テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
目黒side
膝の上でへにょへにょしとけばいい、とかいうわけのわからない指示を出されて困惑中。ほんとに俺はどうすりゃいいわけ?へにょへにょってなんだよ。と思っていたらぎゅっと後ろから抱き締められた。…暖かい
『…こういう感じなの?』
「ん?んーわかんない笑」
『わかんないのにやってんの?笑』
「うん笑 全部直感!」
『マジかよ…』
ずっとこんな調子でやってて気持ちよくなんてなれるんだろうか。なれる見込みは全く無いけれどやってみるだけ価値はあるだろう、彼がやりたいって持ってきたくらいだし
「ちょっと手入れるね」
『ん、』
ちゃんと声をかけてくれる彼に安心してきて身体の力が少しずつ抜けていく。それと同時に彼に預ける体重も増加していって重くないか心配だけど大丈夫そうな顔をしているから大丈夫なんだと思う
「まずはねぇ、こうかなぁ」
『…擽ったい』
自分よりも少しだけ大きな手で腹を撫でられる。でも感じるのは体温と少しの擽ったさだけ。その後も暫く腹を撫でられて、時々飽きたときに擽られたりして二人でケラケラ笑っていた。それなのに、”その感覚”は彼の一言から始まってしまった
「めめぇ」
『ん?何…ちょ、そこ擽ったいからやめて笑笑』
「あ、ごめん笑」
『いーよ、んで?』
「あ、えっとね」
明らかに、狙っていた。突然耳元で彼の声が聞こえてきたから
「いつもって、この辺まで入ってるの?」
『…え、』
一ヶ月前の、一週間前の、そして昨日の記憶がビックリ箱を開けてしまったときのように次から次へとポンポン飛び出してくる。あのときは、どんな体位でどういう犯され方をしたのか。何処にキスされて、何処まで入っていたのか
「ね、教えて?」
『ぁ…と、ここ、、?』
「ここかぁ、」
指し示した俺の手の上に彼の手が包み込むように触れてくる。その仕草が優しくて、もどかしくて。もっと触ってほしい。俺の手の甲越しじゃなくて、腹に直接。今は彼に触れていたいというよりは、触れられたい
『…ラウール、手、どけていい?』
「ダメ、一緒にめめの気持ちいとこ探そ?」
くそ、自分で触るよりラウールに触られた方が絶対感じられるのに。これも全部”焦らし”の一部なんだろうか。何であろうと物足りないのは確かだから、彼がこの行為を再開してくれるのを大人しく待つ
「ここまで入れられて、どんなこと言われたの?」
待って何この羞恥プレイ、絶対言いたくないんだけど。いっそのこと覚えていないことにしてしまえばいいのだろうか
『…え、そんなの覚えてな』
「Say」
ダメじゃん、嘘吐いたの余裕でバレてる。嘘ついたらダメじゃないか、と言わんばかりの視線とコマンドに逆らうことはできず渋々話し始める
『…えっと…痛く、ないかって、聞かれたのと…』
「あとは?まだあったっけ」
全部覚えている自分も、俺が言いたくないのに言わされてるとこを見てニヤニヤしている彼もなんだか嫌で。なのに勝手に口は開いてあの時彼が言った言葉をどんどん並べていく
『…結腸手前まで、直ぐはいっちゃったねって、』
「そうだったねぇ、ちゃんと覚えてるじゃん笑」
言った言葉を肯定されると昨日の記憶がどんどん細かく蘇ってくる。結腸手前まで入れられた、あの感覚。きゅうっと奥の方が締まる感覚がして、彼のものが最奥まで届くのを待っている感覚。やばい、なんか考えてたら変な気分に…
「じゃあ、その後は何て言われて、何処触られた?」
『…ぇ、そ、の後はぁ…お腹撫でられて』
「こんな風にね」
昨日とほぼ同じ手つきで腹を撫でられる、それだけで何故か反応してしまって少し腰が反った。あれ、なんで俺こんなことでちょっと気持ちよくなってんの?みんなこんなもんなのか、俺が感じやすいだけなのかわかんないけどなんか変
「で、次は?」
『っ…ッ頬、に、手添えられて、ぇ…キスされて…』
「そうそう、キスってどんなのだったっけ」
『深いやつ…』
やばい、入ってないのに、入っていないはずなのに入ってるみたいな感覚がする。あの温度も圧迫感も何もないのに、ずっと甘く優しく突かれているときみたいな小さい快楽の波が満ち干きを繰り返す
『っはぁ、っ…なん、か、気持ちぃ…』
「んは、気持ちいい?」
『…ん、』
そう答えた直後、彼の指がいつも入っているくらいのところをトントンと叩いた。そうすると全く意識していなかったのに突然電流が流れるような衝撃が身体に走って、ずっと抑えていた甘い声が漏れ出る。その快感に耐えきることが出来なくて気付けば彼の服の腕辺りを握りしめていた
______________________________________
ラウールside
『っふ…ぅ、ぁ、やめて、これやば、ぁ…』
想像していたより効果が出てしまって俺の目の前の国宝はもうぐずぐず。あーあ、ちょっと泣いちゃった。まあ今やめろと言われてやめるやつなんてそうそう居ないだろう、俺だってやめる気ないし
「やめないよ?」
『は、ぁ、?なんで…』
「可愛いから笑」
くすくすと笑って彼の目元を彩る水滴を優しく指で拭って、また最初の位置に手は戻す
「ほんと感じやすいよね」
『ッうるさい、ちがっ、違うから…』
「何が違うの?」
もうろくに頭も回ってないし指先で軽く叩くだけで短い痙攣を繰り返す。そろそろいいかなぁ、なんて思って最後のコマンドを出すと期待通りの反応をしてくれた
「蓮、Cum」
『ひっ、?!ぅあ”、』
ビクンと大きく身体を震わせて達した彼の身体が寄りかかってきた
『…っはぁ、ラウ、ラウール…』
「あは、かわいー♡ good boyめめ」
『…っさっきの、は、ずるいでしょ…』
「さっきのって?」
『…名前』
「こないだ名前で呼んだとき嬉しがってたから好きかなと思って、嫌だった?」
『嫌なわけないじゃん、なんなら…ね、』
「普段から蓮って呼ぼうか?」
『んやそれは、照れるから…』
「照れるの?笑 蓮可愛いねぇ」
『やめろ笑』
その後襲いたい気持ちをぐっと堪えて堪えて堪えまくった末に、結局襲った
コメント
2件
無事天に召されましたありがとうございます(昇天 ていうかラウちゃん結局手ぇ出したんかーい笑 いやでもめめのイキ顔見て美味しく頂かない選択肢なんてあるわけないですよね←