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「バン!」・勢いよく扉が開いた
バイス「遊ぼうぜ!」・レモン色の
小さな犬が、ズケズケと入ってきた
ぷー吉「ふあ、だれ?」・茶色の犬が、
おすわりしながら、バイスを見た
「ゴツッ!」・バイスは、ぷ―吉に
頭突きをした
バイス「何する?」・ぷー吉に訊いた
ぷー吉「お花畑(笑顔)。」・バイスに
答えた
「ゴツッ!」・バイスは、ぷー吉に
頭突きをした
バイス「砂んとこ(砂浜)行くぞ!
」・家を飛び出した
ぷー吉「ふぁい。」・バイスに
付いていった
「ヒュオ〜…!」・カモメが空を飛び、
眼下には、小さな島が浮かんでいる
「タッタッタッ…!」・バイスたちは、
村の外へ向かった
バイス「ジャマ(怒)!?」・巨大な
カボチャが、村の出入口をふさいでいる
ぷー吉「ノドかわいた。」・バイスの、
うしろで、おすわりした
バイス「しゃあねぇ。ジェイクの
とこ行くか。」・引き返した
酒場のジェイク「さてと、あいつらに
ゴハンを作ってやらないとな。」・
酒場の中のカウンターで、手を
拭いている
語り手「彼の本名は、
『ジェネレイツ・T・プロダーン。』
オオカミの獣人である。」
「バン!」
バイス「ちゃーっす!」・勢いよく
扉を開けた
酒場のジェイク「よう、バイス。
元気がいいな。」・バイスを見て言った
バイス「村の、でぐちに、あるアレ、
じゃま。それと水。」・周りを見ながら
、酒場に入ってきた
「トコトコ…。」・ぷー吉も入ってきた
酒場のジェイク「また、村長か…(考)
。わかった。あとで命令しておく。
」・腕を組んで、うなずいた
語り手「獣人とは、動物たちの声を
聴くことができる種族なのだ。」
「ジャーッ。」・酒場のジェイクは、
コップに水を注いだ
酒場のジェイク「ほらよ。」・バイスの
前に水の入ったコップを置いた
バイス「ほい。」そのコップをぷー吉に
渡した
ぷー吉「ゴクゴク…。」・両前足で
コップを持ち、水を飲み始めた
酒場のジェイク「ところで、お前らも
ゴハンを食べるだろ?」・犬たちを
見ながら屈んだ
バイス「いらね。」・外に向かって
走り出した
酒場のジェイク「そうか。」・バイスの
、うしろ姿を見ながら呟いた
ぷー吉「ゴクゴク…。」・
うつむいたまま水を飲んでいる
酒場のジェイク「・・・・・。」・水を
飲み続けている、ぷー吉に、眼をやった
「タッタッタッ…!」・バイスは、
村の中を走っている
バイス「・・・・・。」・何気なく、
うしろを見た
語り手「ぷー吉が居ない。」
バイス「ちっ。」
「タッタッタッ!」・バイスは、
酒場に戻ってきた
バイス「なんで、来ねんだ(怒)!?
