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“キキィー!”
ケヌキは急ブレーキをかけてUターンをした。
「あのアホ犬、なに考えてんだ?それにしても走り足が速いな。やっぱ犬か(笑)」
ケヌキはいく丸のあとを追いかけた。
「んっ?いく丸か?」
いく丸が道端に座り込んでいた。
「痛いじょ〜お腹が痛いじょ〜。」
「なんだ〜お腹が痛いのか?あっ、オマエが食べた餅だ。」
「オイラはよく噛んで食べたじょ!」
「アホ、あの餅はタヌキ御用達ポンポコ餅だから犬は無理だろ。」
「ケヌキ、薬をくれ!」
「あるわけねーだろ、早く乗れ。」
「びぇ〜ん、痛いじょ〜!」
車は犬エリアに向かった。