テラーノベル
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〈 pnside 〉
pn「ごちそーさまでした!!」
rd「ごちそうさま、美味しかった」
pn「だろ?! 」
手料理を美味しいと好きな人に褒めてもらえるのはやっぱり凄く嬉しい。
今までで1番美味しいエビフライが出来たと思う。
rd「俺洗い物するよ」
rd「お風呂入ってきたら?」
pn「お風呂入ってきたらって…自分家かよ!! 笑ヾ」
rd「たしかに 笑ヾ」
pn「あ、日記」
rd「日記?」
pn「うん」
rd「見せてー」
pn「絶対嫌!!!!!!」
rd「え〜〜なんでよ」
pn「嫌なの!! 見せれない!!」
rd「も〜ぺいんとは秘密主義なんだからぁ」
そんなことを言いながら彼が洗い物をしている隙に急いで日記を開きボールペンを滑らせる。
7月7日
今日はらっだぁとのお泊まり会!!
エビフライも今までで1番上手くできたしらっだぁにも美味しいって言ってもらえた!!
らっだぁが自分の家にいるのはなんだがちょっと変な感じもするけど丸1日一緒に入れるのが本当に嬉しい。
ただ、そのせいで ….
rd「ばあ」
pn「うわぁぁぁぁ!?!?」
pn「…み、見た…?」
rd「見てないよ 笑ヾ」
pn「あっぶねぇ…」
rd「そんなに見せられないようなこと書いてる日記なの?」
pn「そうだよ!!」
rd「へぇ…他の人にも?」
pn「当たり前だろ!!」
rd「うわ絶対えろいこと書いてる…」
pn「書いてないから!! 笑ヾ」
pn「ていうか先に入ってきていいよ?」
rd「あ、いいの?」
pn「うん、タオルとか適当に使って」
rd「おっけーいってきまーす」
pn「ふぅ….続き、」
ただ、そのせいで前までは「一緒にいれるだけで良い」だったのに「ずっと一緒にいたい」「付き合いたい」「付き合ったら〜〜」なんてことを考えてしまうようになった。
俺が1番考えちゃいけないのに。
pn「今日はこんなとこでいっか」
pn「ていうかこのパジャマ可愛い〜〜!!」
俺がこの日のために買ったパジャマ。
触り心地が良くて涼しい。
らっだぁが好きな青と俺が好きな黄色が上下になっているパステルカラーのパジャマ。
もうお気に入り。まだ着てないけど。
〈 rdside 〉
rd「ただいまぁー」
pn「ん、おかえり」
pn「…..、」
rd「え、なになに」
pn「いやぁ髪ノーセットだなぁって…」
rd「そりゃあそうでしょ 笑ヾ」
pn「まぁそっか 笑ヾ」
rd「日記は書けた?」
pn「うん、書いたよ」
rd「見たいー」
pn「半年後ならいいよ」
rd「なんで半年なんだよ 笑ヾ」
pn「何となく 笑ヾ
書き始めたの最近だし」
rd「あーたしかに、一気に見たいよね 」
rd「楽しみにしとくかぁ…」
pn「じゃ、風呂はいってきまーす」
rd「はーい」
rd「ぺいんとの髪ってちゃんとドライヤーしたらふわふわになりそうだよなぁ…」
rd「髪質自体悪くなさそうだし、俺みたいなさらさらは無理だけど… 笑ヾ」
ぺいんとってトイプードルみたいだよな、髪のせいもあるけど性格もさぁ…
きゃっきゃしてるっていうか幼いっていうか…可愛げあるよな。
rd「…」
pn「あっつ〜、!!!!」
rd「え、早くない? 笑ヾ」
pn「へへ、早いでしょ〜〜!!」
rd「え、てかパジャマ可愛い」
pn「ね、これ新しいの買ったの!!」
rd「えいいね、色も可愛い」
pn「似合うー?」
rd「似合ってるよ 笑ヾ」
pn「知ってる」
rd「は?」
rd「てか、髪乾かすよ」
pn「え、なに急に、怖」
rd「いや〜ぺいんとの髪の毛ってちゃんと乾かしたら絶対ふわふわになるから」
pn「お!! じゃあ任せますよらっだぁ先生!!」
rd「あ〜うぜぇ… 笑ヾ」
ぺいんとが俺の前に正座して後ろからドライヤーを当てる。
pn「なんか美容院みたいだね 笑ヾ」
rd「じっとしてて! 笑ヾ」
pn「はーい 笑ヾ」
ぺいんとの髪に初めて触れただろう。本当にトイプードルのような髪質で乾かしていくうちにだんだんとふわふわになってきた。
pn「っふふ、っは 笑ヾ 」
rd「なに? 笑ヾ」
pn「首むずむずってするから触んないで 笑ヾ」
rd「乾かしてるから仕方ないよ 笑ヾ」
ぺいんとの髪からはシャンプーとリンスの合わさった甘い香りがしてきてぺいんとの普段見ない幼さのある表情を見ていることもあってか俺の心臓の鼓動は高くなっていた。
pn「んふ、らっだぁの手あったかいね」
rd「っえ、あ、そう? 笑ヾ」
pn「うん、なんか眠くなってきちゃう」
rd「はーい寝ないよ〜」
pn「ん…はぁい….」
眠いと言って目を擦るぺいんとのふわっとした笑顔と少し甘ったるく感じる声も。
彼の1つ1つに対して「可愛い」という感情が芽生えていた。
あー俺これ多分そうだな。
俺はこの感情が何か知っている。異様に耳が熱くなっていくのを感じる。
やっぱり。俺ぺいんとの事好きなんだ。
でもこんなこと言えるはずがない。片思いに違いないしましてや相手は男。
rd「はーいできたよ」
この気持ちは封じ込めておくべきなのかと考えているうちにドライヤーは終わった。
pn「わぁ!! めっちゃふわふわ!!」
pn「ありがとう!! らっだぁ!!」
やっぱり。可愛いと思ってしまう。
さっきまで何も思っていなかったのに。…いや、多分それは違うな。前から俺は好きだったんじゃないか?気づかなかっただけで。気づいたのが今だっただけで。
pn「いいね〜らっだぁの未来の彼女は毎日こんなことしてもらえるんだ」
その発言を今したぺいんとが悪い。
俺はもう止められなかった。
当たって砕けてしまえ。これで関係が終わるような俺らではないと思うから。
rd「ねぇ…ぺいんと?」
pn「ん?なに?」
rd「俺、伝えたいことがあるんだけど…」
コメント
2件
ウエェぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ………_(┐「ε:)_ え?え?え?ちょっと待ってよ…pnちゃんあんなに悩んだり考えたりしてたのにrdは当たって砕けろ精神?!いや、そういうところがいいんだけどね?!だってさ!そんなことで関係が崩れる俺らでは「ない」はずだからって……なんかある意味スパダリ感を感じるような……
いや、切る所天才すぎます…🫢続きが気になってしょうがないっ!!😖未来の彼女さんは〜とか話しててちょっと切なかったけど最後の雰囲気はもう告白しちゃうかな!!?🫣しちゃおう!🤭