ゾム)ッッグルッペン!!
タイマーの音が鳴り響く。
時計は針を動かし、
着実に時が進む。
グルッペン)、、、ゾム、あいつらに伝えてくれ。
「楽しかった」ってな!!
ゾム)ッッいやや!
ドッカァァァァン!!!
伸ばした手が届くことはなかった
トントン)、、、
コネシマ)、、、
会議室はいつもの雰囲気とは違う、
冷たい空気で満ちている。
各々が怪我を負い、
身体中に包帯だらけ。
ゾムは1番ひどかった。
シャオロン)、、、なんでグルッペンが死ななあかんかってん。
そう、グルッペンが行方不明になった。
いつもの戦争のはずだったのに、
勝つはずだったのに、
総統室に時限爆弾
もちろんのこと爆発。
そしてグルッペンが爆発に巻き込まれた
、、、スパイがいたのだ。この軍に
オスマン)、、、情報を見たら、ゾムの部隊にスパイがおったらしいな。
コネシマ)ッッおまえ、なんで気づかんかってん!!
コネシマは怒りながら胸ぐらを掴む
ゾム)、、、ごめん。
コネシマ)謝ってもどうにもならへんわ!!
鬱)シッマ、落ち着けって。
コネシマ)失われた命は戻らへん!!怒らずにいられるかよ!!
ロボロ)、、、大先生の言うとうり。もしかしたらグルッペン生きてるかもやろ?
シャオロン)、、根拠がないやんけ。しかもゾム、目の前におったんやろ?グルッペン。助けられへんかったんやろ?
ゾム)、、、ごめん、
オスマン)、、、ほんまにな。手が届かんかった?そんぐらい根性でなんとかせぇや。なぁ見殺しにしたんか?なぁ!?
ひとらん)マンちゃん、落ち着いて、?らしくないよ。
オスマン)、、、すまん。
トントン)、、、ゾム、お前無口すぎやろ。なぁ、何してんの?お前が元凶やねんで?
ゾム)、、、おん、
トントン)ッッなんやねんその態度!!
鬱)とんちも、落ち着いて、!
トントン)お前らも思ってるやろ!?ゾムが助けてたら、ゾムが身代わりになってたら、グルッペンじゃなくてゾムが死んでたら!!
ゾム)ッッ、
ロボロ)、、、
チーノ)ぁ、
ショッピ(、、、否定できない。どこかで思ってしまってる自分がいる。)
兄さん)、、、そこまで責めんじゃねぇ。
ぺ神)今この中で1番辛いのはゾムなんだからね。
トントン)ッッなんで!
兄さん)、、、当たり前だろ。救えなかった命、最後の顔、最後の言葉、全部見てんだよ。ゾムは。
ぺ神)、、、それなのに責めないでくれる?精神的に参ってるんだよ?
コネシマ)、、、そんなの関係あらへんわ。だからなんやねん、事実は変わらへんやろ!!
エーミール)コネシマさん、!
ゾム)、、、ごめん。ちょっと外行ってくる。
ロボロ)ついてこか?
ゾム)、、、ごめん、ひとりにさして。
ロボロ)ん。
コネシマ)、、、チッ
チーノ)、、、ぁの、
トントン)なんや?
チーノ)ほんとに全部、ゾムさんが悪いんでしょうか、?
シャオロン)なにいって、、、
チーノ)、、、だって、結局助けられなかったのも、見つけられへんかったのも同じじゃないですか。なのに、なんでゾムさんが、、、
兄さん)、、、そうだよ。今回は全員に非がある。だからこれ以上話し合っても意味ねぇ。解散。
鬱)、、、タバコ吸ってくるわ。
ショッピ)、、、わいも、
ゾムside
外へ行くと言ったけれど、
どうしても総統室の前に止まってしまう
どうしても彼の幻想が見えてしまう
皆と笑い合う、彼が。
ゾム)、、、手、届かんかったなぁ、
トントンの言う通りだ。
自分が死ねば良かった。
どうして生き延びた、
どうして守れなかった、
、、、この、ゴミカスが。
グルッペン「ゾム、疲れた時はピアノを弾くんだぞ!!」
、、、彼はそう言っていたな。
俺とグルッペンの秘密の場所、
本棚の裏にあるピアノ室。
よくここに来て弾いていたものだ。
ゾム)、、、懐かしいな。
3日ほど触ってないだけなのに
久しく感じる。
元々俺は貴族だからピアノは弾けていた
だから度々グルッペンとセッションをしたり、教えていたりしていた。
その度に、グルッペンは、
「ゾムの音色は優しいんだゾ!」
といってくれてたっけ。
懐かしいなぁ、
もどりたい、
戻りたいけど、
戻れない。
泣きながらピアノに手を置く。
、、、指が震える、
触れない
俺なんかが触っていいものじゃない、
ゾム)、、、ん、?
