憂鬱な現実

最終話

青赤 赤愛され

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赤side

色んな種類のケーキがテーブルに並んでいる。

さとにぃの好きなモンブラン。るぅとが好きないちごのケーキ。など色々

橙）りいぬ、好きなの選んでええよ？

赤）俺余ったのでいいよ。

橙）だめや、りいぬ先選んで

選べなんて言われても、

今まで余ったの食べてたから自分が何のケーキが好きなのか忘れちゃったよ。

赤）俺これ食べる、！

黄）んぇ、僕も食べたい！

紫）ごめんねぇ、これ1個しかないの…

黄）僕も、りいぬの食べたいの、！

赤）でもっ、俺が先選んだ…

橙）りいぬお兄ちゃんやろ？

赤）っ、はい…

赤）ねぇ…

橙）ん？

赤）好きなの選んでも、怒らない…？

橙）もちろん、好きなの選んで

赤）これっ、がいい

橙）はい、どーぞ

真っ赤ないちごが乗っているケーキ。

もう、怒られないんだ。

橙）おいし？

赤）うんっ、！

橙side

久しぶりにりいぬの笑顔が見れたような気がする。

美味しそうにケーキを頬張る姿はまだまだ可愛い弟だなと実感する。

数分後、リビングの扉が開いた。

やってきたのはころちゃんとるぅちゃんだった。

りいぬの表情が曇っていく。

またるぅちゃんの我儘タイムが始まるかな…

黄）りいぬ…っ、

いつもとるぅちゃんの雰囲気が違った。

りいぬも驚いていた。

赤side

また自分の好きなものを取られるのかと思っていたら、違った。

雰囲気でわかる。

いつもと違う。

黄）ずっと、謝りたかったことｯ、があって、

俯いていまにも泣きそうな表情で話しているるぅと。

なんだろう、

黄side

いましかない。

また昔のように戻れるように仲良くなるために。

ちゃんと話さないと、謝らないと、

僕はりいぬと近くにいたじぇるにぃころにぃにも話した。

ただりいぬと一緒に居たかっただけ。

りいぬの時間を誰にも取られたくなかっただけ。

いっぱい我儘言ってごめんなさい。

りいぬや他の兄たちにたくさん迷惑かけてごめんなさい。

ずっとりいぬを苦しめてごめんなさい。

ちゃんと言えた、りいぬに。

言い終わったあと、りいぬを見ると泣いていた。

僕はびっくりして、りいぬに駆け寄った。

黄）りいぬっ、？！ぇ、ぁ、、大丈夫…？

赤）っ、ごめんっ、泣

俺も、、謝りたい…

あの時、酷いこと言ってごめんね…

黄）り、りいぬは悪くないよ、僕のせいでっ

赤）るぅちゃんのこと嫌いじゃないのっ、でもあんなこと言っちゃった…泣

黄）りいぬっ、好き…、！！

赤）んひゃっぅ、？！

桃side

ななにぃに変態と怒られ、リビングに戻ったら

なんかるぅととりいぬが抱き合って泣いていた。

どういうこと…？

青）あ、さとにぃ

さっきはごめん、怒っちゃって

桃）いや、俺が悪いから…

で、どういう状況…？

2人から話を聞き、るぅととりいぬは仲直りしたそうだ。

また昔のように距離が近くなり、るぅとはずっとりいぬにひっつき。

離れてーとりいぬは言っているが、

なんだか嬉しそうな表情。

気のせいかもしれないがころんの顔が曇っている

俺もこの流れで仲良くなれたり出来るかな、

橙）あのっ、、

突然じぇるがりいぬに話しかけた。

橙）あの時、りいぬのこと怒ったり酷いことしてごめんな…

桃）ぁ、俺も、！

そのっ、ごめんな…

りいぬは思い出しちゃったみたいで、泣きそうな表情に変わった。

橙）でも、！もう一生酷いことせえへん。

