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「夢、か…」
今日もまた同じ日が始まる。
私は友達もいて勉強も人並にできる。
父はいないが、特に虐待をされている訳でもない。
大体の事が人並みなのだ。
ただ私は普通の人よりも感受性(?)が低いらしい。
だけどこれでも最善を尽くした。
恋人を作ってみたり、
ルールを破ってみたり、
普通の人がしたらドキドキしたり、
幸せを感じる事をしても
私が幸せを感じることはなかった。
だから人の話に合わせて愛想笑いをするだけの毎日がつまらなかった。
全てがつまらなくて面倒くさいと思った。
気分転換に屋上で弁当を食べようと思った。
その時 ゆりに出会った。
そこには自殺しようとしているゆりがいた。
…………
「!!!!」
この子だ。この子といれば。幸せになれる、
お互いびっくりして言葉が出なかった。
あ、、、、
「まっ、待って!!!!」
「あなた、名前は?!」
「ゆり。」
「ゆりちゃんって言うんだ!!可愛い名前だね!!」
「…ありがとう、」
「ところでゆりちゃんは、なんでそんな所にいるの、?」
……
「あ、そ、そうだよね、!言いにくいよね、、」
「虐待されてるの。」
「そ、そうなんだね、家に帰りたくないから飛び降りちゃうの、?」
「まぁ、そんな感じかな、、」
「そっか、、、」
「ならさう、うちにきなよ!」
「うちには、おやいないし、今日初めて話したから私の家にいるってきっとばれないよ!!」
……
「ほんとに、?…ありがとう、、」
それから私たちは家に行って色んなことを話した。
学校のこと。家族のこと。
それからだんだん私とゆりは仲良くなって
朝まで話して、遊んでいた。
だけど次の日学校に行くと、私とゆりが一緒に登校したせいでゆりは警察に保護をされた。
ゆりの方の親はひどく心配しているようで
話を沢山聞いた私から見ても
とても虐待されているとは思えなかった。
そのあとゆりはどこに行っていたのかを聞かれ家へ1度返されたようだった。
そのあと昼になりまた屋上にいるとゆりがいた。
そのときのゆりはすごく落ち込んでいた。
「ゆ、ゆり?大丈夫、?」
(;_;)
「…もう、限界なんだ、昨日は本当にありがとう、死んでも、私に優しくしてくれたこと、絶対に忘れないからね…」
「や、やだよ、、( ; ; )またなんかされたの?」
「うん、、( ; ; )沢山悪口言われたり、暴力振るわれたりされた、笑やっぱりあの時死んどけば良かったのかな…?(;ᴗ;)」
「ちがう!!そんなことないよ、ゆりはわるくない、」
「ゆりは、どうしたい、?私はゆりの親を許せない!!」
「、しんでほしい、、」
「だよね。私と一緒に!!殺そう、?」
「え、、だめ、だよ、私のために犯罪者になるなんて、、」
「……私ね。ゆりとであうまで、幸せを感じたこと無かった。」
え、?
「ほんとだよ?笑ドキドキもワクワクもない毎日が続いてどこまで行っても普通で。人生がつまらなかったんだ。」
「だけど、ゆりと出会ってかわった。あぁ、私いま幸せだなぁ、って思えるようになったんだ。」
「だから、、私はゆりのためならなんでもできるよ。命だって惜しくない!(笑)それに2人だったら怖くない! でしょ?笑」
「うん、、うれしい、、そうだね(笑)」
2人なら怖くない!だね(笑)
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花火大会の日。
花火の音で悲鳴がかすれる。
私たちは。
ゆりの親を殺した。
後悔はしていない。
「ねぇゆり。やっと解放されたね。」
「うん、、ありがとう、、」
「よかったね。だけど、、警察に捕まるのも時間の問題だね(笑)」
「そうだね、笑」
ねぇ。一緒に死なない?
!!
「ハモったね(笑)」
「そうだね(笑)ゆりも同じ気持ちで嬉しい(笑)」
いこっか。
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2人なら。
怖くない!!!
「で、でも、いちお、怖くなる前にはやくいこう…??」
「そうだね笑」
え?
ばんッッッッッ
「騙してごめんね。だけど私のためだと思ってゆるしてね。」
花火の音とパトカーの音が鳴り響く。
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次の日
「私の名前はゆり。可愛い子、モテる子、優しい子、を色んな手段を使って騙して殺している。理由は初恋の人のため。ライバルをなくすため。そして私を選んでもらうため。だから今日もまた。親がいなくてそのせいでいじめられている可哀想な子を演じる。すこしでも。すこしだけでも。あの子の関心を引くために。」