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♯ 𝔾𝕌𝕄𝕚 ˟˟ ♡̴
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パピコォォォ
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き じ
124
#文スト
雲☁️
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-探偵社-
「あれッ、その子は、、?あと、Qは、、、?」
探偵社に着いた敦たちを見るなり、谷崎が駆け寄って云う。
「、、、えっ、と、」
敦は言葉が出てこなかった。
今思えば、自分勝手な行動でQにひどいことをしているのだ。
そんな自分に、敦はようやく気づいた。
敦が恐る恐る口を開くより先に、芥川が云った。
「取引をしたのだ」
谷崎の表情が暗くなり、眉間にシワが寄る。
「どんな、?」
「その少女―鏡花という奴と引き換えにQを渡すという条件での取引だ」
芥川は淡々と話しているが、その表情もかなり暗かった。
自分が何もできなかったこと、自分が何も云えなかったことを後悔している顔だった。
そして、息を吸う。
「取引相手は、ポートマフィアの双黒という奴らだった」
「ポッポートマフィア!?!?」
谷崎の表情が一気に強張る。
「つ、つまり、、君たちは遊園地で双黒と出くわして、その挙げ句にこの子と引き換えにQをポートマフィアの手に渡したというのか!?」
敦は、やっと口を開いて云う。
「そ、うで、す、、」
谷崎の目から、光が失われる。
「なんてことを、、、、」
谷崎は、いつもと打って変わって、大声を上げる。
「なんてことをしたんだ!!」
敦と芥川は驚く。
「も、申し訳ない、僕が何も云えなかった故、、」
芥川が弱く云う。
「取引をしたのはどっちなんだい」
「ぼ、僕ですっ!」
敦が勢いに任せて頭を下げる。
「本当に申し訳ないです、、でも、」
次の瞬間、谷崎は右手を上げ、勢いよく敦に振り下ろそうとした。
「っ、、!!!」
「谷崎!!」
と、そこで谷崎の手が止まった。
国木田が手を掴んだのだ。
「そこまでにしろ、、っ」
そして、敦の方を向いて云う。
「敦、お前も自分勝手が過ぎるぞ、、」
暗い表情だった。
「、、、、」
敦は、何も云うことができなかった。
「国木田先輩、僕の責任でもあるのです、人虎を止めようとはしたものの、銀と、、妹と同じくらい大切 と云われ、何も反論できずに、立ち尽くしてしまったのです」
「妹と、同じくらい、、?」
谷崎が呟いた。
「妹、、ナ、ナオミ、、と、同じくらい、、大切だったってこと、、?」
「、は、い、」
敦が恐る恐る答える。
すると、谷崎の目から涙が溢れた。
「ナオミッ、、!ナオミがぁ!!」
国木田がすぐに駆け寄る。
「落ち着け谷崎、、!!」
ただひたすらに叫び、宥めようとした。
ナオミ―――谷崎ナオミは、一年前、ポートマフィアの手によって、殺されたのだ。
人質にとられた少女を助けるため、ナオミは命に変えて、少女を守り抜いたのだ。
敦は喉が締め付けられるような感じがした。
すると戸が開き、乱歩が入ってきた。
「何?なんの騒ぎ?」
「ら、乱歩さん、」
谷崎は、涙を拭いながら云った。
「乱歩さん、実はですね、、」
国木田が訳を説明した。
乱歩は、少し考えてから云った。
「敦、鏡花って子とQをとで取引しようと云ってきたのは誰かわかるかい?」
「えっと、”太宰”っていう人です、」
すると、谷崎が反応した。
「太宰ッて、あの、、ナオミを殺した、、?」
「なるほど、、」
乱歩は顔を顰めた。珍しい顔だ。
「よし、国木田。今から会議を始める。5分で準備しろ」
「了解しましたっ」
そう云い残し、乱歩は部屋を出た。
「ではこれより、Q奪還作戦会議を始める」
司会を務めているのは国木田だった。
「皆、今回の事柄については把握しているな。何か意見のあるものはいるか?」
すると、賢治が手を挙げる。
「もういっそ、敵のアジトへ突撃って云うのはどうでしょう?」
国木田は顔を顰める。
「それは危険じゃないか?敵の思う壺じゃないか?」
すると、敦が云う。
「作戦には僕が行きます、元より、僕の責任なので、、」
それに続いて、芥川も云う。
「僕も人虎と同意見だ、僕の責任でもあるのだ。行かせてくれ」
「と云っていますが、、どうでしょう?乱歩さん」
「んー、、」
乱歩は考えている。
「僕の仮説では、奪還に僕達が向かった場合、双黒を使って守りをしてくると思うんだ。」
芥川と敦に驚きの表情が浮かぶ。
「敦、その、太宰とか云う男の異能は分かったりするか?」
「え、太宰さんの異能ですか!?、、んー、確か、、、、」
───────────────────────────────
『敦くん』
――太宰さん、、
『”人間失格”』
――、!!
『まったく、君は私がいないと駄目だね、、』
――待ってください、、、僕は、、!
カチッ
『君はしっかり、その異能力を制御しなきゃいけないよ』
――異能、力、?
『そうすれば、私と君はまた会える』
――どういうこと、です、か、、?
『それじゃぁ、後は部下たちに任せるよ』
〚了解しました(ボソッ〛
――待って、待ってください、、!!太宰さん!!
