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『BLACK cat school』〜スクールライフは恋と波乱!?〜
17時間目 譲れない想いをぶつけ
『あんたに勝って…俺は華さんに伝えるっす。だからここで…あんたに勝つっす!!』
『アモン……。』
『…悪いが俺もそう簡単には譲れない。お前と同じで…華さんのことが好きなんだ。』
『っ…。』
『簡単には負けてくれないんすね。』
『あぁ。』
バチバチ⚡️( ・᷄ὢ・᷅ )⚡️
数分後――。
『残りは大将戦です!2年A組アモン君対
3年A組ハウレス先輩です!』
『『はぁ、はぁ……っ。』』
(この想いだけは…譲れないんす。)
回想
『あ、アモンと同じクラスだ。』
『あ、そうっすね。』
『ふふ、1年間楽しくなりそうだなぁ…』
『っ…。』
その言葉が…どれだけ嬉しかったか。
俺が1番欲しいもの…貴方の心っす。
俺だけに…俺だけにその好意を向けてくれればいいのに。
『疲れたっす…。ん?』
部活終わり、教室に戻った時華さんが机で寝ていた。
『すぅ、すぅ…』
『…寝てるっす。』
『ん…。』
この寝顔も…全部俺に、俺だけに見せて欲しい。今すぐ――あなたが欲しい。
俺は顔にかかった華さんの髪をかきあげる。
『…俺の事、好きになればいいのに。』
ガシッ!
お互いに腕を掴み合う。
『っ、俺は、ここで…負ける訳にはいかないっす。強いハウレスさんに勝てなきゃ…意味ないんすよ! 』
『!!』
俺は高く身を乗り出しハウレスさんのハチマキを奪う。
シュル…っ!
『あ……!』
パンッ!パンッ!
『け、決着です!勝ったのは2年A組、アモン君です!』
『俺の、勝ち…っ。はぁ、はぁ…。』
『お疲れ様、アモン。』
『華、さん…。』
グラッ
『アモン!?』
倒れそうになったアモンを支える。
『珍しく本気出したんで…少し疲れたっす。』
『アモン…。かっこよかったよ。だから今は安心しておやすみ。』
アモンは荒く息を吐いて目を閉じた。
パタパタ…(੭ु˙꒳˙)੭ु
私はアモンに膝枕をしてうちわを仰いだ。
『……。』
『疲れちゃったみたいだね…お疲れ様。アモン。』
『寝顔もかっこいいなぁ…。あ、次クラス対抗リレーだ。華出るんだっけ?』
『うん。そろそろ準備しないと。じゃあミサキ、私の代わりに膝枕してあげて。』
『へぁ!?わ、わたしが!?無、無理無理!推しの膝枕なんて……。』
『えー?チャンスだと思うけどなぁ。』
『っ……わ、わかったよ。』
私は華の代わりに膝枕する。
『アモンのことよろしく!』
私はクラス対抗リレーの準備をする。
なっちゃん
709
みー
9
Codeレイ
46
『クラス対抗リレーはクラス代表が出ます。』
『私は3走者か。』
『あ、華さん!クラス代表なんですね!』
『フルーレ!うん!フルーレもなんだね。』
『はい、勝てるか分からないですけど頑張りたくて。』
『フルーレ…ふふ、うん。頑張ろうね。ちなみに何走者目?』
『アンカーです!』
『最後か…早い人と当たらないといいけど…』
『あ〜それは避けられませんね。』
『え?』
『だって、俺はそれを望んでアンカーになったんですから。』
『フルーレ……。』
1年B組クラス代表 フルーレ
『バスティン、アンカーはお前にかかってる。絶対1位になれよ。』
『あぁ。任せろ。』
1年C組クラス代表 ロノ、バスティン
『華が3走者か。ということは華からバトンを貰えるんだな。』
『クラス対抗なのにハナマルが出てる。』
『俺は担任だからだよ。』
2年A組クラス代表 ハナマル
※アモンは騎馬戦で疲労困憊の為強制休み
『ラトッち最後は任せたよ!』
『えぇ。任せてください。』
2年B組クラス代表 ラムリ、ラト
『ハウレスさんと戦えるなんて…俺、ラッキー!』
2年C組クラス代表 テディ
『脚の速さには自信があります。いつもサボり魔を追いかけてるので。』
『おや、お互い様ですね。』
2年D組クラス代表 ナック、ユーハン
『ふん……。』
2年E組クラス代表 シロ
『アンカーは俺だ。フェネス、頼りにしてるぞ。』
『うん。任せて。』
『ハウレスがアンカーなら俺が遅くても巻き返すだろ。』
『ボスキ💢』
3年A組クラス代表 ハウレス、フェネス、ボスキ
『ベレン、アンカー期待してますよ。』
『ふふ、任せて。』
3年B組代表 ベリアン、ベレン
『ミヤジ、バトン渡しよろしくね。 』
『あぁ。』
教師代表 ミヤジ、ルカス
『クラス対抗リレーは5つのレーンで走ります。尚、後半戦からは特別ルールが発動します。リレーで1位の組は500点追加されます。
2位は400点、3位は300点、4位は200点、5位は100点です。尚、ファンクラブの18人には100点追加されます。この後控える部活動対抗リレーも同様です。』
(つまりこれで1位を取れば……。)
(大幅なチャンスだ……!)
『……。』
(一気にこれで勝敗が決まる…でも。
みんなは言ってくれた。大事なのは私の気持ち。勝ち負けでもなく、点数の高い低いでもない。どんな結果になろうとも私の決めたことを尊重してくれるって。それなら、私は――。)
次回
18時間目 何より大切なのは