ピアノの上に何か手紙があった。
開いてみると、こう書いてあった。
拝啓、ゾムへ。
やぁやぁ諸君、
これを見つけたのは誰だろうか?
まぁゾムしかいないけどなw
これをみつけたということは、
私は死んだのか?
まぁそんなことはどうでもいい。
ゾム)、、、どうでも良くないわ。
なぁゾムよ、
いま、誰か一人が責められてないか?
一人のせいにして、
自分が楽しようとしてる奴がいないか?
俺は心配だ。
、、、もし、もしだぞ?
お前が責められているなら、
俺の実家に手紙を送ってくれ。
何かが起こると思うゾ!
ではな。ゾム、
無理するなよ。
ゾム)っー!
読み終わった時には
号泣してしまっていた
あぁ、ほんとに送っていいのだろうか
本当に頼っていいのだろうか?
助けられなかったのは同じだ、
みんなの言うとおりなのに?
、、、頼ってみようかな、
俺はそこから自室に戻り、
手紙を書いた。
それをグルッペンの実家に送った
ゾム)、、、ほんまに、なんとかしてくれるんか、?
生きているかも危ういグルッペンが、
どうにかできるものなのだろうか、?
数日後、
手紙が俺宛に来た。
グルッペンかもしれない、
と少しの期待を込めて開ける。
拝啓、ゾムへ、
まさかほんとにゾムが
責められてるなんてな。
ちなみにだが、私は生きている
ゾム)っ!?
勝手に殺すなよ?
まぁあいつらに言ったって
わからんと思うが、
場所は教えない。
だが、近々そちらに帰る。
待っててくれ。
そして、俺が帰るまでまでは、
いつも通りに振舞ってくれないか?
俺帰ったらどれだけ泣いてもいいから、
それまでは任せたぞ!
グルッペンより。
ゾム)、、
生きてるんだ、
生きてるんやな、
グルッペン、
でもまだ秘密か、、、
まぁええ、
今俺がすべきことは、、、
ゾム)、、、総統命令やもんな、!
トントンside
あの事件から数日後、
ゾムがイタズラするようになってきた
鬱先生を驚かしたり、
上からものを投げたりと、
いつものようなイタズラだ。
、、、本当にイライラしてる
らしくないかもしれない。
けど、ゾム、
お前のせいなんやで 、?
鬱)全員集まったー?
ショッピ)はいっす。
鬱)んじゃ、いただきまーす。
ゾム)いただきます!!
コネシマ)、、、
ゾム)へいへい大先生ぇ?食べてへんのちゃう?
鬱)うっぷ、やめてください兄貴ぃ!w
ゾム)まだまだいけるやろ?w
鬱)やめてぇぇえw
コネシマ)、、、なぁ、
トントン)、、、どうした?
コネシマ)なんでゾムは、そんないつも通りなん?
ゾム)んー?元気な方がええやろ?
コネシマ)、、、グルッペンはもうおらんのやぞ?
ゾム)、、、根拠がないやん?
コネシマ)あの爆発を直で受けて生きてると思うか?なぁ、目ぇさませや!!
トントン)、、、たびたび総統室に行ってんのはそう言うことか?もうおらんねん。グルッペンは。
鬱)、、、ゾムさん、グルッペンはもう、
ゾム)、、、うるさいねんけど。
シャオロン)は、?
ゾム)おらんおらんって、なんやねんお前ら。我らが総統が死んだ?そんな訳ないやろ。生きて帰ってくるわ。
ひとらん)、、ゾム、グルッペンは、
ゾム)うるさい!!黙れ黙れ!!
グルッペンが行方不明になって以来
初大声を出したゾム、
泣きながら喋っている.