」・ぷー吉に詰め寄った
ぷー吉「ゴクゴク…。」・まだ、水を
飲んでいる
バイス(おかしいな。水、へってね。
)・コップを覗き込んで変に思った
酒場のジェイク「バイス。小さな
島だからって迷子になるなよ。
その時は、ケムリを見ろ。」・バイスを
見ながら、ひとさし指を上に向けた
バイス「んっ。」・ぷー吉の首ねっこを
くわえると同時に、返事をした
ぷー吉「ふあ。」・バイスに
引っ張られながら、コップを置いた
「タッタッタッ…。」・ぷー吉を
くわえたまま、バイスは走り去った
酒場のジェイク「まったく、
忙(せわ)しないヤツだ…。」・
コップを持って立ち上がった
「タッタッタッ…!」
語り手「バイスと、ぷー吉は、森の中を
走っている。」
酒場のジェイク「そういえば、あの
洞窟のことを言い忘れてたな(悩)。
まぁ、オレも入りかたを知らないし、
大丈夫だろ。」・カウンターの方に
歩き出した
バイス「開かね。」・薄暗い地下洞窟の
前に立って、石の扉を叩いた
ぷー吉「ふあ(笑顔)。」・森の中で、
テントウムシを追いかけている
バイス「あきた。」・斜面を
駆け上がって地上に出た
「パシッ!」・ぷー吉は、
木にとまった、テントウムシを
捕まえようとして失敗した
バイス「行くぞ!」・ぷー吉の近くを
通りすぎながら言った
ぷー吉「ふぁい。」・バイスの跡を
追った
『砂浜で…』
バイス「おっ、はこ。」・木箱の前に
来て言った
「バシバシバシッ!!」・バイスは、
木箱を叩き始めた
ぷー吉「・・・・・。」・バイスの、
うしろの方で、おすわりした
「ポカスカポカ!!」・バイスは、
あらゆる方向から木箱を叩いている
ぷー吉「ふあ〜…。」・あくびをした
バイス「ちっ。」・諦めて木箱に
背を向けた
ぷー吉「くしゅん!」・くしゃみをした
「ガコ…。」・木箱は崩れた
バイス「!?」・振り向いた
ぷー吉「ズズー…。」・ハナ水を
すすった
バイス「オレが何度やっても、
壊れなかったのに…。」・
かなしげな表情で、
崩れた木箱を見ている
語り手「崩れた木箱の中から、
小さな宝箱が現れた。」
バイス「ん?また、はこ。」・近づいて
、宝箱を開けた
語り手「宝箱の中には、宝箱の
形をした石が入っていた。」
バイス「なんだ、これ?」・宝箱の
形をした石を前足にとって見た
ぷー吉「!」・海の方を見ながら、
何かに気づいた
バイス「ジェイクなら、わかるかも
しんね。」・宝箱の形をした石を頭に
乗せて人のように走り出した
ぷー吉「ほぁー(喜)!おっきな、
お魚なの〜(絶叫)!!」・遠くの方で
、魚の背びれ、みたいなものが見える
バイス「おめぇも来い。」・ぷー吉の
首ねっこをつかんで、森の中へ
入っていった
『森の中を走る、バイスたち…』
語り手「ぷー吉はバイスの、うしろ。」
バイス「そだ!」・直角にまがって、
地下洞窟の方へ向かった
バイス「ここで、使えるんじゃね?」・
石の扉の前に立って、宝箱の
形をした石をかざした
「ゴゴゴ…!」石の扉は、
ゆっくりと開いた
バイス「行くぞ!」・宝箱の形を
した石をほうって、地下洞窟へ
入っていった
ぷー吉「ふあ。」・バイスの跡に続いた
『そこそこ明るい地下洞窟の前で…』
バイス「なんもね。」・眼の前の空間を
見て行った
ぷー吉「ふい。」・バイスの隣で、
すみっこを指した
バイス「・・・・・。」・ぷー吉の
指す方を見た
語り手「お散歩機具
(ランニングマシーン)が
置いてある。」
バイス「おもしろ!」・お散歩器具の
上を走りながら、楽しそうに言った
「ゴゴゴ…。」・壁の一部が
下がり始めた
ぷー吉「ほえ?」・お散歩器具の近くで
、下がる壁を見た
「ガコッ。」・壁の動きが止まった
語り手「奥へ続く道が現れた。」
バイス「あきた。」・お散歩器具から
降りた
「トコトコ…。」・ぷー吉は、
下がりきった壁の奥を覗き込んだ
バイス「どした?」・ぷー吉の横から
顔を覗かせた
『地下洞窟の奥で…』
バイス「ここもね。」・さっきの
空間よりも広い場所を見て言った
ぷー吉「・・・・・。」壁を
じっと見ている
バイス「戻ろうぜ。」・振り向きざまに
言った
「ポチ。」・ぷー吉は、壁のボタンを
押した
「シュン!」
語り手「バイスと、ぷー吉は、
一瞬にして消え去った。」
『いっぽう、森の中では…』
酒場のジェイク「あいつら、地下洞窟の
方へは行ってないよな…。」・犬たちが
心配で、様子を見にきた
「ザザーッ。」・酒場のジェイクは、
斜面をすべりおりた
酒場のジェイク「あっ!?」・石の扉が
開いているのを見て、おどろいた