・過去の配信アーカイブやボイスが追えていないので口調迷子
・解釈違いを感じた場合はこの小説を閉じてもらって構いません
・誤字、脱字がある場合は見つけ次第コメ欄より指摘して頂くと即座に修正致します
・物語の展開など少し変だと思いますので暖かい目で見守り下さい
・🏢が病みまくってます
以上を理解した方は
Let’s go↓
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
最近、わたくしでは無い”何か”が、わたくしの存在を否定する。
わたくしの中に居る、負の感情。ネガティブの原因、もう1人のわたくし。
────お前が皆に迷惑を掛けてる。
────皆お前に気を遣ってるだけ。
────暴力、力なんて人間として有り得ない。
─────それでも1つの会社の長か?
─────皆、お前を邪魔だと思ってる。
違う、皆さんは優しいから、きっとそんなこと思ってない。
───口に出さないだけ、本当は心の奥底で思ってる
違う、嘘だ。ただの被害妄想だろ。
….本当、に?
ただの被害妄想?もし迷惑掛けてたら?邪魔だと思われてたら?….無理だ、
わたくしの心が耐えられる訳が無い。
「社長?なんか今日体調悪いですか?」
そう話しかけてきたのは、同じろふまおというユニットを組んでいる剣持刀也。
翡翠色の目をした、可愛い男子高校生だ
「え~、まじで?社長大丈夫なんか?」
同じくろふまおのメンバー、不破さんが心配してくれる。
「社長も体調不良とかなるんだ….」
この失礼なのは甲斐田さん、こちらもろふまおのメンバーだ。
というか、早く体調不良を否定しないと。
「ッ…いいえ、少し考え事をしていただけですので、お気になさらず。」
、少し不自然だったろうか。
不可解だと、思われなかっただろうか。
「…….少しお手洗いに。」
その場が耐えきれなくなって、わたくしは口実を作り逃げ出した。
いつまでも、逃げるままじゃ駄目なのに。
_____甲斐田視点
やっぱり、社長の様子がおかしい。
体調不良か?と尋ねた時も、お手洗いに行くと言った時も。
「….社長、やっぱなんかおかしいですよね」
もちさんが僕らに話しかけてくる。
「それ、甲斐田も思いました!」
「俺もちょっと….無理してる感はあったかな、」
皆思っていた事らしい、自分だけでは無いと安心した。
「見に行った方が良かったりするかな」
「いや….アリやと思う、ああ見えて社長無理しやすい説あるからな。」
───社長視点
とりあえずトイレの個室に入ったものの、どうするか…..
なんて考えていると都合が良いのか、良くないのか、唐突に吐き気が襲ってきた。
喉の奥が気持ち悪い。早く出してしまいたい。
「…..ッお”ぇ….っ、はッ…..、お”ぇ….ぉ…ッ、」
音を立てて落ちる嘔吐物、食事はしていないので出ているのはほとんど胃液だけ。
口の中になんとも言えない気持ち悪さが残る。買った水を持ってこなかったことを後悔する。
そこで思い出したのは収録だ、わたくし1人のせいで収録を止めるなんてわたくしが許さない。
壁に片手を着くようにして廊下を歩く。視界がぼやけてよく見えない。
キーン、と耳鳴りがする。
耐えられなくなってその場に膝から崩れ落ちてしまった。
荒くなっていく息、生理的な涙で目が滲む。
「はッ、ヒュッ…..カヒュッ、ヒッヒッ、ヒュッ」
……息が、出来ない。
──ガチャッ
「社長ッ!?えっ…..あ、え….」
甲斐田さんだ。かなり時間が経ってもわたくしが帰ってこないから心配になったのだろう。
甲斐田さんはこんなわたくしを見て、どう思うだろうか。
みっともない?可哀想?驚き?心配?
……もう、何も考えたくないな。
最後の力で甲斐田さんの目を一瞬見つめ、わたくしは意識を手放した。
────甲斐田視点
心配になって探そうと扉を開けた時、探そうとしていた物は少し歩いた先にあった。
そこには生理的な涙なのだろう、涙を流し、過呼吸になっている加賀美ハヤトの姿。
嫌な考えが脳裏を過ぎる。
どうすればいいかと考えているうちに社長は何かがぷつり、と切れたように倒れ込んだ。
社長の一瞬の視線は何だか冷たいような気がした
……えっと、
加賀美ハヤトもそこそこに筋肉が付いているだろうし、持ち上げられるだろうか。
そんなことを考えている場合じゃない、挑戦してみるか…..
「ふッ….んんっ、!?」
その身体は思ったよりも軽く、簡単に持ち上げられた。
「もちさん達に教えないと….、!」
僕は走った
──ガチャッ
「もちさんッ!アニキッ!!」
「どうし….、っては?」
「社長ッ!?」
「社長…、そこで倒れてて、どうすればいいんですかね…、!?」
「とりあえずソファーに寝かせて、ここクーラー効いてて結構寒いから上着とか被せよう」
「分かりました、上着….は、甲斐田の着物が良さそうですかね?」
「そうだな….うん、悪いけど甲斐田くんの着物で」
「了解です!!」
「もちさん、俺は何すれば?」
「えっと….一応水とか袋….社長の近くに置いておいて下さい、僕はスタッフさんに報告してきます」
「おけぃ、持ってきます」
もちさん、最年少なのに凄いな…..これが先輩、か….
