テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

夜、涼ちゃんの部屋。𓏸𓏸は、そっと涼ちゃんの胸元に毛布をかけてあげると、

「おやすみ」と静かに微笑んで自分のベッドへ行こうとした。


その時――

とても小さな声で、涼ちゃんが𓏸𓏸を呼び止めた。


「……今日は、一緒に寝て、、、ほしい、かも」


ふだんよりもちょっとだけ寂しそうな声。

𓏸𓏸はドキリとしつつ、「うん、いいよ」と優しくこたえ、

涼ちゃんのベッドの端っこに、そっと横になる。


ふたりは同じ毛布の隅っこを分けあいながら、

𓏸𓏸は涼ちゃんの邪魔にならないよう、

気をつけて小さく丸まっていた。


しばらくして――

夜の見回りに来た看護師さんが、ドアをそっと開けてふたりの様子を見た。


同じベッドで、ちょこんと並んで眠る子どもたち。

その微笑ましい光景に、看護師さんは「あらら」と優しく笑い、

そっとドアを閉めていった。


静かな夜が、ふたりをやさしく包み込んでいた。

君の笑顔をもう一度

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

131

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