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「おはよう、ゆき」

「・・・」

ん?

「ゆき~起きてるのか?」

お腹すいたのか

ああ~だりぃ

今日、ゆきの発情期が終わったから仕事だ

仕事なんか無くなっちまえ

俺はゆきさえいればいいだけ

「はぁ~」

よし、ゆきは朝ごはん待ってるだろう

「ゆき~ゆき~」

リビングにきたが、ゆきがいる気配はなかった

「隠れてるのか」

「おーい」

「・・・」

ま、まさか

出ていった?

「どうしてだ、あんなに優しくした」

「それなのに、、、」

まだ、出ていったとは決まってないだろ?

トイレには

ガチャ

いない

布団の中にもいない

全て探し回って最後に見つけたのが1枚の手紙だった

手紙を読む「玲央さんへ、1週間ありがとうございました!

玲央さんとお別れは少しさびしいけど、発情期が終わったのでここを出ていきます。お世話になりました。さようなら、玲央さん

ゆきより」と書かれていた

さようならの文字が涙で滲んでる

その文字をなぞり、大切に置いた

これは俺が貰っていいものじゃない

お別れが早すぎる

ゆきがなんと言おうと絶対に、取り戻す

ゆきの心は、俺に無いかもしれないだが、権力、金、全てを使って俺しか頼らせなくする

戻ってこい、ゆき

はぁ~

美味しいものいっぱい食べさせてあげたい

あの笑顔をもう一度見たい

初めて会った驚いた顔も、、、

どうして、こんなにも思っているのに、お前は離れてしまうんだ?

そんなことばかり考えてしまう

とりあえず、久しぶりに会社で仕事をしたものの、考えることはゆきのことばかり

はぁ~とため息をつく

ため息をついたあと、コンコンコンと音がなった

なんだ、こんな時に

不貞腐れたような声で「どうぞ」と言った

「しゃちょ~」と甲高い声をした女性社長秘書が俺の元へくる

なんだ、お前かとため息をつく

今日、何回ため息ついたのだろう

俺の顔を伺いながら「しゃちょ~元気ないですね~」

「どうされたんですか?」

「お前には関係ない、仕事しろ」

「じゃなきゃ増やすぞ」

「えぇ~しゃちょ~もしかして~恋人さんに振られたんですか~」

ギクッ

何故それを

「お、お前なんで知ってんだ!」と机に手を置き立ち上がって聞く

「もしかして、お前か!」

「ゆきを追いやったのは!」

そう言うと、「何言ってんですかぁ~」と言ってくる

「嘘つけ!お前がゆきに悪いことを吹きかけたんだろ!」と秘書に言いながら秘書の元へ行き、片手で首を持ち上げ首を閉める

「社長苦しいですぅ~~」

「お前が!お前さえ居なければ」

「ギブですギブ」と言いながら俺の腕を叩いてくる

うるさい!お前がゆきを、、、ゆきを、、、

「社長~死んじゃいますぅ~」

その言葉を聞いて我に返った

そして、手を離し自分の手を見た

俺は、なんてことを、、、

「ゴホッゴホッ、しゃ、社長やめてくださいよ~」

「すまない、大丈夫か?」

「だ、大丈夫です」

「そ、それより、めちゃくちゃ怖かったですよぉ~」

「そんなに大切な方なんですね」

「あぁ~」

少し、聞きづらそうに言う「ど、どうして出ていってしまったんですか?」

「知らん」

「知らないって、社長が悪いんじゃないんですか?」

「ああ?」

「こ、怖いですよ」

そして、「私はそのゆきさん?と関係ないですからね!私は逃げます!」と走って行ってしまった

俺は自分の席に付き、ネクタイを直しながら考える、

俺が、悪いのか?と

教えてくれ、もう一度俺の元へ帰ってきてくれ、頼む



____________________________________

次回から家を出ていったゆき編です

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