────社長視点
また、悪い夢を見る
《加賀美ハヤトの居る意味ってなんだ?》
《ろふまおにお前は必要ない》
《MCもろくに出来ないくせに》
《お前が皆の価値を下げてる》
辞めろ、もういい。
わたくしはわたくしの好きを追求しているだけだ、
歌も、リスナーさんとの会話も、全てわたくしの好き
わたくしの好きを否定するな
───パチッ
「ッ….んん、…..」
「あッ!社長!もちさん!!社長起きた!!!」
「ちょッ…..アニキ….声大きいって….」
「社長、気分どうです?」
これ、は…..一体どういう状況…..
「…….あの、これはどういう状況で….、?収録は….?」
「社長倒れてたんだよ?収録は中止」
….あ、
わたくしのせいだ
「はぁ…..ッ、ひッ、….ヒュッ、カヒュッ、ハヒュッ….ヒッ、ヒッ、カヒュッ」
「社長ッ!?」
「社長、落ち着いて、ゆっくり深呼吸や」
「はッ、ヒュッ、ふ、ヒュッ、わ….さ、カヒュッ、ハヒュッ、」
「吸って…..吐いて、」
「ふぅ…..ヒュッ、カヒュッ、はぁ….ッ、すぅ…..、ハヒュッ、はぁ…..っ、」
「うん、上手…..もうちょい、吸って、吐いて、吸って…..吐いて….」
「すぅ….カヒュッ、はぁ….ヒュッ、すぅ…..、はぁ……ッ、…ふぅ….」
「うん、よく出来たな、偉いぞ…..」
そう言って不破さんはゆっくりとわたくしの頭を撫でてくる。
その手が暖かくて心地よい。
「大丈夫、….大丈夫やで….」
「はぁ…..、はぁ…..ふわさん….、ごめん、なさ….」
「謝らんといて、社長はなんも悪ないから….」
なんて優しい人なんだろう、……眩しいな
「社長さ、最近無理してるでしょ」
「え、…そんなことは、」
「あるでしょ?無理したから倒れたんでしょ、」
「…..そう、ですね…」
「….まぁ、説教は社長が元気になってからにしてあげますよ」
「ぁ…ありがと、うございます、?」
「ほんと、感謝して下さい」
《無理したら困んの僕らって事分かってないのかな、ほんと周り見えてないよね》
…….違う、剣持さんの声だけど剣持さんじゃない
剣持さんはこんなこと言わない
《ライブとかでも連携取られへんし、少しは考えろよ》
やめろ、その声で喋るな
《もう甲斐田達3人で良くないですか?笑》
….ッ、なんで、違う筈なのに、どうしてこんなに
辛いのか、苦しいのか、逃げ出したいのか、怖いのか、
《運営はなんでろふまおにこの人入れたんだろ》
《smc組ぐらいしか居場所無かったんでしょ》
「…..ッ、!!」
そんなに悪いことなのか、?
わたくしの好きを追求し続けるのは….そんなに、
「…….とりあえず、今日はもう帰りましょうか」
「そうやな~、社長にはしっかり休んでもらわなアカンし!」
「….あはは、…そう、ですね、」
とにかく今は平然を装わなければ、
「…..もう帰りますね、それでは…、」
「しっかり休んでね、社長」
「……勿論です」
────加賀美家
帰って来れた。 、
…….明日は、どうしようか
…….明日も、生きてるのかな
……..明日こそ、
………今日で、終わりにしても…..いいんじゃないか?
もう十分頑張っただろ、沢山の人と交流して、歌って、話して、
わたくしは携帯を取りだし運営に連絡をした。
『突然すいません、今日を持ってライバーを辞めさせて頂きたく連絡させて頂きました
私個人で考えた結果、これ以上活動するのは厳しいと判断しました。
理由としては収録時に度々体調不良になること、やりたいことが無くなった為です
ご理解、ご判断宜しくお願い致します。』
……これで、終わり
最後に全て壊してしまおうか。
ろふまおの台本も破いて、配信機材も壊して、思い出の品も、全て
次は視聴者さん達との関係を壊そう
Twitterを開きツイートする。Xにはまだ慣れていない、Twitterと言ってしまう。
『皆さんの過ごせた時間、とても楽しかったです』
わたくしは今、屋上に居る
風に髪が靡く、冷たい夜風が体に障る。
ここで1歩踏み出せば人生は終わる。
…..はは、運営さんから凄い通知来てる…..
そりゃそうですね、………..
それでは、
『【ご報告】
にじさんじに所属されている加賀美ハヤトさんが亡くなったことをご報告致します。
自宅の屋上から飛び降り自殺したものと見られます。』
────B�DEND��#*────???
わたくしにとっての
────HappyEND────
コメント
9件
展開がうますぎるッッッ めっちゃいい、、、ほんまに最高やわ にじさんじ、ちょこっとだけ見た!!Qの切り抜き、?あと歌!声が良きでしたわ👍