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ども!宵美夜綺月です!
本物です‼️
今回は、昔私が自己的なもので消してしまった作品【色あせたパレット】のリメイク作品を
お届けします🎵
読切です!
もともとこの作品が好評だったようなので、
過去の記憶を振り絞って書いていきます💪
注意事項はこちら↓
・ご本人様には関係❌
・👑🍵メイン
・マフィアストーリー
・地雷の方はBack
それではいってらっしゃい!
ーーーーーーーーーー
【灰色のキャンバス】
この国には、大手マフィア組織が2つある。
1つは感情のない若頭《ボス》で動く【六奏】
もう1つは、優しい雰囲気を放つ若頭がいる【響音】
この2つのマフィアはこれまで、
互いに引き合うことなく対立してきた。
【六奏】の若頭、王咲〔おうさき〕みこと。
彼は、常に冷静沈着な若頭で有名だ。
🎼👑「…で、報告は?」
🎼👑「まさか、ないとは言わんよな」
🎼📢「複数の構成員《メイドマン》が西の連中にやられたとのことです」
🎼👑「そう」
こんな彼も、昔はよく笑顔を見せていたという。
少しの冗談でもすぐ腹を抱えて笑い、
誰より明るく周りを照らしていた。
でも今はどうだろうか。
血に染まった椅子に自らも染まり、
黒いスーツに身を包み、冷たい眼差しで
指示をする。そして、彼の周りにはいつも、
張り詰めた空気が漂っている。
🎼📢「…どう処理しましょうか」
🎼👑「好きに泳がしとき」
暖かさを感じない言葉。
たった一言でも構成員は息を呑む。
🎼👑「ただし、また手を出してきたらタヒんででも追い返して」
🎼📢「…了解しました 」
🎼📢「では、失礼します」
🎼👑「……」
部活が去るのを見送ることなく、
彼は窓の外を眺めていた。
ーーーーーーーーーー
🎼👑𝐬𝐢𝐝𝐞
外は雨。
なぜか嫌な予感が胸をくすぐる。
原因は、最近よく見る夢だろう。
自分より少し背が高く、
でも、威圧感はなく優しい男。
そして夢から覚める前にいつも聞こえる声。
??「みこちゃん、また明日!」
顔にだけもやがかかり、思い出せない。
🎼👑「どうせ、思い出しても 意味ないんよな」
ーーーーーーーーーー
数日後。
俺は久しぶりに現地に出た。
古びた倉庫。
そこで対峙したのは、俺たちの宿敵【響音】
#ご本人様は関係ありません
KIKU@1週間にゃん
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の若頭、緑野〔りょくの〕すち 。
🎼🍵「久しぶり…っていうのも変か」
🎼👑「敵に言う言葉ちゃうやろ」
🎼🍵「それもそうだね」
ここなら殺し合いしても
タヒ体は綺麗に隠せるな。
そう考える俺とは裏腹に、
すちはとても落ち着いていた。
🎼👑「俺だけになるよう仕込んどいて、 何の用?」
🎼🍵「気づいてたか」
🎼🍵「別に、話がしたかっただけだよ」
🎼👑「敵やのに?」
🎼🍵「敵だからだよ」
🎼👑「あんた、変なやつやな」
🎼🍵「昔からよく言われる」
🎼👑「昔?」
俺がそう言うと、
すちの動きがぴたりと止まった。
殺るなら今しかない。そう思い、銃を構えた。
カチャッ
🎼👑「動くな」
🎼🍵「……」
ジャラッ
こっちの忠告など無視して、
すちはポケットから 小さなキーホルダーを
取り出した。
流星が描かれたしおり。
🎼🍵「これ、覚えてる?」
知らない。
そもそも敵対組織なのに、分かるはずない。
でも。
🎼👑「……ッ」
頭の奥が痛む。
雨の日。
泣いてる。
2人の幼い子供。
??『みこちゃん、これお揃い!あげる!』
🎼👑『ぅえー?俺いらんよ』
??『いいから!』
🎼👑『……じゃあ、すちくんが持っててよ』
🎼🍵『なんで俺?!』
無邪気な笑い声。
何にもない会話。
そんな、あるはずのない遠い記憶。
🎼🍵「みこちゃん」
🎼👑「すちく…いや」
