シャーレの副担任マリオ概念のIFですね
Let’s a GO!
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ある日、忽然として、先生が消えた。その消える日の前日までは、元気だった。だが、三日前に消えた。何故、行方知れずになってしまったのか。
俺は、そんなことを案じつつも、シャーレのオフィスで、副担任、いや、担任代理として仕事をしていた。
だが、やはり仕事が多い。圧倒的の多い仕事に連邦生徒会は正気を疑ってしまうほどの量だ。
ガチャ
ユウカ「マリオ先生、失礼します。」
マリオ「いらっしゃい、ユウカ。」
今日の当番、早瀬ユウカがやってきた。
彼女は、先生を慕っていた生徒の一人だ。先生の失踪を前に、少しは気を落としているだろう。
マリオ「じゃあ、これ、今日の分ね。」
ユウカ「わかりました。」
そう返事を返し、ユウカは俺が差し出した書類を受け取る。
そして、俺とユウカは淡々と仕事を進める。
最中、突然として、ユウカが口を開く。
ユウカ「…マリオ先生は、先生が失踪して、思うこととか、ないんですか?」
マリオ「思うこと、か。」
その問いかけに対し、僕は少し考えた素振りをしてから口を開く。
マリオ「思うことは、確かにあるよ。でも、俺は、それを、乗り越えなければならない、試練、だと捉えている。」
ユウカ「…そうなんですね。」
ちょっと間を明けてから、再度、俺は口を開く。
マリオ「…俺は、信じてんだ。あいつが、先生が、戻って来るって。また、話せるって。思えば、奇跡は起こる。ちょっと滑稽かもしれないけど、先生のことだ。きっと、戻って来るさ。」
ユウカ「…そう、ですか…マリオ先生は、ポジティブですね。」
マリオ「なあに、こんなとこで根暗になってちゃあ、やりたいことも出来ねえだろ、な?」
ユウカ「…それもそうですね。そういう考えが出来るのは、さすがはマリオ先生、といったところです。」
マリオ「だろう?」
ユウカ「でも、お金の使い方は若干手荒ですよね?」
マリオ「うぐ、それを小突いてくるか…」
まあ、そんな会話をして、その日の仕事はなんとか徹夜回避できた。
To Be Continue…