ねぇ、この作品、どんな終わり方をすると思う…?、䖇隴 囔酈は、とてつもなく病んでいる中、救いは現れるのだろうか。この小説の隠し要素とは何なのか。そして、この小説のタイトルの「最後の雫」とは何なのか。詳しくは、後書きで説明しますので、是非 最後までご覧下さい!
人生は列車旅のようなものかもしれない。時には分岐点があり、時には途中下車をする事も可能。乗る間はお金はかかるが、乗っていて必ずしも楽しいと思える訳でもない。そして、いつの間にか終点が来ているものだ。行先を変えることにより、終点が短くなる事もある。乗る列車によって行先や、楽しさまで変わる。まぁ、列車とは違い、人生は何が起こるか分からないんですけどね。僕、䖇隴 囔酈は、あれから色々な人に慰めてもらい、少し落ち着いた。そして自分の部屋(仮)からも出られるようになった。そしてその部屋には沢山の雫達。急だが、僕はまだ治せていない病気がある。自律神経失調症や、統合失調症、乖離や眼精疲労もある。そんな他人が怖い自分が、なんと四度目の家出をした。歩いて行ったのは、数十キロも離れた港。僕は久しぶりに外へ出て、夜の海を唯見る。ひたすら歩いたので、少し疲れている。ちょっと黄昏れるくらい良いと思った。友人に連絡する。「着いたよ~」それは、港に着いたと言う事を伝えた訳ではない。休憩がてら、夜景を撮る。「良い風景だ。」このカメラはどうなるのだろうか。何故か鞄の中でスマホがピコピコと五月蝿い。しかし、僕は無視をする。少しこの話をするのが怖かったからである。僕の、皆を苦しませたくない気持ちの現れでもある。怖くて海を眺めながらしばらく立ち尽くす。すると、後ろからトントンと足音が近付いてくる。二三人程度だろうか。僕は察した。「あぁ、もぅ、終わりなんだな…」僕は落とされると思い込み、最後に誰かだけでも見ておこうと、触られる瞬前だと思ったタイミングで後ろを振り向いた。巡回中の警官だった。しかしそこでも僕は怖くて、後ろに一歩引いた。しかしそこに足場は無かった。そこは桟橋、すぐ後ろは2月の暗くて冷たい海。僕は慌てて戻ろうとするが遅かった。自分の背負っている鞄に足を取られ、真夜中の海に、最後の雫と共に落ちてしまった。遂に顔まで入ってしまい、苦しい中僕は思う。「本当にこれで良かったのだろうか…」しかし、時すでに遅し。意識が朦朧として、気が付いたら僕はもう、海の藻屑と化していた。
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