「…鷹巣。俺から離れるなよ。」
婦女暴行犯である森田を、
ノックアウトした木片が飛んできた方に顔を向ける。
するとそこには、謎めいた空気をまとう少女と少年の姿があった。
「あはっ!ヘンタイの森田くん、いっぱつで気絶しちゃったね!」
「僕、小さい頃に少年野球を習っていたから、投球には少し自信があるんだ。」
栗色の髪色をした少女が笑顔を咲かせ、
すらりとした体系の少年が髪をかきあげる。
敵ではないようだが彼等もれっきとした犯罪者。
累は気を緩めずに、奇妙なコンビを真っすぐ見据えた。
(こいつら…何者なんだ?)
「はじめましてだね、少年銀行強盗。思わず割り込んじゃったけど、僕のヘルプいらなかった?」
「知ってんだ、俺のこと…。」
「うん、キミは有名人だからね。」
柔らかな声音と甘い微笑。
そんな少年の腕にまとわりつく少女が、
大きな目を見開いた。
「少年銀行強盗*****
******************
*******************
*****
************************
***************
*****************
****************
コメント
2件