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𝐓𝐰𝐢𝐬𝐭𝐞𝐝𝐰𝐨𝐧𝐝𝐞𝐫𝐥𝐚𝐧𝐝
異世界から現れたとってもとってもかわいい女の子
もっとこっちむいてよ、笑ってよ、手をとってよ
―お手をどうぞ、かんとくせー
・.。*・.。*attention!!・.。*・.。*
この物語は愛され、個人の解釈を含む夢小説となっております!!
苦手な人は回れ右へGO!
原作に近ずけるように頑張っていますが、物語の都合上、所々変更する場合がございます。
第1話 ようこそ―へ
暖かい日差しが差し込む4月、今私は高校の入学式の真っ只中。友達と同じ高校に入学することが出来て、喜びを感じている
―はずだったのだが
友達との帰り道、何故か突然黒い真っ黒なものに襲われた。
確信はないが、いいなきが聞こえたので馬で間違いないだろう。
とゆーか馬って放し飼いするもんだっけ??怪我したらどうするんだよ、危ないなぁ
心の中で本音を言いながら、ため息をはくと何やら外から声が聞こえてきた。
「こいつにするんだゾ!!」
「(…?)」
ガシャン!と音がしたと思うと、目の前から真っ暗な暗闇の中に灯りが入ってくる。その眩しさに目を擦る。
すると目に入って来たのは、棺だった。
それを、見て私は硬直する。
…え、何どゆこと?もしかして私死んじゃった??
しかし体がある時点で死んでいるとは言い難い。
辺りを見渡すとその周りにも、棺、棺、棺。
真ん中には大きな鏡があり、その上には怪しげな火を灯すシャンデリアが。
そのシャンデリアが灯す火は今にも消えてしまいそうで見ているだけで消えてしまわないか心細くなる。
……どこだよ、ここ
「おい、お前!!」
戸惑っていると声がした。
しかし、周りを見渡しているが人の気配はない。
気のせいか、と知らんぷりをしていたらなにかに服を引っ張られた。
「?」
引っ張られた方を向くとそこには二本足で立つ、猫がいた。
「ここなんだゾ!無視するな!」
「ね、猫が喋ってる……!?」
驚きが隠せず、思わず思ったことを口に出すと「俺様は猫じゃねぇ!!グリム様なんだゾ!!!」とキレられてしまった。
ええ?とその生物をじっくり見ると耳の中が燃えていて確かに、猫では無さそうだ。
するとその柔らかそうな肉球を私に向け、
「その服を渡すんだゾ!!」
と言ってきた。
服?と、疑問に思い自分の体を見ると濃い紫色の生地に金の刺繍が入っていて見るからに高級そうなマント(?)を身に纏っていた。
「うわっ、何この服」
変なの、と内心思う
「どうしても渡さないって言うのなら、力ずく奪ってやるんだゾ!」
するとグリム、と名乗った生き物は口から炎を、私に向け出した。
「え、?ちょ、火事になっちゃうよ!!」
「そんなのどうでもいいんだゾ!!!」
ぶなぁ〜〜ッ!!と火を吹くグリム。
え、なんで猫が火吹いてんの???