───────────────────────────────
「、、」
沈黙。
「思い出せそう、?」
乱歩が問う。
「、、、、」
「あっ!!」
「思い出したか!」
国木田が云う。
「思い出しました、確か太宰さんの異能力は、、」
――”異能力無効化”!!!
「い、異能力無効化!?」
国木田が声を上げる。
「何だその馬鹿げた能力は、、」
「なるほどね、、なんとなく結びついた」
乱歩が立ち上がる。
「今から作戦を話す、Qがいる場所は既に特定済みだ」
「「「!!」」」
空気が変わる。
「絶対にQを取り戻すぞ!」
─────────────────決行当日────────────────────
敦と芥川は、山の少し奥にある、小さな古い山小屋を目指して歩いていた。
ポートマフィアの縄張りでもあるため、複数の構成員と対峙したが、難なく通り越していった。
しかし突然、色が毒々しいヘビが出た。
「ぎゃぁっ!!気持ち悪っ!」
敦は驚いて跳ね上がる。
「人虎、貴様はこんなものが怖いのか。情けないな」
「狗が苦手なお前に云われたくないよ、、」
芥川は敦の言葉を無視して異能力――羅生門で衣服を操り、ヘビを持ち上げて自分の方へ引き寄せ、自分の手の上に乗せる。
「あ、芥川!?それ毒があるかもしれないんだぞ!?」
「笑止、大丈夫だ。このヘビには毒がない。安全だぞ」
芥川はそう云って、少し口角を上げた。
「ドヤ顔するなよ!」
「していない」
そんなことを話していると、空中に岩が浮いているのに気がついた。
敦たちの真上だった。そして岩が落下、ぎりぎりで避けることができた敦たちは、急いで体制を整えた。
「うっわ!中也落とすの下手すぎ〜」
「うっせぇな青鯖。手前は何もしてねぇんだから文句を云うな」
来たのは双黒。以前の会議で乱歩が云っていた通りだった。
「久作くんを連れ戻しに来たのかな?」
「そうだ」
太宰の質問に、芥川が答える。
「早く渡せ」
「断る」
中也が答えた。
「手前らが取引に応じたから鏡花を渡し、久作を貰ったんだ。んで、何を今更云ってんだよ?そんなんで返すわけ、、っておわっ!!」
芥川がこっそりヘビを落とした。先程の、毒々しい色のヘビだ。
「あ゙あ゙あ゙!!ヘビ、毒ヘビだ!ちょっ太宰!」
中也は太宰を見る。
太宰は見下すような表情になって、冷たい笑顔を浮かべた。
「それ普通に安全なヘビだけど、、どうかしたのかい、??」
完全に煽っている。
「、、、」
中也はものすごく気まずそうな顔をした。
敦は思った。
――僕達も周りから見たらこんな感じなのかな、、
「早く云えよ!!」
中也は太宰に向かって叫んだ。
太宰はニヤニヤ笑いながら云った。
「え〜?そんなの、さすがの中也でもわかると思ったのだけど〜??」
「んだとごらぁ!!」
敦と芥川は、ただ単に二人のやり取りを見ていた。
もう前のように臆すことはない。
ただ、少し笑いをこらえながら見つめるだけ。
「はぁ、もう敦くん達待ってるんだから漫才もここまでにしてー」
「漫才じゃねぇぞこの野郎」
「で?ごめん、なんだっけ?」
太宰は中也の言葉を無視して敦達に問う。
「ここを通せ」
芥川が瞬時に答える。
「無理だね」
太宰はニコッと笑いながら答えた。
「ならば、押し通るまで!」
芥川は衣服を刃物のように鋭い形にし、太宰に向かって伸ばした。
太宰は怯むどころか、笑ったまま芥川の衣服に素手で触れた。
「人間失格」
その瞬間、刃物のようなものは一瞬にして元の形状に戻ってしまった。
「なっ、、僕の羅生門が、、!これが無効化っ、!」
「私の異能力、知っているのだね」
太宰はそう云うと、敦の方を向いて冷笑しながら続けた。
「君が云ったのだろうね、きっと」
「!!」
敦は背筋が凍ったようだった。
背骨に、冷たい裂傷が走ったように、体が痛くなる感じがした。
「まぁいいさ、誰が知っていようと、私に異能力が効かないのは変わらない」
それから太宰は中也を指し、「あ、中也には効くよ〜」とニコッと笑ってみせた。
「さて、そろそろ本番と行こうか」
急に空気が変わる。
そして細い緊張が走る。
太宰と中也、芥川と敦はお互いに目を合わせ、それから云った。
「中也、足引っ張ったら許さないよ」
「手前もな、死にそうになっても助けねぇぞ」
「芥川、一人で突っ走るなよ」
「人虎こそ、もう自分勝手な行動はするなよ」
二つの双黒―――敦と芥川、太宰と中也の戦いが、今始まる。
コメント
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第四話、読み終えました!Q奪還に向けて動き出す探偵社の面々、そして双黒との対峙——すごく熱い展開でしたね。特に谷崎さんの過去が明かされるシーンは胸が締め付けられました。ナオミさんの話が出た時の涙、そして敦を叩こうとした手が止まる描写、感情がひしひしと伝わってきました。 それと、太宰さんの“人間失格”がついに発動!無効化ってチートすぎる能力ですね…。でも最後の「二つの双黒」という対比がかっこよくて、続きが気になって仕方ないです!あたりめさんのキャラクターの心情描写、いつも細やかで好きです🌷