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お昼


omr「若井〜!」


wki「どうした?元貴」


omr「一緒にお弁当食べよ〜!」


wki「いいよ〜!」


omr「涼ちゃんも一緒にお弁当食べよー!」


ryuk「はーい!」



またか、


隣のクラスの「涼ちゃん」は元貴と距離が近い 別に仲はいいんだけど元貴との距離感だけは 心に突っかかった


それに、さっきも元貴と涼架は手を繋ぎながら 歩いていた


それを見てると、胸が苦しくて息を吸うのを一瞬 忘れた






wki「………俺も、あれくらいの距離だったら……」


omr「どうした?若井?」


あれ?声に出てたっけ?…… いや、心の中 だけで思っていたはず。なのになんで声に 出ているんだ?


自分のことに困惑はしながらも元貴たちから見て違和感がないように答えた



wki「…ううん!なんでもないよ!」


omr「そう?…ならいいけど」


本当はもっと心配してほしかった。… なんて 言えるわけもない。そうやって自分を落ち 着かせたけど、やっぱり心の隅のどこかでは「悲しい、 寂しい」と言う気持ちが小さく 残っていた


omr「なんかあったら言ってね?」


wki「分かってるよ笑」


ryuk「そろそろ教室戻ろー!」



omr「っえ?もうそんなにたった!?」



wki「時間経つの早いってー!」


omr「まだ僕弁当食べ終わってないよー!」



ryuk、wki「もう早く食べちゃいなよ!笑」



ああ…この楽しい時間がずっと続けばいい のに……

叶うわけないのは分かっている

でも、願ってしまう


元貴との楽しかった思い出が

一緒に泣いて笑った日が


俺には宝物だった



他の人の前では素直に笑えなくても元貴の前

ではちゃんと笑えた


いつからこんな気持ちになったんだろう……







涼架がクラスに戻っていった後


心臓の音だけがうるさかった


心臓の音が少し収まったその時、元貴が

話しかけてきた


omr「……若井?気持ち抑えないでいいから、

辛かったら言って?」


(その一言が、一番言えなくさせるのに…)


一瞬、その言葉が口から出そうになりながらも、「嫉妬してたから」なんて言えるわけないので、嘘をつきながら 答えた



wki「……分かったよ!でもいつもちゃんと 言ってるし……笑」



omr「でも最近少しぼーっとしてるよ?」



wki「………っそれはいろいろ考え事してただけだよ!」


wki「ほら?なんか今日の夜ご飯何かな〜とか考えてたらぼーっとしちゃうじゃん…?」


wki「ね…?」


それを聞いた後、元貴は少しクスッと笑った

それを見ると、緊張が少しなくなり、息が しやすくなって、安心した気がした


でも、心の奥では少し胸が締め付けられた



omr「若井なら大丈夫そうだね笑」



wki「……うん!別になんでもないからさ!」


苦笑いをしながらも答えた


内心、嘘を付くのはこんなに辛いのか、と元貴に対して申し訳なくなった



omr「でも、気持ちをため込むのはだめだからね? これだけ約束ね」





それだけ言って元貴は静かに席に着いた







「……………はぁ…」



こうやってさりげなく優しくするからいつの間にか好いてしまうんだ


今までの気持ちが毎日少しずつ、溢れていってしまう



(本当は俺以外に優しくしないで欲しかった。 これを元貴に直接言えるくらいの勇気があれば良かったのに)

(元貴に約束しちゃったけど、本音なんて 言えるわけないじゃん)

(でも、いつか言えるようになるといいな)


「……まあ、そんな日は来るのか分からない けど」


そんな声が、騒がしい教室の声に静かにかき 消されていった


僕の想いは君には届かなかった

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