だからまた前みたいに仲良くしたい…な。

桃）りいぬのこと大好きだから、、

青）もうお兄ちゃんたち怒ってないって、

それに…

再びころんの鋭い視線が向き、息が詰まりかける

青）りいぬくんに酷いことしたら僕が許さないからね？

黄）僕も許しません、ボコボコにします、！

強い弟が味方なら、もう安心するたろうか、

りいぬの表情は変わって、くすっと笑っている。

赤）ころちゃん、るぅちゃんありがと、笑

もう大丈夫だって、思いたい…。

けどやっぱりまだ怖いからっ、ちょっと時間が欲しい…です。

俺も無愛想に接してごめんなさい、

さとにぃ、

桃）はい、？！

赤）また一緒に寝てくれる、？

桃）もちろん毎日寝よう

赤）毎日はちょっと…。

じぇるにぃ、

橙）俺も毎日寝れるよ

赤）ちがっ、くないけど…また一緒にアニメ見ようね

橙）もちろんやでー！！

紫）いやぁ、みんな仲良しに戻ってお兄ちゃん嬉しいよぉ…泣

赤）ちゃんとななにぃにもいっぱい甘えに行くからね…？

紫）…うちの弟可愛すぎる。

絶対家以外のところで言っちゃ駄目だよその台詞

赤）う、うん？

みんなとまた仲良しに戻れて嬉しい。

なんだか、明日が楽しみになったな。

早速寝ようと自分の部屋に向かった時誰かに袖を引っ張られた。

赤）んぇ、？

青）りいぬっ、くん

赤）どしたの、？

青）っ、僕のこと好きだよね…？

赤）好きだよ…？

青）それは兄弟として、？

赤）っえ、？！

青）っ、、ねぇ、

顔が真っ赤になるのが自分でも分かる。

でも俺と同じくらいころちゃんも真っ赤になっている。

駄目、だって兄弟だし、

それにころちゃんなんかと釣り合わない…

青）釣り合わないとか、兄弟だから、っていう理由は置いといて、好き？嫌い？

エスパーかな、

あー、もうどうにでもなれ！！

赤）好きだよ、！！

ころちゃんのことが好きなの、！！

青）恋愛として…？

赤）うん！ぁ、

い、言っちゃったぁ、、？！

青）へへっ、やったぁ、泣

赤）へっ、泣いて…？！

青）僕ずっとずっとりいぬくんのこと好きだったの

でも、りいぬくん可愛いし、僕のこと避けてた時あったからさ…

赤）それはっ、その…

その時兄弟のこと信用出来なくて、みんな嫌い。

って思い込んで行動してた時期だ。

それに、ころちゃんと俺が一緒にいたら学校で悪い噂流れるし。

青）じゃあ、、僕と付き合ってください！

赤）は、はい…お願いします、！

青）りいぬくん大好きー！！

紫）いやぁ、あの2人は両片思いだとずっと思ってたのよ。

お祝いしなきゃだねー！

桃）いや、絶対隠すだろ…

るぅとが知ったら発狂しそう…笑

紫）りいぬくんのこと大好きだもんねぇ、

まぁ俺も大好きだけど

今日の朝はいつもと違った。

俺の気持ちを表しているかのように朝日は輝いている。

いい日になりそうだ。

青）りいぬくんおはよー！

赤）んぇ、ころちゃん？！

青）んふっ、今日もかわいいね

ちゅっ、

赤）んぅ、？！

朝からっ、？！！

青）恋人なんだから

赤）それ、学校で絶対しないでね、

青）フラグ？

赤）フラグじゃない、！

紫）ころちゃんりいぬくんおはよー！

黄）りいぬおはよぉ！！

赤）ななにぃるぅちゃんおはよー！

桃）お、起きてる

赤）ちゃんと起きるもん

橙）偉いなぁ、

赤）んへへっ、

青）はーい、るぅとくん離れて

黄）んぇ、なんでですか、！

青）ふふっ、りいぬくんは僕の恋人だからね！

桃）…

紫）言っちゃった…笑

橙）え、？

黄）は？

赤）ばかぁ、！！！！

憂鬱な現実。