ゾム)あー、あかんわ、約束したのに、破っちゃった、ごめん、ごめんなさい
ショッピ)ゾムさん、、、グルッペンさんは、もう、いないんですよ
ゾム)、、、おる、けど、まだ秘密かな、泣いちゃったからわからんけど、帰ってくる
コネシマ)、、、早よ、現実見てや、俺らも悲しくなんねん、!
オスマン)、、、グルッペンは、もう、おらんから、!
ゾム)ッッー!ポロポロ
??)勝手に殺されてしまうのは困るなぁ。
聞いたことがある気がする声、
どうしてだろうか、?
トントン)ッッ誰や!?
??)お前らの総統、、、
グルッペン)グルッペンだが?
チーノ)ぇ、?
シャオロン)ぐ、グルッペン!?
ぺ神)いきてたの!?じゃあなんで来なかったのさ!!
グルッペン)街の方の病院に行っていたんだ。そしたら思いの外入金期間が長くてな。遅くなった。
ロボロ)ッッバカやな!!
エーミール)ほんと、バカです、!!
グルッペン)、、、それより、お前ら、ゾムを責めたらしいな、?
チーノ)ひっ、
ドス黒いオーラを纏ったグルッペン。
新人のチーノはマジで怖がっていた
グルッペン)ぜーんぶゾムから手紙で聞いてるゾ?さぁ、今お前らがすべきことは、?
さて、ここで問題だ。
ここから我々幹部は何をするのだろうか
1️⃣土下座
2️⃣切腹
3️⃣泣く
さぁどれであろうか、
全て絵面的にやめてほしいが、
正解は、、、
1️⃣と2️⃣である。
ではお見せしよう、
「「申し訳ありませんでしたぁ!!」」
ゾム)えっ、えっ?
ひとらん)ど、どうすればいい?とりあえず外道丸で切腹しようか?
トントン)あぁ、俺も粛清剣で、、、
鬱)ゔぇぇぇ!ゾムさんごめんねぇぇ!!
チーノ)ゾムさぁぁぁん!!すいませんでしたぁぁぁ!
ゾム)ま、まってまって!切腹せんといて!大先生とチーノは抱きついてくんな!
シャオロン)ほんまにごめん!!タヒのか!?タヒのか!?!?
ゾム)タヒぬなタヒぬな!!
ショッピ)、、、ほんまにすいません、俺が不甲斐ないばかりに、、、
ゾム)しょ、ショッピ君が気にすることちゃうで、?
トントン)お前のせいとかいってもぉてごめんなぁ!!
ゾム)、、、でもさ、今回は結果的に良かったけど、俺が悪かったと思うねん。その、目の前にいたのに助けられへんかったし、実際こんな怪我まで負ってるし、な、?
シャオロン)、、、そんな訳ないやろ、!今回は俺らも悪かった!目の前にいたってだけでゾムのせいにして、俺らだって間に合わへんかったのに、!
ゾム)、、、でも!俺がヘマしなかったらグルッペンが怪我を負うこともなかったやろ!!
グルッペン)、、、なぁ、何か勘違いしてないか?
鬱)勘違いって?
グルッペン)私がこれだけの怪我で済んでるのは、ゾムがクラレ印の守護の球を投げてくれたからだぞ?あれがなかったら確実に俺は死んでいただろうな。
ゾム)え、?
トントン)お前、投げたって聞いてへんぞ!?
ゾム)ま、間に合ってへんと思ったから
グルッペン)全然間に合ってたぞ?なんなら早かったぐらいだ。
ゾム)ま、まじかぁ、、、
コネシマ)もうこれ完全にゾムのプロ結果やんか、、、
ゾム)は、はぇー、思ったより有能やな俺、、、
グルッペン)、、、まぁ、今後俺が怪我を負ったとしても誰も悪くない。いいな?
「「ハイル・グルッぺン」」
ゾム)はぁ〜、何はともあれ、無事で良かったわ。
ぺ神)、、、そう考えるとさ、この中で1番怪我してるのゾムじゃない?
兄さん)確かに。1番食らってるもんな
ゾム)あーね、?
ぺ神)その割には、怪我見して貰ってないけど?
ゾム)いやぁ、あの状況でいうのもなんやから、、、
ぺ神)はい医務室いこうね〜。
ゾム)うぎゃぁぁぁ!!
割と長かったかな?
え?これ書くんだったら、
チャットノベルうごかせって?
ちょっとなにいってるかわかんない☆
おつむー!
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タヒパロって最高っすね、タヒんでないけど