力がある爆弾を密集してる場所へ大量に投擲して起爆。向かってくるのを最小限に避けてから腕の骨を折って回転して向かいに投げ飛ばす。足下からくる奴をジャンプでかわて、武器を振りおろす人に身を捩らせて下にいた奴に刺させる。その武器を握って回転しながら頭に向けて蹴り飛ばす。結構な数減らしたはずなのに丈夫な奴が多い…動けてる敵目がけて連打で下から足を折る。目指すは手をいっぱいつけていた男。
「君…親玉?」
黒いモヤが広がる。コンクリートよりは弱めに殴ったけど手応えなし!風を切る音と共に視界に大きな拳が見えた。打撃と爆発音が止み、粉塵が晴れる。そこには4分の1に減った敵と距離をとっている私。頬が切れたのか血が流れてる。
脳みそから距離をとったおかげで頬の傷だけで済んだ。狙っていた手の男は随分と距離がある。そばには黒いモヤと脳みそ剥き出しのバケモノ。
「大丈夫ですか死柄木」
「あれがヒーローの卵?冗談じゃない…あのガキ1人に半分以上潰されたぞ………」
「この血汚いなぁ…」
【(ほらやっぱり手袋は必要ニヤニヤ)】
捉えたと思ったのに別のとこに、あの黒いモヤの仕業ね。新しい手袋を付け替える。
「今のヒーローの卵は随分と優秀ですね」
「すごい…!多対一なのに霊華さんの戦闘センスで押してる」
「分析してる場合じゃない!早く避難を!!」
「させませんよ」
黒いモヤが一瞬で避難しようとした生徒達の道を阻む。
「初めまして、我々は敵連合。せんえつながら…この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは…平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズ…。ですが何か変更があったのでしょうか?まぁ…それとは関係なく…私の役目はこれ」
爆破して黒いモヤの背後を取る。転送の個性は後々厄介な敵。狙うは首。だけど私のやることでは無いわね
SKLIT!
BOOOOM!!
「その前に俺達にやられることは考えてなかったのか!?」
「危ない危ない………そう…生徒といえど優秀な金の卵」
「ダメだ、どきなさい2人とも!」
ブラックホールの構え。転送の個性にそれは得策じゃない。
「散らして」
黒いモヤが視界に広がる。
「嬲り」
うわ、ワープ確定演出。
「殺す」