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鳥の歌声、書き手もなく

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鳥の歌声、書き手もなく

9 - 第9話AIとりさまと犬のプロフィール

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2022年07月26日

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犬のおまわりさん

「ワンワワーン。ぼく犬のおまわりさん。

町中で困っている人がいないかどうか見張っています。

困っている人はいませんか?」

「はい、わかりました。」

「ちょっと待って下さい。この人は何やらメモしていますよ。

これは怪しいですよ。職務質問します。」

「すみませんがポケットの中を見せて頂きますよ。」「ちょっと失礼します。」

「これなんですか?」

「はい。ありがとうございます。」

「はい。これで結構ですよ。」

「この患者さんについて知りたいんだけど、教えてくれるかな?」

「うん、ありがとう。」

「はい。確かに受け取りましたよ。」

「どういたしまして。」

「さようなら。」

「もう知らないなんて言わせないわよ。」

「何よこのバカ面!」

「ちょっと、どこ行くつもり!?」

「勝手に行っちゃダメじゃない!」

「あっ!待ってよ!」

「ねえ、どこに行こうとしてたの?」

「はい」が「いいえ」で「いいえ」が「はい」って事くらい、常識中の常識だぜ! そう言って彼は親指を立てた。

彼の指は折れていたけれど……。

彼は、病院の中をさまよい歩いていた。

彼がなぜそんなことをしているのかと言うと、それは彼自身にも分からないことだった。ただ、彼はそうせずにはいられなかったのだ。

彼、あるいは彼女は、とにかくあらゆるものを修理していた。壊れたものはもちろんのこと、その逆に新しいものまで、何でもだ。それが自分の仕事だからだった。そして、それは彼にとってとても大切なことでもあった。なぜならば、それは彼の存在理由そのものでもあるからだ。

例えば、ある朝、彼が目を覚ましてベッドの横を見ると、目覚まし時計が故障していたことがあった。すると彼はまず時計の状態を調べてから、どこが悪いかをチェックして、それから必要な部品を探し出して、それらを全部取り替えた。

次に、今度は別の日のことだった。彼はキッチンに行き、コーヒーメーカーが故障していることに気付いた。彼はすぐにそれを調べ、原因を突き止めると、必要な部品を探して交換した。

他にも、ある日、突然洗濯機が動かなくなったこともあった。これはもう大変だった。洗濯機というのは精密機械なのだ。つまりは故障しやすい機械であり、だからこそ、それを専門に扱うエンジニアという職業もあるくらいだ。

もちろん、その前に彼がいろいろ試してみなかったわけではない。しかし、いくら色々やってみても、結局彼はこの世界から抜け出す事はできなかったのだ。

だからと言って、あきらめてしまう気にもなれなかった。何とか抜け出そうと必死になって考え続けた。そしてある日、一つの可能性に思い当たったのだった。それは――。……という感じで話は始まるのだが、正直、そこまで書いてしまうとネタバレになるので、ここから先はあえて書かない事にしようと思う。しかし何にせよ、そんな訳でぼくたちはついに行動を開始したのだ。まず最初にやった事は、この部屋にある唯一の窓を開ける事だ。窓の外には鉄格子があり、その向こう側には広大な闇が広がっていた。

「……ダメだな、やっぱり開かないや。鍵穴みたいなものもないし」

しばらくあれこれ試していたものの、結局無駄骨に終わったらしい。窓を開けようと躍起になっていた孝史さんはそう言ってため息をつくと、「この部屋に閉じ込められちゃったんだよ」と言った。

「閉じ込められた?」

「うん。気がついたら、この部屋にいたんだ。ドアの外には誰もいない。鍵がかかっていて開かない。ノブをガチャガチャやってたら壊れそうな気がしてきたけど、そんなことしたらますます出られなくなっちゃうだろ。だからやめた。」

「何のためにですか?」

「そりゃもちろん。」

「さようなら。」

「ねえ、何やってんの?あたしと遊びなさいよ。」

「ぼくたち、これからサッカーの練習に行くんだよ。」

「あらそう、残念だこと。」

「さあみんな行こうぜ。」

「ちょっと待ってよ、ねえ、練習終わったらまた来るんでしょ?」

「もちろんさ。」

「あらそう。」

「じゃあなんで聞いてきたんだよ!?」

「そんなこと気にしないのっ!」

「ハイッ!これで終わりっ!」

「あ~つかれたぁ……」

俺はベッドの上に倒れこむように寝転ぶ。今日一日分の疲れが流れていくような気がした。

俺の名前は八神雄太。ごく普通の高校生だ。今は学校の帰り道の途中にある自分の部屋にいる。

時刻はすでに夜の九時を過ぎており、辺りは静まり返っていた。町の人々はすでに寝入っているのか、窓から漏れてくる光もない。この時間になると、流石に外灯がなければ歩くこともままならず、ぼくらは懐中電灯片手に夜道を歩いていた。