やばいと感じた私は一目散に駆け出していた。
重たいドアを開け、そこに続く廊下をダッシュで走る。
しかしグリムは追い掛けて来ていた。
「なんでこっち来るの!?」
そして動かす足を早くするが、やはりグリムは動物なのですぐに追い付かれてしまった。
一体、どのくらい走っただろう。
体力の限界を感じ、小走りでまた他の部屋に入るとそこは行き止まりで、他に逃げ場はなかった。
私のことを追い詰めたというようにじりじりと近づいてくるグリム。
そしてこんなピンチの状態なのに、私はスンッとした顔をしていた。
そんなグリムの笑みを、浮かべる口の隙間からチラチラと見える青い炎。
私を燃やす気なのであろう。
でもそんなことしたら君が欲しがってたこの服燃えちゃうけど、いいの???と、呑気な事を考えている暇は無いらしい。
ぶなぁ〜〜っとグリムが火を出そうとした瞬間、グリムの手足が紐で縛られた。
「「!?」」
「おやおやここに居たんですねぇ」
声がする方を見ると向かい側からコツコツと靴を鳴らして近ずいて来る、長身の男がいた。
黒い変な仮面に、変なマント、腰に纏っているもの全てが変に思われる
「全く、自力で扉(ゲート)から出てきてしまうなんて前代未聞です。」
ため息混じりに呟く男
そして縄の中で暴れるグリムをチラりと見るとまたもやため息をついた。
「貴方!使い魔は手懐けて居ないと学園に入らせてはいけませんよ!!」
「え、?いや―」
「もう入学式は始まっています。ではさっそく向かいましょう」
「入学式??」
「ええ、我らナイトイレブン・カレッジの入学式ですよ」
そう男は何処か自慢げに話した
どこの学校なんだそこは、と心で呟く
少なくとも、自分が入学した高校ではないであろう。だって入学式はもう終わったのだから
「あの―…ここはどこなんですか?」
恐る恐る、自分が今まで発したかった言葉を吐き出す
すると男は首を傾げた
「おや、まだ意識がはっきりとして居ないのでしょうねぇ。まあ、空間転移魔法ではよくあることです。」
「(魔法……?)」
まって、さっきこの人魔法って言った??
すると男は咳払いをした
「いいでしょう。私がご説明致します」
すると男は仮面の奥で光る眼を細め
「私、優しいので!!」
と高らかに言った
男の話によると、ここは
ナイトレイブン・カレッジという世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ、魔法士の卵が集まるこの世界きっての名門魔法士養成学校、なんだとか
「はあ……」
「貴方も闇の鏡によって魔法の資質を認められここに来たのです。貴方の所にも扉(ゲート)を載せた黒い馬車が迎えに来たはず。」
そんなこんな話していたら見覚えのある大きな扉の前へ着いた
「おっと、着きましたねでは中へどうぞ」
ぺこりと軽く頭を下げ、中に入ると前にいた時よりシャンデリアは明るく、中の様子がよくわかる明るさだった。
しかし、変わったことが一つ
そこには自分と同じ格好をした集団が大勢いた
みんないっせいにこっちを向くものだから少し怖気付いてしまった。
私はあまり好んで人前に出るタイプでは無いので、正直ここから逃げ出したかった
私に視線が集まる中、学園長の後ろをそそくさと歩く
「学園長遅かったな!腹でも痛めたのかと思ったぜ!!」
白いターバンを頭に付けたの少年が話しかける
どうやらこの人は学園長らしいやっべぇ失礼な事してたらどうしよ(無自覚)
違います!と半ば叫びながら言う学園長
「この子が勝手に一人で扉(ゲート)から出てきてしまったので探しに行っていたのですよ」
と腕を組む学園長
「学園長もう新入生の寮分けは終わりました。」
赤髪の整った顔立ちをした少年がまたもや学園長に話しかける
「予定から20分が過ぎている」
ギロリと私を睨む少年。整った顔立ちをしているのに、睨まれるとは思わなかった
どうやら時間を気にしているらしい
なんかすんませんと心の中で謝ると学園長も頷いた
「ローズハート君の言う通りです。さ、君は闇の鏡へ」
闇の鏡?、と聞くまでもなかった真ん中に大きな鏡があったからだ
すげー綺麗な鏡だな〜と見つめていたらそこから顔が浮かび上がった
びっくりした〜やめろよ心臓止まったらどうするんだよ(止まりません)
『汝の名を答えよ』
心の中で本音をぶちまけていると闇の鏡とか言う人が喋ったこれフード取った方がいいですか?誰か助けて(急募SOS)
「……如月 七夏です」
この物語は異世界から現れた少女とヴィランズ達の物語である
果たして七夏は元の世界に帰ることはできるのか
これにて、開幕