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#夢主
そら
255
みゅう

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「愛してる」
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その言葉が医務室に落ちる。
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静かだった。
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あまりにも静かで。
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〇〇は数秒、何も言えなかった。
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頭が追いつかない。
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目覚めたばかりだ。
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体は重い。
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全身が痛い。
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それなのに。
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目の前のリヴァイは今まで見たことがない顔をしていた。
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真剣で。
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苦しそうで。
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そしてどこか不安そうで。
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そんな顔をさせていることに気付いて。
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〇〇はゆっくり口を開いた。
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「……班長」
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リヴァイが瞬きをする。
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「班長は無事?」
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数秒。
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そして。
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リヴァイは思わず鼻で笑った。
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「は?」
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「だって……」
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「俺の告白を無視して目ぇ覚まして最初に聞くことがそれか」
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呆れたような声。
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でも。
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少しだけ安心したようにも見えた。
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「生きてる」
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その言葉に。
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〇〇はほっと息を吐いた。
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胸の奥にあった重石が消える。
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「よかったぁ……」
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心底安堵した声。
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そのまま少し動こうとして。
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「いたっ」
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激痛。
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肋骨。
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忘れていた。
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「動くな馬鹿」
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即座に肩を押さえられる。
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「だって痛いんだもん……」
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「当たり前だ」
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「すっごく痛かった」
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〇〇は少しだけ笑った。
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「巨人より木の方が硬かった」
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「笑えねぇ」
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リヴァイの眉間に皺が寄る。
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だが。
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その目の奥に。
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ほんの少しだけ安堵が見えた。
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いつもの〇〇だ。
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目を覚まして。
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馬鹿なことを言って。
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笑っている。
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生きている。
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その事実が。
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どれほど救いだったか。
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リヴァイ自身が一番分かっていた。
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しばらく沈黙が続く。
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〇〇はゆっくり呼吸を整えた。
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そして。
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真っ直ぐリヴァイを見る。
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「……ごめんね」
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「何がだ」
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「いろいろ混乱してる」
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正直な言葉だった。
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頭の中がぐちゃぐちゃだ。
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死にかけたこと。
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目覚めたこと。
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そして。
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リヴァイの告白。
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全部が一度に押し寄せている。
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「少し時間が欲しい」
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リヴァイは何も言わない。
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ただ聞いている。
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「だから」
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〇〇は少しだけ笑った。
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「少し落ち着いてから」
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「ちゃんと私の気持ちを伝えさせて」
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医務室が静かになる。
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リヴァイはしばらく黙っていた。
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そして。
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「……分かった」
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短い返事。
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けれど。
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その声は驚くほど優しかった。
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焦らせない。
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答えを強要しない。
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それがリヴァイらしかった。
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〇〇 は少し安心する。
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そして。
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どうしても伝えたいことを口にした。
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「でもね」
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「?」
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「嬉しかった」
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リヴァイの瞳が揺れる。
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「……は?」
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「だって」
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〇〇は少し照れながら笑った。
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「好きって言われて嬉しくない女の子なんてあんまりいないと思う」
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今度はリヴァイが固まった。
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珍しく言葉を失う。
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その反応が少し可笑しくて。
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〇〇はくすっと笑う。
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「それと」
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視線を落とす。
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繋がれたままの手。
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温かい。
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ずっと握っていてくれたのだろう。
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何日も。
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一人で。
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「看病してくれてありがとう」
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静かな声。
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「目を開けた時」
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「リヴァイがいてくれて安心した」
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その言葉は。
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どんな褒め言葉よりも。
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どんな勲章よりも。
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リヴァイの胸を強く打った。
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彼は目を伏せる。
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少しだけ。
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耳が赤い。
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「……そうか」
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それしか言えない。
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だが。
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胸の中には確かな熱があった。
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返事はまだない。
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恋人にもなっていない。
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けれど。
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拒絶もされなかった。
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それどころか。
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嬉しかったと言ってくれた。
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安心したと言ってくれた。
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それだけで十分だった。
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今は。
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十分だった。
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〇〇 はゆっくり目を閉じる。
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まだ疲れている。
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薬も効いている。
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意識が少しずつ沈んでいく。
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その直前。
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そっと呟いた。
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「リヴァイ」
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「なんだ」
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「起きたらまたいてね」
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リヴァイは一瞬固まった。
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そして。
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今までで一番優しい声で答える。
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「……ああ」
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大きな手が。
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〇〇 の髪をそっと撫でた。
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「どこにも行かねぇ」
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その言葉を最後に。
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〇〇は安心したように眠りへ落ちていった。
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その手を握ったまま。