🎼👑「あんたのことは、覚えてない」
🎼🍵「そう言うと思った」
そう言うすちの目は、少し寂しそうで。
そして、静かに笑った。
🎼🍵「俺たちが一緒にいたのは 本当に短い間だから」
ーーーーーーーーーー
幼い頃。
小さなスラムでともに 過ごしたみこととすち。
限られた時間でも、
2人は仲良く遊んで過ごしていた。
毎日同じ場所で遊んで、喧嘩して、
それでもすぐ仲直りして。
帰り際、いつも決まって言うのは、
🎼👑🍵「また明日!」
この言葉。
仲がよすぎるあまりいつも2人は
声を揃えて言った。
明日も、いつも通り会えると思っていた。
でも、2人の親が敵対するマフィアの首領で、
スラムに潜伏していたことが判明した日。
すぐに俺たちは引き離された。
そして、再開した時には。
ーーーーーーーーーー
2人とも若頭になり、
その面影は、昔とずいぶん変わっていた。
🎼🍵「みこちゃんが若頭のプライドを
捨てきれなくてもいい」
🎼🍵「だって俺は、」
🎼🍵「ずっとみこちゃんを探してたから」
みことの目が揺れる。
🎼🍵「俺が思い出させるから」
🎼🍵「忘れたなんて言わせない」
ーーーーーーーーーー
それから俺たちは、誰にもバレないところで
会話を交わすようになった。
昼は表の顔。
対峙したら、お互い一歩の譲らない。
でも夜は、裏の顔。
再会を果たしたこの古びた倉庫で話をする。
🎼🍵「みこちゃん、また疲れてる?」
🎼👑「……別に」
🎼🍵「嘘だ、顔に出てるよ?」
🎼👑「出てへん」
🎼🍵「出てるって」
🎼👑「もぉー、うるさい!」
こんなくだらない会話でも、
すちは笑顔を絶やさない。
その笑顔を見るたび、
俺の中で何かがほどけていった。
🎼🍵「あ、そういえば、昔のみこちゃん」
🎼🍵「めっちゃ天然だったよ」
🎼👑「嘘やん」
🎼🍵「ほんと」
🎼👑「どんな感じやったん?」
🎼🍵「好奇心で木に登って降りれなくなったり」
🎼🍵「男女の友情なんてないって言いながら、女の子の友達いたり」
🎼👑「それ、ほんまに俺なんか?」
🎼🍵「うん」
🎼👑「…最悪やん」
🎼🍵「あと俺が『右!』って言ったら、」
🎼🍵「迷わず左に進んでいったこともあるよ」
🎼👑「それは、そっちが悪い」
🎼🍵「なんでぇ?!」
ほんの一瞬。
この時間が惜しいほど、
楽しいと思ってしまった。
自分でもわからないほどの小さな笑い。
それを、すちは見逃さなかった。
🎼🍵「…今」
🎼👑「え?」
🎼🍵「笑った」
🎼👑「笑ってへんよ」
必死に平然を装う。
でも、今度は誤魔化せなかった。
上がった口角が元に戻ろうとしていない。
🎼🍵「今も笑ってるのに?」
すちは、いたずらっ子な笑みを浮かべている。
🎼👑「忘れて 」
🎼🍵「それはどうかなー」
🎼👑「もぉー!」
ふと目線を外す。
見えたのは、月の光で輝いている海と、
雲ひとつない星空。
昔の俺なんて、とっくにタヒんでいると思っていた。
でも。
俺自身が、若頭の肩書きに潰されて、
閉じ込めていただけなのかもしれないな。
ーーーーーーーーーー
とある夜。
いつもの倉庫に、鈍い銃声が響いた。
俺たち2大マフィアに恨みを持つ、
弱小マフィア集団が俺たちを狙っていた。
🎼👑「…ッ、すち!」
反射的に名前を呼んだ。
そして俺は、すちの手を引いて物陰に隠れた。
🎼🍵「みこちゃん!」
🎼👑「怪我は?!」
🎼🍵「ない」
🎼🍵「みこちゃんは?」
🎼👑「俺もない」
でも、外にはまだ敵がいる。
俺が立ち上がってそちらに向かおうとした時。
🎼🍵「待って」
すちが俺の手を掴んだ。
🎼🍵「1人でなんて、無理だよ」
🎼👑「俺は、【六奏】の若頭やで?」
🎼🍵「もちろん知ってる」
🎼👑「なら_」
🎼🍵「知ってるから言ってるんだよッ」
聞こえてきたすちの声は、
いつもの優しい声でなく、
聞いたことないほど大きく荒い声だった。
🎼🍵「俺は、みこちゃんを失いたくない」
