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第10話
春「実はかなり似てるんだ」
マ「誰にだ?」
春「俺の母親に…」
梵天のみんな「?!」
マ「それは本当か?」
春「 そうだ…」
その時俺は初めて顔を上げた
みんなただ真剣に聞いてた
変な顔をしてたり嘘だろ?って顔もしていない
ただ真剣さが伝わってくる
春「俺の家に仮面があるんだ」
「お前らが言ってたとくちょうに当てはまる仮面がな」
「狐の黒い仮面は相当珍しい」
「見間違えるはずがない」
「それに俺のお母さんはナイフの達人だ」
「凶器もナイフって…」
「俺のお母さんしか思い浮かばないんだ」
蘭「もしさ…”春千夜のお母さん”が犯人だったら、春ならどうする?」
春「俺はお母さんの言う通りにずっと歩いてきた」
「でもお前らと居て、自分の道って自分で作れるんだなって初めて知る事ができた」
「だから俺のお母さんが犯人だったら俺は容赦なく殺す」
「俺の人生の”恩人”を殺した人だからな」
竜「そっか」
「なら安心だね」
九「春の家に行ってその物の確認をしにいきたい」
「正直嫌な思いでもあるだろうし行きたくないのなら家を教えてくれればいいが」
「どうしたい?春」
春「俺も一緒に行くよ」
「協力するって言っただろ?」
蘭・竜「そう来なくっちゃ」
確「とりあえず準備して夜に行くのはどう?」
梵天のみんな「賛成!!」
春「よしッ今日の夜にみんな備えろッ!!」
梵天のみんな「おー」
〜夜〜
春「みんな準備できたか?」
蘭「全部確認したからバッチリ」
竜「俺もッ!!」
マ「俺も大丈夫そうだ」
確・九「俺たちも一緒に確認したから大丈夫だ!!」
春「よっしゃ行くぞ!!」
梵天のみんな「おーう」
とは言ったものの
俺はいまだにあの家がちょっと怖い
“親”この言葉が俺はいつもいつも怖い
親って子供を愛するって言うけど
人によって愛の形は違う
殴るのが愛、褒めるのが愛、叱るのが愛、監禁が愛
束縛が愛、言葉にするのが愛、尽くすのが愛、無理やり堕とすのが愛
俺多分この中の褒められたりする方の愛が欲しかったんだ
あんな殴ったり、叱られたり、自分の未来を決められるような愛じゃなくて
普通に褒めて、叱るような愛が欲しかったんだ
こんな事言っちゃいけないのかもしれないけど
俺親の事親として認識した事あったか?
そんな事を考えてる間に着いた
久しぶりに見た家だった
でも怖さもあったけどそれ以上に
俺はもう1人じゃないと言う安心感があった
蘭「もう入ろうよ」
九「ちょっと待てよ」
「今鍵頑張ってあけてるんだから」
確「春…」
春「どうしたの?」
確「もしさ…」
「本当に此処に俺らを殺した犯人がいるって分かったらどうすればいいの?」
春「もし本当にいたら俺はお前たち全員がどうしたいか聞くよ」
「これはお前らの事件だ」
「本当は俺が首を突っ込むのは良くない」
「自分で決めるんだ」
確「分かった」
一旦切らせていただきます
♡→15
またね👋