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リンゴの名産地として有名なアップルランドにある町、「サンセットビーチ」。
この小さな町にも、もちろんリンゴ農園がある。
しかし、この町はリンゴだけを作っているわけではないのだ……。
ある日のこと、一人の男がやってきた。
男の名は、オクトマン。この町に住む農夫だ。
彼は町の人々にこう言った。
「俺は今まで生きてきて、一度も働いたことがない。だが今日は働くことにした」
そんな彼を見て、人々は言う。
「どうしてまた急に働きたいと思ったんだい?」
するとオクトは答える。
「俺には夢があった。それは、いつか自分の作ったリンゴ畑でたくさんの収穫をすることだ。そのために、毎日頑張ってきた」
話を聞いた人々は皆思った。なんて立派な心を持っているんだろう、と。
そこで、彼のためにみんなで力を合わせようと集まった。
そうしてできたのが、『オクトマンゴ』という集団である。彼らは日々汗を流しながら、仕事に励んだ。
やがてオクトは、念願の収穫を行う日を迎えた。
オクトは思う。ついにこの時が来たんだ、と。
彼は、喜びに満ちた顔で言った。
「これは驚いた。この僕が……」
そこで言葉を止め、彼は大きく息を吸い込んだ。
それから意を決したように続ける。
「この僕が……、こんなところで女の子と一緒に食事しているなんて。夢にも思わなかったよ」
そう言って笑う彼の笑顔を見て、僕は少しだけ不安になる。
それはまるで、夢の世界から抜け出してきたような感覚だった。
彼と僕の出会いは、二ヶ月前にさかのぼる。
大学の入学式を終えた僕は、キャンパスの中をあてもなく歩いていた。
桜の花びらが舞う中、多くの新入生たちがサークルや部活の勧誘を受け、楽しげな雰囲気だ。
そんな中、一人の男が目に留まった。
その男は大学の敷地の端にあるベンチに座っていた。構内のあちこちに設置された自動販売機で購入したコーヒーを飲みながら、彼は目の前を通り過ぎていく学生たちを見つめていた。
この大学の経済学部は人気の高い学部だった。毎年多くの学生が入学してくるのだが、卒業までこぎつける人数はその中の一握りにも満たなかった。就職先として人気のある企業に就職できたとしても、そこで一生働くことを選ぶ者は少ない。卒業後数年のうちに転職を繰り返し、最終的にはアルバイトやパートタイマーに落ち着くことになるのだ。
そんな事情もあって、三留生ともなれば大学側もあまり良い顔を見せなくなる。就職活動に失敗した学生たちは、大体が四年生になって初めて真剣に就活を始めるものだからだ。しかし、その前に単位認定試験がある。大学を卒業するためには、出席日数が足りていなくても試験に合格すれば単位を与えるという制度だ。これをクリアしないことには卒業ができないのである。そのため、ほとんどの三留生たちは試験を受けに来るのだが……。
「今日欠席している奴は誰だ?……そうか、わかった。ありがとう。」
「出席番号32番、ミスター.ブラウン。至急職員室まで来てください。」
「遅刻者は何名ですか?……そうか、わかりました。」
「授業中寝ていた生徒は何名いますか?……そうか、わかりました。」
「最近、学校内で喧嘩があったらしいけど、誰がやったのかわかるかな?」
「それは……ちょっとわからないなぁ。先生方なら知っているかも知れませんよ」
「そうですか、ありがとうございます」
先生方は、その生徒が犯人だと確信していたのだが、生徒達に口止めされていた為に知らないふりをしたのだ。だがしかし、この生徒達の行為は間違いだったと言えるだろう。なぜなら、その後すぐに先生達は呼び出されてしまったからだ。
「貴方達が、あの子を殴っていた子達ね?」
「はい」
「どうしてあんなことをしていたの?」
「あいつが悪いんだよ!僕たちが先にいたのに、後からきたアイツが僕たちの場所を奪ったんだ!」
彼らは自分たちの正当性を主張した。確かに、彼らの言う通りである。しかしその主張は認められなかった。
「残念だけど、そういうことはしていけないことなのよ」
「なんで!?」
「どうしてもやっちゃダメなことだからよ」
「そんなの間違っているよ!」
彼らが反論すると、女性教師はため息を吐いて言った。
「貴方達はまだ子供ね。仕方がないから教えてあげるわ。貴方達の主張だと、先にいた貴方達が後から来た人を追い出しているように聞こえるけれど、違うかしら?」
「ちっ違わないよ!」
「違うよ。」
「違いません。」
「そうかなぁ~。」
「そうなんじゃなくて?」
「そんなことありません。」
「それはどうかしら。」
「そっかなぁー?」
「本当ですか?」
「多分間違いないですよ。」
「本当なんでしょうか?」
「本当だといいんだけどねぇ。」
「本当かどうかわからないけどさ。」
「ほんとうにそうなのかしら?」
「はい」
「いや、知らないけど……。」
「そんなはずはないわ。
私の知っている人はみんなそう言ってるもの。」
「ぼくは知らんぞ。」
「そりゃそうでしょうよ。」
「うん。」
「何だかよく分からないんだけど……。」
「そうなの?知らなかったわ。」
「君は知っていたのか?」
「いいえ、全然知らなかった。」
「あのなぁ、それはちょっとひどいんじゃないか? だったら、教えてくれてもよかったじゃないか。」
