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助けて欲しい
だれでもいいから
私はいつも思っていたことを言った。
「助けて」
って。
「は?」
一気に冷めた声色になったみんな。
こわ、いっ!
「どこがだ?」
鶴蝶が震えながら尋ねた。
「直すから……っ!」
「歪……歪なんだ……っ」
この歪さに気づかないみんなが怖いんだ。
「どこがだよ?俺たち仲良くてお前は優しくて……っ」
ココは取り繕ったように笑顔を浮かべた。
「仲がいい?え……?」
これのどこが?
私が繕い続けただけじゃん。
どこかで糸が切れるのはわかっていた。
今だったんだね。
「私の首を絞めてナイフで手首を切って銃で足を打って、縄でしばりつけたでしょ、精神的にも、肉体的にも。」
「おい」
蘭の低い声に涙が出た。
「その顔、綺麗だなぁ……しょうがねぇじゃん。お前のせいで俺たちは恋に狂ったんだからさぁ♡」
何それ
結局私が悪いの?
もうまた傷が増えていくのは嫌だ。
私は、この人格に別れを告げた。