テラーノベル
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ばぁう「パンッ」
まぜ太「…っ、あ…」
まぜ?
まぜがばぁうに撃たれ、倒れ込む。
俺はまぜのもとに駆け寄ろうとするが、しゆんの力が強く離れない。
必死にまぜの名前を呼ぶ。
あっと「まぜ!!」
「しっかりして、まぜ!」
「ねぇ、まぜ!!」
俺は必死にまぜを呼ぶが、まぜは反応しない。
ばぁう「これで俺が一番だ。」
あっと「…っ」
ばぁう!!
あっと「俺は、お前を許さないっ!!」
俺は涙目になりながら、ばぁうを睨みつける。
ばぁう「そんな顔して、誘ってるのか?」
そういいながら、ばぁうは俺の顎を持ち上げる。
ばぁう「まぁ、いい。お前はもう用済みだ。」
「お前も、まぜ太と同じところに行かせてやる。」
そう言って俺に銃口を近づける。
やられるっ__。
ちぐさ「まぜたん!!あっとくん!!」
そこへ、まぜ太の幼馴染たちがやってくる。
あっきぃ「とりあえず、逃げるよ!!」
あっきぃがそう言って、まぜを持ち上げる。
俺は、しゆんとばぁうを振りほどき、急いで着いていく。
ばぁう「あ〜あ、まぁいいや。」
「またね。」
ばぁうは少し、寂しそうにしながらそう言った。
俺は、それが少し、気がかりだった。
アジトに着くと、けちゃがすぐにまぜ太の治療を始めた。
けちゃ「まぜちは、大丈夫だよ!!自分で急所を避けたみたい。」
良かった、少し俺は安心した。
あっきぃ「あっと、少し、いい?」
あっきぃとちぐが俺の前にやってきた。
ちぐさ「あそこで、何があったの?」
っ、俺はあったことを話した。
あっと「ごめん、俺が」
「俺が、捕まらなければッ」
俺のせいで、まぜは怪我をした。まだ目を覚ましていない。
俺のせいでッ_。
あっきぃ「あっとは悪くないよ。」
ちぐさ「帰ってきてくれてありがとう。」
俺は、いつも周りに迷惑をかけてばかりだッ。
まぜも、ぷりも、俺のせいで迷惑をかけたッ。
あっと「少し、頭を冷やしてくるね」
俺はそう言い残し、その場を離れた。
あっきぃ「ちょっと、1人にならないで!!」
呼び止められたことも無視をして。
なんとなく、離れたくて、俺は街に出て、路地裏に行った。
ばぁう「あんなことがあったのに、不用心じゃない?」
っ、この声は、ばぁうッ!!
あっと「お前に、お前に何がわかる!!」
「俺のせいで、俺のせいでッ」
「怪我人を何人も出したんだぞッ!!」
「それなのに…」
俺は、ばぁうに銃を向けた。
あっと「俺は、お前を許さないッ」
ばぁう「はっwお前が勝てるわけ無いだろw」
そう言いながらも、ばぁうは銃を向けてこない。
その時、ばぁうのあの時の顔を思い出した。
今も、そんな顔をしている。
あっと「お前、もしかして寂しい、のか?」
ばぁう「そんなわけ、」
戸惑うばぁう。
あっと「じゃあ、なんで!!」
「なんで、まぜを撃ったときあんなに悲しそうな顔をした!!」
「俺等が立ち去るときもそうだった!!」
「なんでっ!!」
「本当に憎いやつだったらそんな顔しない。」
ばぁうは俺の言う言葉に反発した。
ばぁう「お前に何がわかる!?」
「お前らみたいに愛されて育ったお前らに、愛をもらったことがない俺の気持ちがわかるのか!?」
ばぁうにもそんなことが…?
ばぁう「俺は、生まれたときから、トップになるために親からは厳しい言葉しか言われていない!!」
「家族で食事をすることも、一緒に寝たこともない。」
「生まれたときから、俺は1人だった!!」
あっと「俺は、お前を許すことはない。」
「でも、お前の過去を否定することはしない。」
「俺が、お前に愛を教えてあげる。」
俺はそう言って銃をおろし、ばぁうに近づく。
あっと「俺は、まぜに会うまで、人の温かさを知らなかった。」
「まぜに、教えてもらったんだ。」
「俺が、ばぁう。お前に教えてあげる。」
ばぁうを抱きしめる。
あっと「それに、ばぁうは一人じゃない。」
「お前の周りには3人も幼馴染がいる。」
「お前は一人じゃない。」
ばぁう「まさか、そんなことを言われるなんてな。」
「ありがとう。あっと。」
「まぜ太を撃って悪かった。」
「俺は、一番になればこの気持ちを晴らせるかもって」
「でも、逆にどんどん虚しくなった。」
「俺、もう少し周りを見てみる。」
「ありがとな、あっと。」
「アンプタック会を狙うのはやめる。」
「それと、あっと。」
「俺、お前のことを気に入った。今度から、お前にアピールするから。」
ーそう言い残して去っていったばぁう。
あっと「は?」
俺は、しばらく立ち尽くした。
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