🎼👑「でも、相手は弱小やで」
🎼👑「そんなやつに負けるわけない」
🎼🍵「そう言ってタヒんでいったファミリーを何度も見てきた」
🎼🍵「だから、俺はもう大切な人が離れるのはいやなんだ」
すちの言葉で、俺はまた昔のことを思い出した。
泣いていた俺に寄り添って、
話しかけてくれたすち。
🎼🍵『大丈夫、俺がいるよ』
🎼👑「…すち」
🎼👑「俺、わかったよ」
🎼👑「昔俺が泣いてた時話しかけてくれて仲良くなったんよね」
🎼👑「『俺がいる』って言ってくれたんよね」
俺は、昔のように笑った。
🎼👑「悔しいなぁ」
🎼🍵「え?」
🎼👑「ずっと忘れたふりしてたのに」
🎼👑「結局すちくんのことは忘れられんかった」
🎼🍵「うん」
🎼👑「……ずるいって」
🎼🍵「…そっか」
そう言って俺たちは、小さく笑い合った。
ーーーーーーーーーー
騒ぎが収まったあと。
俺は、自分の組織に帰った。
いつも通りの椅子。
変わらない部屋。
けど、何かが違っていた。
🎼📢「…若頭?」
構成員が声を震わせて話しかけてくる。
🎼👑「何?」
🎼📢「いえ、その……」
🎼📢「少し雰囲気が変わられた気がして」
🎼👑「そう?」
そう言って少し笑った。
🎼👑「まあ、ええやん」
🎼📢「え?」
構成員が、呆然としている。
でもみことは、 前のような怖さと冷たさではなく、
昔のような明るさとあたたかさが戻っていた。
🎼👑「それより、報告続けて?」
🎼📢「ッはい!」
ーーーーーーーーーー
一方その頃。
【響音】本部。
🎼☔️「若頭、最近機嫌良くない?」
🎼🍍「そうか?」
🎼🌸「なんか良いことがあったんじゃない? 」
🎼☔️「敵に寝返ったとか?」
🎼🌸「なんでそうなるんだよ」
3人の構成員が話している時。
それを見越して、すちが声をかける。
🎼🍵「みんな、何話してるのー」
🎼🍵「ほら、仕事しなさい」
🎼☔️🍍🌸「はい」
🎼🍍「まあ、若頭が笑ってたらそれで良いんじゃね?」
🎼☔️「そっか」
🎼🌸「おう」
雰囲気が変わった理由は、誰も知らない、
2人の秘密。
ーーーーーーーーーー
敵対するマフィア。
その若頭2人は、
秘密裏で楽しそうに笑っていることも。
誰も知らない。
そして、みことの中で、
昔の自分が戻ってきていた。
今日、みことの机の上には、
流星のしおりが置かれた。
その隣には、色あせている小さな紙。
そこには幼い字で、
『みこちゃん、また明日ね!』
そう書かれていた。
みことはそれを見て、小さく笑った。
🎼👑「うん」
今度は忘れない。
🎼👑「また明日ね、すちくん」
🎼👑「ありがとう」
俺に、たくさんの色を与えてくれて。
敵同士の運命の中結ばれた、
2人だけの小さな約束が、
これからも続きますように。
ーーーーーーーーーー
【灰色のキャンバス】𝐅𝐢𝐧
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おかえりなさい!
感想、聞かせてください✨
他のリクエストもずっと募集中です‼️
お願いします🥺
それでは、また逢う日まで!
おつよい〜!
コメント
12件
え....え!!灰色のパレットのリメイク版😭😭 設定変えてあげてくれるの嬉しすぎる💕 どっちかでわかんなくなってるけど、元々🍵くんの設定と違ってたよね....?!ほんとに好き!🥹💕
読了しました…! 幼い頃の絆が敵対組織の若頭同士として再会する、この歪な運命の描き方、すごく好みです。すちくんが“忘れたなんて言わせない”と一貫して向き合い続ける態度に胸が詰まりました。みことの心の氷が一枚ずつ溶けていく様子が、倉庫のシーンやしおりの演出でじわじわ伝わってきて、最後の“また明日”で完全に持っていかれました。タイトルの【灰色のパレット】が、思い出が色を取り戻す象徴として効いてますね。読切とは思えない密度で、読後感がとても温かいです。素敵な作品をありがとうございます!