「おはよう、元貴。」
「おはよう、y/n。」
なんて事ない昔からの幼馴染
小学校から中学まで同じで
口裏合わせた訳でもないのに
何故か高校も同じの腐れ縁の友達
「伝えないの?気持ち。」
「まだわかんないもん……。」
「スーパー幼馴染の若井が助言してやろう」
「手紙で伝えるのもいいよ。」
「殴っていい?」
「ごめんなさい。」
隣で話すうるさい若井
彼も私と元貴の幼馴染
家も隣同士でずっと一緒だった人
「好きなの?炭酸」
「え?……あ、うん」
「でも、炭酸系y/n苦手じゃなかった?」
「そう……だけど、最近ハマってて」
「ふーん……」
言えるわけないでしょ
貴方が好きなものを飲みたいと思ってるなんて
言えるわけないでしょ
未だに無理して飲んでるなんて
全部、全部貴方が好きで
全部、全部貴方が好きなものを好きでいたいから
あまりにも拗らせ過ぎた私の片思い
気づいてないでしょ?
知らないでしょ?
「そういえばさ、今日は華はいるの?」
「……いるよ」
「じゃあさ今日y/nちにお邪魔していい?」
「俺ん家今日仕事で親どっちもいなくてさ」
「いいよ」
「じゃあきまりだね、帰ったらまた連絡する」
「……はーい」
わかってるんだよ
貴方が好きなのは私の姉ってこと
知っているの
この恋は叶わないって
どれだけ苦手な炭酸を飲んだって
少しでも可愛くなろうと化粧の練習したって
全部全部結局報われないの
「告白」とかけて
「炭酸」と解きます
その心は
「振らないで」
コメント
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え?、めっちゃ好きなんだけど、
え、めちゃめちゃ..好き!! 質問です!映画見に行きましたかー!!