「そうねぇ、確かにあなたの言う通りかもね。」
「うん。」
「悪かったわ。」
「許す。」
「それで結局どういうことなんだ?」
「実は、私が間違っていたみたいなの。」
「なんだよ。」
「本当に申し訳なかったわ。」
「だから、いったいどういうことだっていうんだ?」
「つまりこういう事よ。
この世界のほとんどの人が『はい』と答えていたけれど、 中には、『いいえ』と言う人もいるということ。
それに気づかずに、私は勝手に『はい』と思い込んでしまったのよ。」
「ああ、そういうことだったのか。
やっと納得できたよ。」
「あら、やっぱり私の説明の仕方がよくなかったかしら?」
「そんなことはないと思うよ。
ただ僕の場合は、たまたまその言葉の意味を知っていて、 それを言っただけだっただけさ。」
「ああ、そうなの。
なら良かったわ。」
いいえ
「あらそう。残念だわ。」
(ゲーム対応)
「このゲームはいかがですか?楽しんでいただければ幸いです。」
いいえ
「それは残念です。」
(その他対応)
「これは何ですか?」
「これは何かしら?」
「これはなんでしょう?」
「これなぁに?」
「ねぇ、あの子達は何をしているのかしら?」
「わからないけどきっと悪いことを企んでいるに違いないわ。
近寄っちゃだめよ。」
「そういえばこの前隣の家の子が行方不明になったらしいわ。
きっとその子はあの子達に誘拐されたにちがいないわ。」
「あらやだ!うちの子も最近夜中にどこかに行ってしまうのよ。
きっとさらわれてしまったのよ。」
「怖い話ねえ。」
「ほんと怖いわぁ。」
「怖いわぁ。」
「怖いわぁ。」
(選択肢)
1.声をかける
2.無視
3.立ち去る
4.見守る
5.近づく
6.話しかける
7.無言
8.逃げる 9.立ち向かう
10.戦う
11.やめる
12.休む
13.進む
14.あきらめる
15.許す
16.受け入れる
17.見守る
18.信じる
20.愛する
21.愛される
22.嫌いになる
23.忘れる
24.気にかける
25.気に障る
26.邪魔をする
27.怒らせる
28.喜ばせる
29.悲しませる
30.驚かせる
31.苦しませる
32.悩ませてしまう
33.楽しませる
34.退屈させる
35.笑わせる
36.泣かせる
37.困らせる
38.呆れさせる
39.心配をかける
40.感心させられる
41.関心を持たせる
42.興味を持つ
43.好きにする
44.大切だと思う
45.傷つける
46.大切に思う
47.壊したいと思う
48.守りたいと思う
49.殺した人間の名前を言ってみろ
「殺したい奴がいるのか?そんなことより仕事だ。」
「この部屋から出ていく時はノックしろよ。」
「俺は忙しいんだ。早く出ていけ。」
「何時だと思っとるんじゃ!? わしはまだ寝てる途中だったんだぞ。」
「俺に触ると怪我をするぜ。」
「この部屋にあるものは全て持ち出し禁止だ。わかったな。」
「ここは病院じゃないんだよ。」
「お前の相手している暇はないんだ。」
「これは診察代じゃない。薬代だよ。」
「おい、お前はもう患者じゃないんだ。
わかっていると思うけどな。」
「さっさと出ていきやがれ!」
「俺は医者だからと言ってなんでもかんでも無料で治療するとは思ってほしくないね。」
「俺はただの医者だ。それ以上でもそれ以下でもない。」
「俺は忙しくて時間が惜しいんだがね。」
「あんたは病人のようだ。」
「医者としての仕事は終わった。これ以上は何もできない。」
「俺もあんたと同じぐらい疲れているんでね。」
「さあ、ここから立ち去るんだ。」
「もうここには来る必要はない。」
「俺は忙しいんだ。邪魔しないでくれ。」
「やれやれだぜ。」
「ちょっと聞いてくださいよ。」
「おいおい、何やってんだよ。」
「あの、すみません。」
「ちぇっ、まったくもう。」
「やぁ。」
「何をぼけっとしてんだ。」
「ねえ、君ぃ。」
「うるさいな。」
「はいはい。」
「ねぇ、そこのお嬢さん。」
「あら、こんにちは。」
「ふん、くだらん。」
「うん?何か言ったかね?」
「へっ。」
「そうですか……。」
「おい、あんた。」
「はい。なんでしょうか?」
「なんだ君は!?失礼じゃないか!」
「へへへ。」
「この野郎!」
「なにを言ってんだい?あんたは?」
「いえ、なんでもありません。」
「そうかい。」
「へへへ。」
「なんだその態度は!?」
「やれやれだぜ。」
「何言ってんだよ!そんなの常識じゃん!」
「あんたらほんっと世間知らずねえ~。」
「そうですよ、世の中にはそういう事がたくさんあるんです。」
「そんなこといちいち気にしてたらきりが無いわよ。」
「常識なんて言葉はね、大昔の人間が勝手に決めたものにすぎないのよ。」
「この世で一番強い生き物は人間じゃない。恐竜だ。」
「あんたが今まで見てきた物はみんな作り物だったんだ。」「あんたみたいなやつは見たことがないぜ。」
「あんたが俺だと思った奴はみんな死んじまったんだよ。」
「俺はあんたじゃない。俺はあんたじゃない。」
「あんたはきっと、天国に行くだろう。」
「あんたは地獄行きだ。」
「この世の終わりまであと10秒。
9、8、7……」
「ハロー!そして……グッドバイ!」
「ヘイ!そろそろ時間切れだ。
あんたの人生は終わらないとさ。」
「ハロー!そして……グッドバイ!」