テラーノベル
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らうめめ
ラウ→「」
目黒→『』
ラウールside
あれから2時間、二人とも飲んでいたからタクシー捕まえて家に帰って一緒にお風呂入って寝る準備は万端。なんだけど、今日はなんとめめの方からお誘いがあったから乗らない手はないだろうと二つ返事で了承。今からplay のお時間です。やばい久々過ぎてどんなコマンド出すか迷うなぁ。めめが何まで許容してくれるのかにもよるし
「っし、じゃあ、始めよっか」
『ん、なんでも、ラウールの好きなようにしてよ』
「え、いいの?」
少し緊張したような面持ちでコクリと頷く彼は普段とはまた違う可愛さがある。ふふ、と笑いを溢してから彼の頭を撫でるとちょっと吃驚したみたいに肩をはねさせた。こういうがっつり play って久しぶりだし緊張してるみたいだからとりあえず軽いやつから。セーフワードもいつものやつでいこうと決めてから向き合うと恥ずかしいのか少し目を逸らされた
「めめ、Look」
伏せられていた長い睫が動いて形のいい少し切れ長な目が俺の目を捕らえる。薄暗い部屋の中で見える硝子玉のような瞳に吸い込まれそうだった
「…Kiss」
『ん、』
国宝級とも言われている顔をこんな至近距離で見られるのは彼氏である俺の特権。二つ以上のことを平行してできないのはコマンドに対しても一緒らしくて最初に出したコマンドに逆らうように瞳が閉じられてそのまま彼の顔が近づいてくる。目見ろって言った後になんのコマンド出しても目逸らしちゃうんだよなぁ
口付けながらさりげなく服の中に手を入れると手首を掴まれた。なんだろうと考えると嫌がっているんじゃないかという結論に1秒くらいで辿り着いた。今日はそういう気分じゃなかったのかもしれないな、と思いその手に倣って服の中に入れていた手を外へ出すと唇が離れた
『…っん、…ごめ、あの…』
「めめ悪くないんだから謝んないでよ笑、今日気分じゃなかった?」
『んやそうじゃなくて、』
そういう雰囲気になって止められたのは初めてで何故止められたのかぶっちゃけよくわからない。シたくなかったわけでもないみたいだし。どういうこと?とよくわかっていない表情を彼に向けて言おうとしていた言葉の先を促す
『あー…っと、申し上げにくいんですけど、腰、痛くて、笑』
あー……昨日かぁ…
『…ごめん、黙ってて』
「…いや、それは俺が悪いわ、ごめん」
昨日…も、シたんですよ実は。んでまあちょっと…ちょっとね?ちょーっとだけ、盛り上がっちゃって。そのせいで腰が痛いらしい、マッサージもちゃんとしたのにあんま効果無かったみない。仕方ないよね、めめが可愛いのが悪いし俺もめめもまだまだ若いから始まったらそう簡単には終われないってもんよ。とは言えどこれはどうしたものか、俺の入れないかつ全然腰に負担かからない体外式の開発でもしてみよっかな
『でもラウールシたいっしょ、俺が最初ちょっと我慢すれば』
「いや、俺今一個思い付いた」
『何を?』
「普通のセックス以外でしたいこと」
『…うん、?』
「やってみてもいい?どんなことなのかっていう説明はするからさ」
『…?いい、けど…』
これから新しい快楽の扉を開いてしまうことを、彼はまだ知らない
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目黒side
腰が痛いと言ってしまったばかりにこんな感じになってしまった。ヤる雰囲気だったのに遮ってしまったから手か口で抜いてあげようかと思ったらどうやらしたいことがあるらしい。聞いてみよう
『…何すんの?』
「えーっとねぇ…」
要約すると外側から色々俺の身体に刺激を与えてそれから快楽へ繋げるらしい。ほんとにできんのかよそんなこと
『ふーん…』
「どう?ネットで見てやってみたいって思ってたんだけど、ダメかなぁ…」
そんな顔されて断れるわけないだろ
『んや、いいよ』
「えっ!」
『でもこれ以上身体痛くなるのは嫌だからね』
「もちろん!とびきり優しくしますよ」
嬉しそうな顔、なんでこんなことで喜んでんだよこの変態
『んでどうすんの?てか俺はどうしたらいいの?』
「先ずは俺の膝の上来てもらって…」
『どっち向き?』
「顔見たいけど見てたら出来ないからなぁ…ん”ー…」
『おっけ同じ方向に向いとけばいいんね』
「あぁ…うん、」
よくわかんねえところで悩んでたけど話が進まなさそうだったからバッサリ切り捨てさせて貰った。何をするのか全然詳しく聞いていないがなんか始まるみたいだ
「よし、じゃあこっからは俺にぜーんぶ任せて!めめはリラックスして俺の膝の上でへにょへにょしといてくれたらいいから」
どういうこと?俺どうなるんだよ
コメント
2件
どうしましょう、先に上げられてたお話読んでからだと余計楽しみでしかないんですが笑 負担掛からない系のplayだと◯イキか、それとも…