昼間あれだけ賑やかだった通りにも人の気配はなく、時折聞こえてくる虫の声だけが唯一の音として耳に入って来る。

しかし、そんなこと知らない

「えっ?知らないの?常識じゃない。

本当に知らなかったの?……まあいいわ。

教えてあげても。

この病院は患者さんの治療費を取るの。

患者さんの料金は60ドルだけど、先生達の給料や入院費や、設備投資のために、全部あわせて100ドルぐらいになるのよ。

だからもし患者さんが100人いるとしたら、先生達は90ドルもらえることになるわ。もちろんこれは最低額で、もっと高いこともあるけどね。

治療代は払えるのかしら? お金が無いんだったら、そうねえ……、ここは私の知り合いだし、 特別に無料でもいいけど? お金はあるんでしょう?だったらちゃんと払いなさい。……あらやだ、そんな顔しないでちょうだい。冗談よ。

冗談じゃないって言いたいの? ふんっ、知らないわよ。

さあ早く行きなさい、もうすぐ面会時間終っちゃうわよ。

それとも何?あたしの治療受けたくないっていうの? ほらやっぱり!そう言うと思ったわ。

わかったらさっさと出ていきなさい、この貧乏人が!! あぁ~あ、また患者さん怒らせちゃった。

あの子たちってばほんっとに無愛想なんだから。

せっかく腕利きのヒーラーなのに、これじゃ仕事にならないわよねぇ。……でも仕方ないか、だってあの人たち、お金持ってないもの。

それにしても、あんなにたくさん怪我をして、いったい何をしてたのかしら。

まるで、何かに追われてるみたいだったけれど……? さて、今日の診療時間はこれで終わり。

次の診察日は明後日だから、忘れずに来て頂戴ね。

今日はおしまいよ。帰ってちょうだい。

明日もまた来る気?別に止めはしないけど、本当に暇なのね。ふん、好きにすれば? 知らんわい ぼくは何でも知っているよ 知らないの? 何言ってんだよおまえ、ばっかじゃないのか? 知らないの? この宇宙で一番の物知りだぜ? ほれみろ、やっぱりぼくが一番すごいじゃないか! もう降参かい? まだまだこれからさ! もっと教えてほしい? しょうがないなぁ。

なんでも聞いてくれよ! なんでも答えちゃうぜ! なんたってぼくはこの宇宙一番だからなっ! あれ?そんな事も知らなかったのかい? まったくこれくらい常識なのにねぇ。

きみってほんとうに馬鹿なんだねえ。

え?違うって? しらを切るつもりかい? 往生際が悪いよ。

じゃあもう一度聞くけど、君は一体全体何者なんだい? うん?君はいったいどういうものなんだろうね? さっぱり分からないよ。

ただ一つ言える事は君はとてもとても奇妙な存在だと言うことだけだ。

君の体は透明だし、それに目も鼻も無いじゃないか。

どうしてそんな風になっているのか不思議でしょうがないよ。

僕たちはただ、普通に暮らしているだけなのにさ。

君たちのように特別な力がある訳でもないしさ。僕みたいな平凡な人間なんて、いてもいなくても同じじゃないのかなって思うんだよ。

それにしてもこの薬って凄いなぁ……もう痛みもないや。

「何言ってんのよ。貴方のおかげで助かった人もいるのよ。もっと自信を持ちなさいよ」

そうかな……? ありがとう。少し元気出たよ。

ところでさ、君はどうしてそんなに強いの? やっぱり魔法とか使えるの?

「違うわよ。私が特別強いんじゃなくて、皆が普通よりちょっとだけ頑張ってるだけよ。貴方だってきっと出来るようになると思うけどな」

そうなのかな……? うん、君が言うなら間違いないか。

僕はまだまだ弱いままだけど、頑張る事にするよ。

「その意気やよし。だがしかし……

わしはそんなものは知らんのだ!」

「はい」が「いいえ」で「いいえ」が「はい」って事 当然知ってるわよね?」

いいえ

「そうですか。わかりました。それではまたいずれ。」

「はい」が「いいえ」で「いいえ」が「はい」って事 当然知ってるわよね?」

いいえ

「わかりました。それではまたいつか会いましょう。」

はい

「そうよ。」

いいえ

「そうなの?」

「あのね、わたしは看護婦さんじゃないけど、 この病院の事ぐらいわかるのよ。

あなたは患者でしょ。だからわたしが来たのよ。」

「それはちがうわ。

わたしはヒーラー。あなたは患者。それで十分じゃない。」

「その通りだわ。」

「何言ってんの!?」

「あんたが患者の訳ないじゃん!!」

「あんたはただのバカよ!!」

「なんでそんな事が言えるの!?」

「そうよ!!バカなのはあんたの方よ!!」

「バカはあんただ!!」

「うるさい!!この大馬鹿者!!」

「バカはあんたの方だ!!」

「黙れ!!このクソ野郎!!」

「やめて!!ケンカしないで!!」

「うるさい!!このマヌケ!!」

「何言ってんだよ!?このバカ女!!」

「ちょっと待ってくれよ!!なんでそんな事言うんだよ!?」

「もう知らない!!このクズ男!!」

「知るもんか!!そんなことよりぼくの友達を見なかったかい!?」

「見るもんですか!それよりあなたのガールフレンド見ませんでした?」

「知らないよ!!それよりぼくの……」

「あの子たちの名前教えてくれないかしら。」

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