ある村にはどの動物にも人間にも平等に願いを叶える神様がいました。その神様はこの頃不思議に思っていることがありました。
「なぜ人間という種族は自分で夢を叶えようとしないのだう?我が叶えるとは言っているけれど代償を払わなければならないのだ。それなら安全な自分で叶えるということをしないのだろか」そう言葉にしては考えていた。
そんなある日、ある男の人間が1人現れた。
「動物を滅ぼしてください」
「何故だ?」
「人間は今狂犬病などの動物の病に苦しめられております。私の娘も動物の病で亡くなりました。どうかお願いします」
そう男の人間は頭を下げて我に言った。
「対価は?」
そう我が聞くと男の人間は子ウサギを1匹差し出してきたのだ。
「このウサギは私たちが大切に育ててきたウサギです。これで沈めてください」
そう言われた神様は1つ質問をした。
「お主、この子ウサギの声が聞こえるのか?」
その質問に対し男の人間は笑いながら言った。
「動物は喋りませんよ。なにをおっしゃるんですか」
そう言い男の人間は帰って行った。
我は質問した。
「お主、人間との生活は楽しかったか?」
「いいえ、ただ家の中にずっと閉じ込められ汚い手で触られご飯を漁れば叩かれる始末です」
「それじゃぁ、人間は我に嘘をついたのか」
「はい」
すると子ウサギはこういった。
「あの神様。人間を滅ぼしてください」
「何故だ?」
「僕の両親は人間に火縄銃で撃たれて死にました。仲間もそうです。みんな撃たれ死んで食べられました。恐ろしい人間共を退治してくださいませ」
「対価は?」
「自分です」
そう答えた子ウサギに神様は深く関心を得た。頷きながら1つ質問をした。
「ここに1輪の花がある。そのくきをきるからそれを対価にしてもいいぞ」
すると子ウサギは目をキラキラさせながら言った。
「では、それで」
そう言い子ウサギは帰って行った。
次の日、予告通り人間は消えていた。
そして………
動物も消えていた。
あたり一体には植物しか生えていなかったのだ。
「何故植物をころくことはいいのだろうか?植物もちゃんと命はある。ただ、話し声がきこえないだけだ。それは、人間と同じことだ」
そう神様はため息をつきながら言った。
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